GWはやる事が多すぎて全然休みになりませんでした…
セシリアの過去は壮絶なものだった
名門貴族の家に生まれた彼女の周りには様々な人がいた
心から優しい者、何か裏があると思われる者、それこそ私のようなメカを愛する人もいたかもしれない
ISが登場する前、男尊女卑の時代だったころから実家発展に尽力した母親のことは尊敬していたが、婿養子という立場の弱さから母親に対し卑屈になる父親に対しては憤りを覚えていたらしく、今でも父親の事をあまり良く思っていないらしい。
しかしセシリアの大切な人との別れは突然の出来事だった。
ある日、出かけていた彼女の両親は電車の横転事故で他界
セシリアが列車の横転事故で両親を亡くした後は、オルコット家の当主として相続した親の遺産を守るために、国籍保持を条件に代表候補になり、ここまで必死にやって来た
名門貴族という訳で、周りにいた金の亡者達から勉強を重ねて両親の遺産を守ってきたセシリアだが、そういう人間も決まって男だった
だから男が嫌い、男が憎い、男が許せないのだろう
もちろん、一夏君がそういう人間かどうかは私にはわからない
でも、セシリアからすれば周りの男は皆最低の人間で、信じられるものでは無かった。
だから一夏君も嫌いで、憎くて、許せなかったのだ。
「でも私…一夏さんと模擬戦をして一つだけ思い出した事がありますの…」
それは彼女の父が、亡くなる最後のその日
ほぼ別居状態にあった両親が、他界したその日だけは一緒にいたことを
そして、電車が横転した際に彼女の父親が彼女の母親を庇うかのように覆いかぶさって死んでいた
という事を
「私は、今でも父を良くは思ってませんわ…」
「それでも、私の父親と胸を張って言える事を思い出しました」
「そして彼、織斑一夏さんは────────」
壮絶過ぎて言葉すら出てこなかったけど、セシリアからの提案はもっと私をびっくりさせた
だって─────
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「と、いう訳でクラス代表は織斑に決定した」
翌日、SHRでクラス代表に任命された一夏君
「ちょ、ちょっと待ってくれ千冬姉!」
バゴン!
うわぁ…痛いよアレは…
「待って下さい…織斑先生…」
「なんだ、不満か?」
「いや、俺はオルコットさんにも叢雲さんにも勝ってないんだぜ?どうしてそんな俺が…」
「それは、私達が代表を辞退したからですわ」
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時は戻り昨晩
セシリアからの提案
それは
「そして彼、織斑一夏さんは私が理想とする男性の姿を一瞬とはいえ見せてくれましたの」
「ふむ、それで?」
「ですから、クラス代表を彼に任せてみようと思いますの」
ちょっと待って、なんて言った?
いくらなんでも切り替えはやすぎやしないか??
「え?セシリアなんて言った?もっかい言って?」
「むぅ、ですから!私は織斑一夏さんにクラス代表を任せたい、と言っていますの」
ふむ、なるほど
一夏君がクラス代表と
私としては作業に集中出来るからそれでいいんだけど…
「ねえ、セシリア」
「はい?」
「それでいいなら私達戦う必要無かったよね!?」
セシリアは男がクラス代表になるのを嫌がっていたから仕方なく私がクラス代表やろうかとか思ってたらこれだよ!
「ぷっ、ククク…」
何だかおかしくなって笑いがこみ上げてきたよ
「あははは!本ッ当、自分に不器用なお嬢様だね!セシリアは」
「まあ!なんですのその言い方!」
その後は二人で笑い転げて気付いたら寝てた
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「えっ!じゃ、じゃあ俺も辞退したいです!織斑先生!」
あっ、と思った瞬間には出席簿が炸裂してた
私も受けたからわかるけどあれ絶対出席簿じゃないって
「馬鹿者が、貴様がやらなかったら誰も残らんだろうが」
「そんなぁ〜!」
無事(?)クラス代表が決まって、これからどうなる事やら
IS学園での生活は始まったばかりです!
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おまけ
「あ、そうだセシリア」
ふと疑問に思っていた事を聞く
「どうして私が入学試験で試験官を倒した事を知ってるの?」
「教員の方から聞きましたの」
教員
「確か…名前は…」
「名前は…?」
「ナカザト…でしたわ」
「あんのヤロー!!」
この動乱にも一枚噛んでたのかよあの人はぁ!!!
次回は2章!
の前に幕間です