ハイスクールD×D~ボンゴレの息子が悪魔に!?~ 作:村雨刹那
「や、どうも。君が沢田綱人君で間違いないかな?」
「あっうん。そうだよ」
目の前には薄く笑みを浮かばせたイケメンの青年、木場祐斗君がいた。
「
廊下、各所から黄色い歓声が沸いている。やっぱりモテるんだね。
「リアス・グレモリー先輩の使いで来たんだ」
「リアスさんの?えっと俺はどうしたらいいの?」
「僕についてきてほしい・・・」
「うん。わかった」
木場君の後に続きながら向かった先は校舎の裏手
旧校舎と呼ばれる、現在使用されていない建物があった。
外見は普通に古い感じがするけど雰囲気がなんだか違う気がする・・・
「ここに部長がいるんだよ」
「部長?リアスさんはなにか部活でもしてるの?」
「今からそこに行くところだからもう少し待ってくれるかい」
「う、うん」
二階建ての木造校舎を二階まで進みさらに奧にまで歩く。
そしてオカルト研究部のプレートが見えた。
・・・リアスさんはオカルト部だったのか
「部長、連れてきました」
木場君が確認をとると
「ええ、入ってちょうだい」
リアスさんの声が聞こえてきた。
「なに・・・これ?」
部室の中は、よくわからない文字が書かれていたり、
教室の真ん中に変な円陣があった。
ん?ソファーに誰か・・・小柄な少女がいた。
「こちら、沢田綱人君」
「えっと、よろしく」
俺が頭を下げると、向こうも頭を下げてきた。
無表情だけどとてもいい子そうだ。
シャアァァァァ……
ん…?シャワーの音?
気になってそちらに眼を向けるとシャワーカーテンがあった。
キュッ…
「部長。これを」
カーテンの向こうにだれかいる?
「ありがとう。朱乃」
どうやら一人はリアスさん、もう一人はわからないな。
そこでカーテンが開く。そこにいたのは制服を着込んだリアスさんの姿。濡れているままの髪がなんとも艶っぽい
「ごめんなさい。昨夜ツナトの家にお泊まりして、シャワーを浴びてなかったから、今汗を流していたの」
「あらあら はじめまして、姫島朱乃と申します。お見知りおきを」
「えっと、はじめまして沢田綱人です。ツナトって呼んでください!」
朱乃さんって二大お姉さまの一人だったけ?
「これで全員揃ったわね。沢田綱人君!」
「は、はい」
「私たち、オカルト研究部はあなたを歓迎するわ」
「え、ああ、はい」
「悪魔としてね」
今朝も言ってたけど悪魔ってなんのこと?
「粗茶です」
「ありがとうございます」
ソファーに座る俺に朱乃さんがお茶を淹れてくれた。
「おいしいです」
「あらあら。ありがとうございます」
うふふ、とうれしそうに笑う朱乃さん
「朱乃、あなたもこっちに座ってちょうだい」
「はい、部長」
全員の視線が俺に集まる。なんだか恥ずかしいな
そんな事を思ってるとリアスさんが口を開いた。
「単刀直入に言うわ。私たちは悪魔なの」
というと、リアスさんたちの背中からバサッと翼が出てきた。
それに答えるかのように俺との背中からも翼が出てきた。
何これーーー!!
「信じられないって顔をしているわね。」
「そりゃあそうですよ、いきなこんなこと言われても頭が追いつかないですよ」
「それじゃあ、なぜあなたは私を庇って生きているの?」
「それは・・・わかりません。」
「あなたは一度死んでるの、そしてあなたを転生させたの悪魔として」
やっぱり俺、死んだんだ。
「じゃあ、俺も悪魔って事ですか」
「ええ、あなたを勝手に悪魔に変えた事は悪いと思ってるわ。私を助けなければ人間として生きられたのに」
リアスさんはそう言うと悲しそうな顔をした。
「そ、そんな事ないですよ!!リアスさんが生き返らせてくれなかったら俺、死んでましたし。それにリアスさんを助けた事に後悔なんて何もないですよ!!俺はあの時、リアスさんを助けたかっただけなんです」
「あなたは・・・それでいいの」
上目づかいをしながら聞いてくる。その顔、反則でしょ
「いいんです。それで・・・それにリアスさんのおかげでおれはこうして此処に居るんですから」
「ありがとう、ツナト!」
リアスさんはとても素敵な笑顔で俺に感謝の言葉をかけた。
俺はその顔に見惚れていた。