ハイスクールD×D~ボンゴレの息子が悪魔に!?~ 作:村雨刹那
兵士
それが俺の役割と特性
リアスさんの話ではすでに僧侶がいるらしい。俺は残りの兵士を与えられたと言うことだ。
兵士でも別にかまわないんだけどね。
俺はリアスさんに生き返らせてもらったんだから、文句を言えない。
出来れば、戦いとは関係ない役割がよかったんだけど。兵士だから完璧、戦わないといけないよね。
まあ、そんなことは後にして、今は仕事に行かないといけないんだよな。
今、俺はごく一般的な一軒家の部屋にいる。
ソファーやテーブル、テレビなどがある。おそらく、リビングだと思われる。
だがそんなことは、どうでもいい。問題は・・・
「なんだよ・・・これ・・・」
壁
リビングの壁に上下逆さまの男性の死体
逆十字の恰好で壁に貼り付けられてる
両手、両足そして胴体の中心に大きな釘が打ち込まれてた。
その横には文字らしきものが血で書かれている。
「『悪いことする人はおしおきよ!』って聖なるお方の言葉を借りたものさ」
ーーーっ!?
振り向くと白髪の男がいた。神父らしい恰好をして、年は十代くらいじゃないか?
「んーんー。これはこれは、悪魔くんではあーりませんかー」
こいつ悪魔祓いか!?
「俺は神父♪少年神父~♪デビルな輩をぶった斬り~、ニヒルな俺が嘲笑う~♪おまえら、悪魔の首刎ねて~、俺はおまんま貰うのさ~♪」
いきなりなに歌ってんの!?しかもなんか変!?
「俺のお名前はフリード・セルゼン。
とある悪魔祓い組織に所属してる末端でございますですよ、
あ、別に俺が名乗ったからっておまえさんは名乗らなくていいよ。
俺の脳容量におまえの名前なんざメモリしたくないから、止めてちょ。
だいじょうぶ、すぐに死ねるから、俺がそうしてあげる、
最初は痛いかも知れないけど、すぐに泣けるほど快感になるから、
新たな扉を開こうZE!」
ボンゴレでも出会ったこともないタイプだよ。
だけど俺はこいつに聞きたいことがある。
「・・・お前が殺したのか」
「イエスイエス。俺が殺っちゃいました、だってー悪魔を呼び出す常習犯だったみたいだしぃ、殺すしかないっしょ」
ふざけんなよ。悪魔を呼びだすから殺す?
「あんれ?驚いてるの?逃げないの?おかしいねぇ、変だねぇ。つーかね、悪魔と取引するなんて人間として最低レベル、クズ街道まっしぐらっスよ。その辺ご理解できませんかねぇ?無理?あーそうですか。クズの悪魔ですもんねぇ」
「ふざけるな!!そんなことで人を殺すなんてどうかしてる!!」
「はぁぁぁ?何それ?悪魔の分際で俺に説教?ハハハ、笑える笑える。お笑いの賞とれますですよ、それは。いいか、よく聞けクソ悪魔。悪魔だって人間の欲を糧に生きているじゃねぇか。悪魔に頼るってのは人間として終わった証拠なんですよ。エンドですよエンド。だから、俺が殺してあげたのさー。俺、悪魔と悪魔に見られた人間をぶっ殺して生活してるんで、お仕事でござんすよ」
「人間が人間を殺すなんて間違ってる!!」
「はぁ~?何言ってんの?悪魔はクソですよ。クソのような存在なのですよ?常識ですよ?知らないんですか?マジ、胎児からやり直したほうがいいって、
って人間から転生したっぽい悪魔のおまえさんに胎児もクソもないか。むしろ俺がお前を退治!なーんてな!最高じゃね?最高じゃね?」
神父が懐から刀身のない剣の柄と、拳銃を取り出した、
ブィン
空気を振動させる。
柄だけの剣から光の刀身が現れた。
「俺的にはお前がアレなんで、斬ってもいいですか?撃ってもいいですか?OKなんですね?了解です。いまからおまえの心臓にこの光の刃をつきたてて、このカッコイイ銃でおまえのドタマに必殺必中フォーリンラブしちゃいます!」
ダッ!
神父が俺に向かって走り出した。
光の刃を横なぎに放たれる
俺はしゃがみこんで光の剣を持つ手を蹴り飛ばす。
光の剣は後ろに弾き飛ばされ床に突き刺さる
そして、神父の足を払う。
よし、これなら!
そう思い、拳を神父の顔に殴りつけるが・・・
ーーッ!?
殴る前に腹に激痛が走った。
「ぐあぁっ!!」
痛い!いったい何が!
