ハイスクールD×D~ボンゴレの息子が悪魔に!?~   作:村雨刹那

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第9話

神父を掴んでいた手を離し、アーシアを後ろに下がらせる

「あ、あの、ツナトさん・・・」

アーシアが心配そうに俺を見ている。

「心配しないで、アーシア。俺は負けないから」

それを見て神父が嬉しそうに口笛を吹く。

「え?え?マジ?マジ?俺と戦うの?死んじゃうよ?苦しんで死んじゃうよ?楽に殺すつもりなんて俺様にはないかね?さてさて、どれくらい肉が細切れになるか世界記録に挑戦しましょうかね!」

 

「・・・そんなの関係ない、ただアーシアが傷つくのは見たくないだけだ」

「悪魔とシスターの許されざる恋が本当に始まるわけ?ハハハ、何それ?すげぇ気持ちわりぃんだけど!」

 

そう言って、神父が飛び出してくる。その時、床が青白く光りだした。

「何事さ?」

神父が疑問を口に出す。青い光は魔法陣に変化する。

光のなかから現れたのは俺の見知った人たち。

「沢田くん助けにきたよ」

「あらあら、これは大変ですわね」

「・・・神父」

木場君、朱乃さん、小猫ちゃん

俺の仲間が現れた。

 

 

 

 

 

 

「ひゃっほう!悪魔の団体さんに一撃目」

神父が構わず斬りこんでいく。

 

ガキン!

 

だが、神父の一撃をツナトが手の甲で防ぐ。

「おい、おまえの相手は俺だ」

「一度ならずニ度も邪魔してんじゃねぇぇぇぇぇよ!クソ悪魔が!」

神父は剣を離し、もう一度振りかぶる

 

ガキン!

 

「沢田君、悪いけど君にはこんなところでやられてもらう訳にはいかないんだ!」

神父の一撃を今度は木場が防いだ。

「まってよ、木場君。あいつは俺が・・・」

「駄目だよ、怪我をしてる君を戦わせるわけにはいかない」

「おーおー!悪魔のくせに仲間意識バリバリですか?いいねぇ熱いねぇ。萌えちゃうねぇ!何かい?君が攻めで彼は受けとか?そういう感じなの?」

「・・・・・・・下品な口だ。とても神父とは思えない。いや、だからこそ、『はぐれ悪魔祓い』をやってるわけか」

「アイアイ!下品でございますよ!サーセンね!だって、はぐれちゃったもん!ていうか、俺的に快楽悪魔狩りさえ気が向いたときにできれば満足満足大満足なんだよ、これがな!」

木場君は穏やかな顔をしているが眼光は相手に捉えている。

「一番厄介なタイプだね、君は悪魔を狩ることだけが生き甲斐・・・・僕たちにとって一番の有害だ」

「はぁぁぁ!?悪魔さまにいわれたかないのよぉぉ?俺だって精一杯一生懸命今日を生きえてるの!糞虫みてぇな連中にどうこう言われる筋合いはねぇさんす!」

 

「悪魔だってルールはあります」

朱乃さんは微笑みながら敵意と戦意が満ちた目してる

「いいよ、その熱視線。お姉さん最高。俺を殺そうって想いが伝わってくる。これは恋?違うね俺は思うよ。これは殺意!最高!これ最高!殺意を向けられるのたまんないね!」

「なら、消し飛ぶがいいわ」

 

スッと俺の横に現われたのはリアス部長だった

「ツナト、ごめんなさいね。まさか依頼主のもとに『はぐれ悪魔祓い」の者が訪れるなんて計算外だったの」

謝る部長は俺の姿を見るなり目を細める。

「・・・ツナト、怪我をしたの?」

「え?ああ、大丈夫ですよこれくらい」

正直にいえば、痛いけどこれくらいならまだ平気だ。

だが、部長は冷淡な表情を神父に向けた。

「私の下僕をかわいがってくれたみたいね?」

部長、もしかして切れてる?

「はいはい。かわいがってあげましたよぉ。本当は全身くまなくザクザク斬りこむ予定でござんしたがどうにもじゃまがはいりまして、それは幻になりましたぁ」

 

ボン!

 

神父の後方、リビングの家具が消し飛んだ。

前に見た部長の魔力の弾だ。

「私は私の下僕を傷つける輩を絶対に許さないことにしてるの、特にあなたのような下品極まりない者に自分の所有物を傷つけられることは本当に我慢できないわ」

空気さえ凍えるような迫力だ。

ていうか、俺、いつ所有物なったんだろ?

「部長、この家に堕天使らしき者たちが複数近づいていますわ。このままでは、こちらが不利になります」

何かを感じたのか、朱乃さんがそう言う。

朱乃さんの言っていることが確かならヤバいな。

「………朱乃、ツナトを回収しだい帰還するわ。ジャンプの用意を」

「はい」

部長がそう命令すると朱乃さんは何かを詠唱しだした。

「部長!アーシアを、あの子も一緒に!」

俺は部長にアーシアのことをお願いしてみる。

「無理よ。魔方陣を移動できるのは悪魔だけ。しかもこの魔法陣は私の眷属しかジャンプできないわ」

そ、そんな・・・

「アーシア・・・」

「ツナトさん。また、また会いましょう」

ダメだよ、いま、キミを置いて行ったらどうなるかわからない。

「アーシア!」

次の瞬間、朱乃さんの詠唱が終わり、床の魔法損が再び青く光り出す。

「逃がすかって!」

神父が斬りこんでくるが小猫ちゃんが大きなソファーを軽がる持って投げつける。

それを神父が剣でなぎ払う頃、俺たちは部室へ転移していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は何もできなかった。

 

 

なにがアーシアが傷つくのは見たくないだ。

ただ逃げ出しただけじゃないか!!

 

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