ハイスクールD×D The brother Dragons   作:黒木龍牙

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日常は非日常へ

「ちょっと!なんでこんなに遅いのよ!!」

 

「耳元で叫ぶな!耳がいてえよ!」

 

がるるると怒り心頭なのはレイナーレ。

家の前でずっと待っていたらしい。

 

「で、したいことって?」

 

「んー?ああ、約束をするためだ」

 

「約束?なによ、そんなことのためにここに呼んだわけ?」

 

明らかに落胆の表情が見えるレイナーレ。

ありゃ?

ダメだったかな……。

 

「ああ、そうだ。約束の内容は……」

 

「内容は?」

 

「別れよう」

 

「よし、死ね!」

 

「ちょ!まっ!」

 

俺が全て言い終わる前に、心臓を狙って光の槍を突き刺そうとして来た。

だが、それは俺がとっさに防ごうとした手の先にできた盾によって防がれていた

ってか、俺こんな盾知らないんだけど。

7枚の花弁が開いて、それが盾のように槍を防いでいる。

ほぼ無意識のうちに防御していた。

…………?

 

『お前の深層意識が呼び寄せた防御本能とも言うべきものだろう』

 

そうか、サンキュー。

 

「話は終わってないぞ?」

 

「別れるんだったら、あんたを殺して私も死ぬ!!」

 

「だーかーら、お互いにもっと仲良くなってからにしないかって話だ!」

 

その瞬間うごきが止まったのを見て盾を解除する。

レイナーレも、槍を消した。

 

「で、どうなんだ?」

 

「う…………、その………、早まってごめんなさい……」

 

早々に静まってくれた。

その点は良かったのだが、頰を赤くして下向いて黙られた。

あ、そだ。

 

「ドーナシークには逃げられた。どうしようか迷ってる」

 

「そう…………、生きてるのね………。あなたはどうしたい?」

 

あ、仕事の顔になった。

…………、少し赤いが……。

 

「あー、うん………、俺は今としてはイチカが悪魔として生き返ったから問題ないんだけど」

 

「!?」

 

あ、言ってなかった情報をカミングアウトしたせいでめっちゃ驚いていらっしゃる。

まあそうなるか。

別の意味で真っ赤になったレイナーレ。

 

「ちょちょちょ!?そんなこと聞いてないわよ!?あなたは知っていたかもしれないけれど、私からしたらそんな大それたこと言われても情報処理が間に合わないじゃない!!」

 

「…………すまん……」

 

レイナーレはブツブツと何か言いつつうつむいてしまった。

するとドアがガチャリと開いて母さんが出て来た。

おそらく角度的にレイナーレが見えていないのだろう。

 

「あら、一誠、おかえり」

 

「ああ、ただいま」

 

「一華は?」

 

「もう部屋で寝てるはず。俺に見つかって、なんかその後いろいろあったらしくて、メールで帰るってさ」

 

「ふーん?で、何してるの?」

 

「友達と話してるの。晩飯、何?」

 

「鯖の煮付けよ。早く終わらせなさい」

 

「ヘーイ」

 

母さんはレイナーレに気づくことなく家の中に戻って行った。

するとレイナーレが俺の服の裾を引っ張っているのに気がついた。

 

「理解はできたわ………、でも、納得できない……」

 

「方法はまあ、まだあったんだが、一番手っ取り早くイチカを生き返らせるにはそれしかなかったんだ」

 

「でも………、私はそれだと敵になっちゃうじゃない……」

 

レイナーレは堕天使、そして、俺とイチカは悪魔側に入る事になるだろう。

百年前の大戦争で敵対していたこの二つの勢力は未だに敵対し続けている。

だが、少し先の未来を見通した案を提示してみる

 

「じゃあ……ーーーーーーーーーーーーーだと思うんだが……?」

 

「…………、筋は通っているわね……」

 

「なんだったら神の子を見張る者(グリゴリ)の幹部に直々に掛け合ってもいい。レイナーレ、どっちにしたって、幹部どもはーーーーーーーーすることを決めている。どうだ?やっぱりダメか?」

 

「……………」

 

また押し黙るレイナーレ。

すると、右肩に乗っていた猫が、忘れるなと言うように前足で肩を叩いて来た。

おお、すっかり忘れていた。

あくびするように大きく伸びをした猫はフードの中で丸くなってしまった。

寝たのかよそこで。

 

「分かった………、逃げたら許さないからね?」

 

「……………おう」

 

上目遣いで頰を少し朱に染めて放たれた言葉は、すごい破壊力を持っていた。

予想以上の破壊力だ。

思わず言葉が詰まったせいで、睨んでくるレイナーレ。

 

「何よ、その沈黙は?」

 

「お前さん可愛すぎるだろ」

 

「ちょ!?そう言う直球やめてくれない!?照れるんだけど!」

 

