IS ジャンク屋と少女   作:セグレトロ

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引き続きゆっくりとですが書いていきますのでどうかお付き合い下さい
今回は試験的に次回予告も書いてみました。

活動報告にて次回予告についてのアンケートを行っているのでそちらについても是非


2-2話 不可視と可視

こんにちは、叢雲 風花です。

さて突然ですが私は今どこにいるでしょうか?

 

正解はアリーナ、それも目の前にはIS【甲竜(シェンロン)】を展開している鈴ちゃんがいる状態でした!

 

どうしてこうなった!

 

──────────────────────

 

時間は今朝のSHRに遡る

 

「えー今日はクラス対抗戦があるが織斑は熱を出して参加する事が出来ない」

 

なるほど、だから朝いなかったのか

となると代理で誰か出すのかな?それとも1組は不戦敗かな?

 

「という訳なので叢雲、貴様に代理で出てもらう。いいな?」

「はい…」

 

全く良くないんですけどね!!

 

─────────────────────

 

「…ねえ風花、アンタクラス代表じゃないんじゃ無かったの?」

「文句は一夏君に言って…私も終わったら文句言うから…」

 

私達の意見は合致した

つまるところどうするかと言うと

 

「「仕方が無いしやりますか!」」

 

 

「両者、準備はいいか」

「はい!」

「ええ!」

 

私と鈴ちゃん、どちらが上かを決める大一番

まあ流石に代表候補生相手に簡単に勝てるなんて思っていないからね、とっておきの秘策は出し惜しみ無しで行こう!

 

「それでは、始め!」

 

開戦の合図と共にガーベラを抜刀、突撃する私

 

[不明な反応あり!]

「ッ!?」

 

レッドの警告で即座に左に回避したが、避けきれずに見えない何かが足に当たった

 

「初見で龍砲を避けるってアンタどうなってんのよ…」

「いやほんと…私にも何が何だか…」

 

龍砲?初めて聞くぞ…?

 

(レッド、さっきの龍砲とかいうのの攻撃の解析出来てる?)

[龍砲、第3世代型兵器。空間自体に圧力をかけ砲身を作り、衝撃を砲弾として打ち出す衝撃砲]

 

なるほど、しかも砲身っぽいのも見えないところから察するに…

 

「砲身も砲弾も見えないってなかなかズルくない?」

「なっ!?なんで何も言ってないのにもうバレてんのよ!!」

「私はジャンク屋だよ?メカの事ならなんでもお見通しさ」

 

半分くらい嘘である

このハッタリで龍砲の使用を辞めてくれれば御の字なんだけど…

まあ保険もかけておこう

 

「どうする鈴ちゃん?龍砲が通じないとわかっててもまだ使う?」

「やってみなきゃわからないじゃない!」

 

ハッタリ作戦失敗

しかし対策も既に頭の中で練れている

 

「じゃあ行くよっ!」

ガーベラを納刀し、拡張領域からカリバーンを展開

質量に任せてカリバーンを思い切り振り回し砂埃を巻き上げる

 

「何のつもりか知らないけど、砂埃程度じゃISのスーパーセンサーは誤魔化せないわよ!」

 

そう、砂埃程度じゃISのスーパーセンサーは誤魔化せない

ここで龍砲の最大の戦術的有利を再確認してみよう

 

砲身と砲弾が見えないことである

 

そしてそれが空間に圧力をかけ砲弾を打ち出すというのならば、空間に色をつけてしまうとどうなるだろうか

 

そう、不可視が可視になるのだ。

 

「えっ!嘘っ!?」

 

打ち出された砲弾も打ち出す砲身も見えるなら大した脅威じゃない

 

しっかし肩の砲身、じっくり見せて欲しいなぁ…

負けたらじっくり見せてくれるかなぁ…

でもISは国家機密だからなぁ…

 

いけない、今はそんな事考える時じゃない

可視の弾丸を躱し、カリバーンを構え鈴ちゃんに肉薄する

 

「流石は代表候補生を刀1本で倒しただけはあるわね!」

「だからそれは偶然だってば!」

 

私のカリバーンと鈴ちゃんの双天牙月がぶつかり合う。

双天牙月は大型の青龍刀で、鋭さで切り裂くのではなく重量で叩き斬るような形をしている。

 

双天牙月は2本、対して私のカリバーンは1本

密着した距離での戦闘を続けるのは分が悪いのだが、どうにも鈴ちゃんは間合いを取るのを許してくれない

 

両手で構えたカリバーンで袈裟斬りをするも難なく体捌きで躱される

 

「そんな大振りじゃ当たらないわよ!」

「わかってる…よっ!」

 

袈裟斬りはフェイント、本命は掌底にあり!

 

斜めに振り下ろす勢いを活かすように右手の掌底を叩き込む

 

「ッァ!?」

 

綺麗に入った

声にならない声が漏れ、私と鈴ちゃんの間に距離ができる

 

「やるわね…武器を使わない攻撃なんて…油断してたわ…」

「幼い頃から八極拳はやってたからね、結構効くでしょ?」

 

私はカリバーンを逆手で右手に、ガーベラを左手に持つ。

鈴ちゃんは両手に持つ双天牙月を連結して私と向き合う。

 

なんかもう凄い決着つきそうな雰囲気だけど互いにシールドエネルギーは全然消耗してないんだよね

 

まともに入ったのは私の掌底くらいだし

 

[未確認反応上空寄り接近!注意しろ!]

 

レッドの警告で上を見上げる私

 

「ちょっと、どこ見てんの…よ…」

「嘘…」

 

見えた光景に私も鈴ちゃんも言葉を失った

 

黒いISが、アリーナのシールドをぶち抜いて侵入してきたのだ

 

 




次回予告
風花です!
突然やってきた黒いIS
シールドはぶっ壊すわ腕ぶん回すわでもう大変!
そんな中、私がしでかす一大事とは!

次回、選定の剣と菊一文字

お楽しみに!
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