すみません。
これからまた頑張りますので宜しくお願いします!
私たちの前に現れた謎のIS
それは一言で言えば異形だった
(レッド…あんなIS見たことないんだけど…)
[コアネットワークにも該当する反応は無い]
装甲によって顔どころか素肌すらも見えず、量の腕をぶらんと下げたままこちらを見ている謎のIS
「ねぇ…風花はこういう場合どうしたらいいと思う…?」
「どうするもこうするも逃げるしかないと思いま〜す…」
コアネットワークを介してのIS同士による秘密会話、個人間秘匿通信でどうするかを私と鈴ちゃんは考える
「二人がかりでぶっ飛ばす?」
「IS学園のアリーナのシールドをぶち破ってきた相手にそれは危険すぎない…?」
「やっぱり逃げるしかない?」
「逃がしてくれると思う?」
あ゛ーーー!と鈴ちゃんが言いそうな気がする
「あ゛ーーー!じゃあどうしろって言うのよ!!」
「この場合って先生達が救援に来てくれるのを待つのが最適解だと思うんだけど…」
ほらみろ当たった
そう、普通なら先生が救援に来てくれる…はずなんだけど何故か誰からも連絡が入らない
「先生達から連絡が来ない…?」
[妨害電波の反応あり!発信源は正面の正体不明機!]
先生達からの指示が仰げない以上私達の自己判断でどうにかするしかないんだろうけども…
「鈴ちゃん…」
「何よ」
アリーナという閉鎖空間
シールドエネルギーを貫通させられる装備を持っている可能性が高い敵
そんな敵を相手に下手に観客席に攻撃を飛ばされたら大変な事になる
これが私の精一杯考え抜いた答え!
「正体不明機に対して近接兵装で攻撃!最初は私から行くから鈴ちゃんは私のフォローを!ヤバくなったら入れ替えお願い!」
「そうこなくちゃ!」
カリバーンを構え直し、正体不明機(めんどくさいからこれからはXと呼ぼう)に突撃する
Xは腕を伸ばし迎撃態勢に入る。
けれどもこのスピードなら私の一太刀の方が早…
一瞬見えた横から飛んでくる何かに対して咄嗟にカリバーンを盾にするようにしてガードする
ガギッ!という嫌な音を聞きながら軽く吹っ飛ばされる私
「ちょっと!?大丈夫なの風花!?」
「大…丈夫!まだ行け…」
態勢を立て直しながらカリバーンを構えて言葉を無くした
「うっそぉ…」
さっきの攻撃を防いだ衝撃でカリバーンは根元から折れていたのだ
[作戦とやらが早くも挫折しそうなのだが]
「ま、まだガーベラがあるし…」
カリバーン(の残骸)を収納しながらガーベラを構える
「出鼻挫かれてるけどさっき言った感じで戦うよ!」
「本当に大丈夫なのかしら…」
鈴ちゃんが何か言ってる気がしたけど気にしない気にしない…
瞬時加速で間合いを詰め、あの腕の間合いの半歩外で止まる
相手の攻撃を釣って反撃しようと思ったんだけどもそこまで相手も甘くなかった
自分の動きに合わせてXもピタリと動きを止める
「見切られてるッ!?」
[だとすればかなりのやり手だな]
「さっきの攻撃といいもしかして物凄く強い?」
[アリーナのシールドを破った時点でそう思わなかったのか]
私はレッドと漫才…もとい考察を話し合いながらもう1度突撃する
今度は相手の間合いの前で止まるのではなく、ガーベラの間合いまで踏み込み袈裟斬りを見舞う
「」
確かな手応えを感じ、そのまま後ろへ大きく飛ぶ
顔を上げると私もびっくりな展開が待っていた
「えっ!?」
[バカな!?]
本来ISとは、操縦者の生命を第一に考えられて設計されている
そのためのシールドエネルギーであり、そのための絶対防御だ
何があっても絶対防御だけは破れない筈なのだ
しかし目の前のISはどうだ
私が確かに感じた感触は間違いではない
しかしそれはシールドエネルギーを斬ったものでは無かった
目の前の搭乗者の左腕を切断した感触だったというのか
そして私は
[バイタルサインに大きな乱れ、大丈夫か風花!!]
意識を手放した
次回予告
風花です!
気がつけば保健室のベッドの上
あれ?いきなり入ってきたあのISどうなったんだっけ…
確か…私が戦って…向こうの腕を……ッ!!
次回、結末と嗚咽
お楽しみに!