ハイスクールD×D~ボンゴレの息子が悪魔に!?~ 作:村雨刹那
「あ~・・・おっぱい揉みて~・・・」
項垂れるように呟くこの青年の名は「兵藤一誠」
「・・・いきなりなに言ってんの!?」
いきなりの友達のセリフに驚く主人公「沢田綱人」通称「ツナト」
「兵藤一誠君に同意!」
丸刈りで若干猿顔の青年は「松田」
「言うな・・・虚しくなるだけだ・・・」
片手で眼鏡をくいっと持ち上げ冷静に話す青年は「元浜」
「ツナト、松田、元浜・・・どうして俺達はこの学校に入学した?」
一誠が誰に問うでもなく呟くように言う。
「我が私立駒王学園は女子校から共学になって間もない・・・よって、圧倒的に女子が多く・・・海外からの美人留学生も多数!そのため・・・男子は希少!つまり!黙っていてもモテモテなわけだ!それ即ちハーレム!」
「その通り!おっぱい溢れるリア充ライフ!」
「・・・の筈が彼女一人できないまま二年目の春を迎えちまった・・・・」
「・・・・・・俺は家が駒王学園に近いからなんだけど・・・あっあれ」
「どうした同志沢田よ!」
「・・・同士じゃないよ松田君・・・えーとあそこ見て」
ツナトは運動部が使うランニングコースを見た。
「「「ん?」」」
「木場く~ん、この後どうするの?」
「ねえ、一緒にカラオケに行かない?良いでしょ?」
駒王学園の制服を着た可愛い女子生徒三人組が木場と呼ばれる男子生徒に話し掛ける。
「ごめん、これから部活なんだ。」
「え~残念。」
「せっかく誘ってくれたのに本当にごめんね!また今度誘ってよ」
「「「はあ~/////格好良い~////」」」
あんなベターな会話を交わすだけで女子生徒のハートを射ぬいてしまう。
「2年C組木場祐斗・・・・全女子生徒憧れの対象にして・・・」
「我々全男子生徒の敵!」
元浜の言葉に繋がるように松田が言う
「くっそー!ちょっと顔が良くて頭も良くて性格が良いくらいで入れ食いしやがってー!!」
「・・・完璧だと思うけど」
「言うな・・・虚しくなる・・・」
元浜が悲しそうに眼鏡を直す。
「あ~世の中不公平だよな~」
一誠が項垂れていると
「お!そろそろ時間~♪」
松田が何か荷物を持って芝生を出ようとする。
「どこにいくのですか?松田君?」
ツナトが問いを掛ける。
「・・・・・・・・むふぅ」
松田がまるでこの世のものでないかのようないやらしい笑みを浮かべる
「「「?」」」
場所は変わって体育館裏?
「村山の胸ちょーでけえ~!」
松田が興奮しながら言う
「80 70 81」
元浜が眼鏡で分析?する。
「片瀬!良い脚してんな~」
「78 65 79」
「体育の時間、偶然見つけちまってさ~」
そう・・・この男は体育館に通じる女子更衣室に穴が空いていたのを見つけ時間を見計らって覗きをしていたのだった。
「コ~ラ!俺にも見せろ!」
松田のみっともなく出た尻を掴み引き出そうと試みる一誠。
「不味いよ!?早く逃げようよ!?」
ツナトは超直感で危険を察知していた
「なに言ってんだツナト!!覗けるときに覗かないでそれでも男か!!!」
一誠が声を荒げた。もちろんでかい声で
「えっ?」
「何今の声!?誰かいる?」
「「「やべっ」」」
「のわあ!?」
ドサッ
覗いていた松田と元浜はいきなり突っ込んでいた体を抜き逃走を図る。
一誠はツナトを押し倒し逃げ出した。ツナトは一誠に押されて転んでいた
「いってて・・・ったくなんだよ」
「あら・・・大丈夫かしら?」
怒気を含んだ声を出す女子剣道部員、その手には竹刀を持っている
「え?まじで?ちょ・・・うわあぁぁぁぁぁ!!」
「いってて・・・ひどい目にあった・・・」
「災難だったな沢田」
「くそーおっぱい見損ねた!!」
「兵藤君、俺見てもないのにぼこぼこにされたんだけど・・・」
「だからどうした。俺に被害はない」
兵藤君、なにげにひどいよね
それにしても誰かの視線を感じるな
「・・・・・・あ」
上をみると窓からこちらを見つめる紅髪の美女がいた
「旧校舎に人がいたんだなあ・・・」
「いいなあ・・・あの真っ赤な髪・・・」
ニヤける兵藤君はそれはもうだらしなかった
「リアス・グレモリー。99 58 90。3年オカルト研究部部長。出身は北欧という噂だ。」
元浜君がリアスさんについて解説する。
「今の子・・・」
紅髪の美女がチェスの駒を手に持ちながら口を開く
「はい?・・・」
「茶髪の子よ・・・」
「2年B組の・・・確か沢田とかいう・・・あの男の子が何か?」
「・・・・いえ、勘違いだと思うけど・・・ね・・・チェックメイト!」
あれから兵藤くん達と別れ晩御飯の材料を買って帰る途中だ
このあたりは建物でも建てるのか工事現場が多く見られる
ふと前をみていると
リアスさんがいた
リアスさんはなにか考え事をしているのか目を瞑って立ち止まっている。
元浜君の話ではリアスさんは駒王学園の二大お姉さまの一人らしい
たしかに凛とした表情を晒し出すほど綺麗な人だ
こんな人は今まで見た事が無いというほどであった
そう思っていたらリアスさんの上に大きな影のようなものが見えた
なにか変だと思い上を見上げたら
鉄骨が傾きリアスさんに落ちようとしている
というか落ちかけてる!!
声をかけるか
いや、ダメだ間に合わない!!
そう思った俺は死ぬ気で走った!!
リアスさんとの距離は100メートル
50
25
10
5
1
俺はリアスさんを押しのけた
間に合った
リアスさんは驚いてる
いきなり押されたら誰だって驚くよね
あー近くで見ると一段と綺麗に見えるな
そう思っていたら体に重い衝撃が乗っかった
「----!!!」
なにか聞こえる
多分リアスさんだろう
目をあけるとリアスさんの顔が近くにあった
「あなた、大丈夫!!!しっかりしなさい!!!」
はははは、無理ですよ
それよりも
「リアス、さん、だいじょうぶ、ですか、けが、して、ませんか?」
「ええ、平気よあなたのおかげでね、だから頑張りなさい!!!」
つらそうな顔でこちらを見ているそんな顔しないでくださいよ
「どうして、あたしを助けたの?助けなければあなたは助かったのよ?」
どうして?
そんなの決まってるじゃないですかリアスさん
「助け、られるのに、助け、なかったら、死んでも、死にきれないよ」
父さん、母さん、ごめん親不孝者で
私の目の前に血だらけで倒れてる子がいる
私を助けるために死んだ子だ
この子にはやりたいことがあるはずだ、したいことだってある
なのにこの子は私を助けるために私を庇った。
「死んでも死にきれない、か」
この子が最後に残した言葉
面白いわ
私を助けなければ生きられたに助けた。
だから
私はポケットからチェスの駒を取り出す
「助けてもらったから今度は私が助けてあげる」