ハイスクールD×D~ボンゴレの息子が悪魔に!?~ 作:村雨刹那
「私達悪魔は堕天使と太古の昔から争っているわ。冥界ーーー人間で言うところの『地獄』の覇権を巡ってね。地獄は悪魔と堕天使の領土で二分化しているの。悪魔は人間と契約して代価をもらい、力を蓄える。堕天使は人間を操りながら悪魔を滅ぼそうとする。ここに神の命を受けて悪魔と堕天使を問答無用で倒しに来る天使も含めると三すくみ。それを大昔から続けているのよ」
俺はいま、リアスさんに悪魔とだ天使についての説明を受けている。
「つまり、悪魔は堕天使と敵対してるってことですか」
「ええそうよ」
「でも、俺戦えないんですけど・・・」
「大丈夫よあなたには神器(セイクリッド・ギア)が宿っているから」
リアスさんはクスリと笑い自信ありげに俺を見つめる
「神器ってなんですか」
俺がそう聞くと木場君が答えてくれた。
「神器とは特定の人間の身に宿る規格外の力だよ。 例えば歴史に名前を残した人物とかが神器所有者だと言われているんだ。 その神器の力で歴史に名前を残したんだ」
「現在でも身体に神器を宿した人々はいるのよ。世界的に活躍している方々がいらっしゃるでしょう? あの方々の多くも身体に神器を有しているのですよ」
木場君に続けて朱乃さんも説明してくれた。
「大半は人間社会規模でしか機能しない弱いものよ、でも中には私たち悪魔や堕天使の存在を脅かすほどの力を持った神器があるのよ。ツナト、手を上にかざしてちょうだい」
「はっはい」
「目を閉じて、あなたが一番強いと感じるものを想像してみて」
「い、一番強い存在ですか・・・父さん、かな?」
「ではそれを想像して、その人物が一番強く見える姿を思い浮かべてその姿を真似るの」
父さんの一番強い姿、DVDでしか見た事ないけど父さんは、みんなを守るために戦う、そんな人だ。
普段は情けない姿しか見てなかったけど、父さんは一度、覚悟を決めたらどんな困難にも立ち向かう、俺はそんな父さんに憧れた。戦う強さじゃない、心の強さにだ。
「創造出来たら目を開けて。それで神器(セイクリッド・ギア)も発現するはずよ」
目を開けてみる。するといきなり両手が光りだした。
「え?は?はい!?」
光は形を成し両手を覆う。
「それが神器(セイクリッド・ギア)。あなたのものよ。一度ちゃんとした発現ができればあとはあなたの意志で発動可能になるわ」
「これが・・・ですか?」
「ええ、それよ」
でもこれ・・・
「手袋ですよ!!?」
「「「・・・・」」」
ほら、リアスさん以外の人達は可哀想な目でこっちを見てるよ
「心配しなくても大丈夫よ、ただ完全に発動してないだけだとおもうわ・・・・・・多分」
「多分なんですか・・・」
でもこれ手の甲部分に27って刺繍してあるんだけど
「もしかしたら、Xグローブ(イクスグローブ)かな?」
「Xグローブ?その手袋の事かしら」
「ええ、父さんもこれと同じものを持っています。もっとも神器じゃないですけど」
「沢田君のお父さんは一体どうやってこれと同じもの」
木場君が気になったのか、聞いてくる。
「えっと、リボーンは試練を乗り越えて手に入れたって言ってたよ。」
「リボーン?」
「リボーンは父さんの家庭教師だよ。」
「か、家庭教師!?沢田君のお父さんの!?」
「うん、いまでも父さんと一緒に居るよ」
どうやら木場君だけじゃなくて他の人達も驚いているようだ。
「あらあら、それってだめな大人じゃないですか」
「朱乃さん、リボーンは赤ん坊ですよ」
「「「「はい?」」」」
やっぱり赤ん坊って言ったらみんな驚くよな。
「ツナト、赤ん坊とはどういうことかしら?あなたのお父様なら大人のはずよ」
リアスさんがみんなの代表として俺に質問する。
「俺も詳しくは知らないんですけど、簡単に説明すると、元々大人だったんだけど、ある呪いのせいでずっと赤ん坊の姿になってるらしいです」
「呪い?それはどういったものなのかしら?」
「さぁ、俺もよく知りませんよ。父さんならなにか知ってると思いますけど」
「そう・・・もういいわ」
バッ!
その瞬間、俺以外の人の背中から翼が生える。
バッ!
俺の背中からも黒い翼が生えていた。
「改めて紹介するわね。祐斗」
呼ばれ、木場君が私達に向けてスマイルをする
「僕は木場祐斗。君と同じ二年生ってことは分かってるよね。えーと、僕も悪魔です。よろしく」
「・・・・一年生・・・塔城小猫です。よろしくお願いします。・・・悪魔です」
小さく頭を下げる塔城子猫ちゃん
「三年生、姫島朱乃ですわ。研究部の副部長も兼任しております。今後ともよろしくお願いします。これでも悪魔ですわ、うふふ」
礼儀正しく朱乃さんは頭を下げる。最後にリアスさん。紅い髪を揺らしながら堂々と言う
「そして私が彼らの主であり、悪魔でもあるグレモリー家のリアス・グレモリーよ。家の爵位は公爵。よろしくね、ツナト」
「俺は沢田綱人です。えっとよろしくお願いします。」
俺が悪魔として、始まった日だった。
おまけ
「ところでツナトのお父様は何をしているの?」
「イタリアでマフィアのボスをしてます」
「へ?」
「沢田君、今なんて?」
「だから、ボスだよ。マフィアのボス」
「あらあら、マフィアのボスですか」
「・・・先輩・・・もしかして悪い人?」
「違うよ!?」
こんなことがあったり、なかったり