王子の長~い一夜/暴雨鮫の妖しい一夜   作:昆布さん

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今回はベルVSネロアさんです。
そういえばこないだ古本屋で漫画版メルブラを見つけて衝動買いしちゃったんですが、モーションの参考としてあれ見て文字起こししたり台詞の字とか確認したりできて便利でした


標的2 蛇は胴長の動物に弱い

「これはこれは、その記章、ボンゴレ独立暗殺部隊、ヴァリアーの物だろう?」

「?知ってんの?っつーか何おまえ。あ、待った待った。さっき逃げてきた割烹着が言ってたっけ」

ククク。と喉を鳴らして笑う黒髪長髪の男。アカシャの蛇、または転生無限者ことミハイル・ロア・バルダムヨォンだ。

「確か・・・ネロア・・・だっけ?あんま強そうじゃねーし、チェンジで」

「ネロじゃねーよ!チェンジとか言うな!」

涙目になって叫ぶロア。

「他のやつが俺を知らないってのはいい、うん、しょうがない、納得しよう、ああ、しょうがないな。うん。突っ込むのも疲れたし。でもあいつから聞いてるのに名前間違えるって展開だけはねえだろ!ここは伝え聞いた俺の恐ろしさを感じ取ってビビるシーンだろーが!」

「いや、だって、なあ?これなら明らかに復讐者の方がこええっつーの。」

それに。とベルはおもむろにナイフを構える。

「今からバラされんのにすごさを知ってもらうこともねえだろ?しししっ」

言うが早いかベルのナイフがロアに襲い掛かる。

ガキン!と。雷撃が迸りナイフを弾く。

「まあ、それもそうか。というかおまえただ粋がってるだけのガキにしか見えねえぜ」

「カチンと来たぜ・・・ズタズタのぐっさぐさの、針千本のサボテンにしてやるよ!」

続けてめったやたらに投擲されるナイフ。

一部分はロアの雷撃によって弾かれ、残りは空を切って飛んでいく。

「おいおいどーした?次はこっちから行かせてもらうが・・・耐えてくれよ?」

次にロアが仕掛け、雷撃の矢がベルを襲う。難なくそれらを躱したベルの唇がニヤリと三日月のようにつり上がり、リングから飛び出した小さな動物が慌てて顔を背けたロアの髪をかすめて後ろへ飛んでいく。続けて弾丸のように飛んできて、そいつはベルの肩に乗った。

嵐ミンク(ヴィゾーネ・テンペスタ)

「可愛らしいペットだな・・・だが!」

ぎゅん。と一気に距離を詰めるロア。続けざま裏拳からの反対の正拳、突き上げるような蹴りとベルを追い込む。

「全部紙一重で躱す、か・・・としてもこれにゃ勝てねえぜ!」

思い切り溜めての回し蹴り!ベルはそれを左腕一本で流すように受け止める。続いてナイフを握った手でフックを放ち、それがロアの鼻っ面をかすめた。

「うぉっ!」

「黙れっつーの!」

振り抜いた手を戻す勢いで逆手に握ったナイフを右腕に突き立てる。

「ぐあっ!」

「で、あっち行けよな」

ガツンと蹴りつけてロアを吹っ飛ばす。そしてその先に向けて飛んでいくのはミンク。

「燃えちまえよ、紅蓮の炎(フィアンマ・スカルラッタ)!」

「ぐぁあああぁぁっ!」

燃えさかる炎に焼かれてもだえるロア。しかしそのままの勢いで今度は雷撃ごと突っ込んでくる。

「っと、あっぶね~」

難なく躱したベルは続けてもう二三本ナイフを突き立てると炎によって分解されるロアを放って置いてさっさと歩き出した。

「さ~いこいこ。なんだったんだろーなー、ネロア弱すぎじゃね?」

身も蓋もない男であった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

「しししっ。俺が負けるわけ無いじゃん、だって俺王子だもん」




ハイ今回はこれでおしまい!次回はスクの過去語りです。それでは
ちゃおちゃおー。
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