そこで神父のほうを見ると神父の拳銃が煙が上がっていた。撃たれたのか!でも銃声が聞こえなかった。どうなってるんだ!
ドンッ
「ッ痛!」
神父の奴、撃たれた腹に蹴りを入れ立ち上がった。
「光の剣を蹴り飛ばされるとは思わなかったが、どうよ!光の弾丸を放つエクソシスト特製の祓魔弾は!銃声なんざ発しません。光の弾ですからねぃ。達してしまいそうな快感が俺とキミを襲うだろ?」
これが光の痛み!
想像してたのより、桁違いに痛い!肉が抉られるような感覚が襲ってくる!
「死ね死ね悪魔!死ね悪魔!塵になって、宙に舞え!全部、俺様の悦楽のためにぃ!」
神父は剣を拾い狂ったように笑いながら俺にトドメを刺そうとする
「やめてください!」
聞き覚えのある声がした。
神父は動きを止め視線だけを声のした方に向ける。
俺も視線だけを向けた。
「アーシア・・・」
そこにはこの間出会ったシスターがいた。
「おんや、助手のアーシアちゃんじゃあーりませんか。どうしたの?結界は張り終わったのかなかな?」
「!い、いやぁぁぁぁぁっ!」
アシーアは壁に打ち付けられてる死体をみて悲鳴をあげた。
「かわいい悲鳴ありがとうございます!そっか、アーシアちゃんはこの手の死体は初めてですかねぇ。ならなら、よーく、とくとご覧なさいな。悪魔くんに魅入られたダメ人間さんはそうやって死んでもらうのですよォ」
「・・・・・・そ、そんな・・・」
アーシアは視線をこちらに向いた。そして目を見開いて驚く。
「・・・・・・フリード神父・・・その人は・・・」
「人?違う違う。こいつはクソの悪魔くんだよ。ハハハ、なにを勘違いしているのかなかな」
「―――っ!?ツナトさんが・・・悪魔・・・?」
アーシアは俺が悪魔だと知り、言葉を詰まらせる。
「なになに?キミら知り合い?わーお、これは驚き大革命。悪魔とシスターの許されざる恋とかそういうの?マジ?マジ?」
おもしろおかしそうにフリードとかいう神父は俺とアーシアを交互に見ている。
アーシアを騙すつもりはなかった。
俺が悪魔でアーシアがシスターそれだけだ。割り切ればいいんだ。
・・・・・なのに胸が苦しい
「まあまあ、それはいいとして俺的にはこのクズ男さんを斬らないとお仕事完了できないんで、ちょちょいといきますかね。覚悟はok?」
神父が改めて剣を突き付ける。
そんな俺の前にアーシアが前に立ち庇うように両手を広げた。
それを見た神父の表情は変わる。
「・・・・・・・おいおい。まじですかー。アーシアたん、キミ、自分がなにしてるのか分かっているのでしょうかぁ?」
「・・・・・・・はい。フリード神父、お願いです。この方を許して下さい。見逃して下さい」
なんで?
その一言に声を詰まらせた。
「もう嫌です。悪魔に魅入られたとか言って、人間をさばいたり、悪魔を殺したりなんて、そんなの間違ってます!」
ハ、ハハ
この子、死体を見て、俺が悪魔だと知り、凄くショックを受けているはずなのに、俺を守ろうとしてる
「はぁぁぁぁぁぁぁああああああっ!?バカこいてんじゃねぇよ。クソアマが!悪魔はクソだって、教会で習っただろうがぁ!おまえ、マジで頭にウジでも湧いてんじゃねぇのか!?」
「悪魔にだって、いい人はいます!」
「いねぇよ、バァァァァァァァカ!」
「わ、私もこの前まではそう思っていました・・・・・・・。でも、ツナトさんいい人です。悪魔だってわかってもそれは変わりません!人を殺すなんて許されません!こんなの!こんなの主が許すわけありません!」
アーシアは本当にいい子だ。そして強い心を持ってる。
ほんと、俺より優しいと思う。
・・・・・・・だから
フリードはアーシアに歩み寄り、拳銃を持った手でアーシアを横なぎに殴ろうとする。
バシッ!
だがその手はアーシアに届くことはなかった。
フリードの腕は横から伸びた手により、止まっている。
「・・・・・・おい、クソ神父、アーシアに触れるな」
手の主はツナトだった。
ツナトの両手にはセイクリッド・ギアが発動していた。
しかし、今回はいつものように手袋ではない。
手の甲部分にはⅩⅠの刻印が入ったグローブに変化していた。
「アーシアは傷つけさせねぇ!!」