「あ、悪い………、つい本音が……」

 

「ああああ!もういいわ!」

 

そう言って、顔を両手で隠すレイナーレ。

可愛いなぁ……。

癒されるわ。

そんなこんなで話が終わり、レイナーレは帰って行った。

 

 

晩飯を食い終わり、部屋に戻ろうと、イチカの部屋の前を通る。

………。

部屋に入る。

オレンジと黄色を基調とした部屋。

オレンジ色のベッドでスヤスヤ眠ってい

 

「………んがっ………ぐごごご…………」

 

ばりっばりいびきかいてたわ。

ベッドの横に立って顔を覗き込む。

おー、よだれ垂らして笑顔で寝てら。

むにぃぃぃ…………

 

「んびゅ………………ふぇ………」

 

気がついたらムカついてほっぺたを引っ張ってた。

離す。

ふよんと伸びていた頬が戻り、いつもの顔に戻る。

 

「い……せぇ………」

 

いっちょまえに寝言言いやがって。

頭をひと撫でして部屋を出て、俺の部屋に入り、書類を整理する。

しようとすると、起きたのか、フードから猫が出て来た。

 

にゃう!

 

そう鳴いて、俺の机の上に登った猫。

そういえば、とタンスの中をあさり、小さな座布団を取り出す。

どこかへ旅行に行った時、お土産で買って来たクッションだ。

机の上に置いてやると、その上で丸くなった。

俺は紙を取り出して、魔法陣をちょいちょいと描いて、その座布団の下に滑り込ませる。

すると猫が伸びをして座布団に座った。

 

『ふむ、私を拾ってくれたのは嬉しいけど、言葉が伝わらんのはなぁ……」

 

おや、おっとり系。

なまりがあるようで少し妖艶な雰囲気をまとっている。

 

「なあ、猫さんや。一応今は伝わってるよ?」

 

『嘘ぉ!?』

 

お、おう、マジで驚いてる。

 

「言語翻訳の魔法陣をその座布団に座った時だけ発動するようにしたからさ」

 

『へぇ……、便利やねぇ……』

 

「おう、なんかいろんな力が俺の中にあるらしいからな」

 

ちなみに今のはドライグの入れ知恵だ。

っつーか、なんだ。

京都弁か?

 

『御察しの通り、京都生まれの京都育ち。裏京都で育った完璧な京都猫ですわ』

 

「おお、人型になれるのか?」

 

『なられへん事はないけど、あんさん妖力ありはるならもらってもええ?』

 

「あるけど……、どうすれば?」

 

俺は猫の前に右手を持っていく。

ドライグの操作で右腕先に妖力が溜まっていっているようだ。

 

『こないぎょうさんの妖力もらってもええの?』

 

「いいよ。って言ってもどれくらいか分かんないけど」

 

『これくらいあれば、そうやねぇ………。あんさんの分身作って式神にしたとして、恐らく一週間くらいは持たせられるくらいかな』

 

Oh.........

なんとなく分かった気がした。

まあいいか。

 

「まあ、受け取ってくれ。人型見たいし」

 

『ん、分かった。じゃあもらうね』

 

そう言って俺の手を猫が舐めたら、猫が光った。

おう、力抜ける。

妖力が抜けたから足が一瞬カクンと曲がってこけそうになった。

あぶねえ。

すると、俺の手を小さい手が握った。

お?

小猫ちゃんより小さいくらいの女の子が、俺の手を握っている。

 

「あらあら、どうしはったん?私の姿みて目見開いて」

 

「いや………、その姿……」

 

酒呑童子かよ!?

いや、ツノがない。

その代わりピンととがった猫耳がそこに存在している。

その猫の姿が、FGOの酒呑童子に酷似しているのだ。

酒呑童子とは、かの有名な坂田金時が源頼光らとともに倒した鬼。

と言うよりまず、俺はFGOを何故知っている?

あれ?知識があるぞ?

 

「なんや、知り合いと似とったんか?残念やけど、別人やと思うよ?」

 

「おう………、そうだな……」

 

俺は考え込む。

そういえば、小さい頃からかなり記憶力が良かった。

いや、知っていたんだ。

元から知識があった。

 

「ねえ?どうしたん?」

 

つまり俺は小さい頃から今まで習ってきたことの知識があったと言うことだ。

つまり、前世が存在し、そして今と同じような高等教育を学んでいた、と言うことだ。

いや、それ以上の知識か。

この間大学の問題をしたが、スラスラ解けたのだ。

つまり、前世がこの世界のもっと昔というわけでない………?

すると、腹にトンと何かが触れた。

 

「ねえ、大丈夫?」

 

猫が俺のお腹あたりに抱きついて顎を当て、見上げていたのだ。

俺は少し汗をかいていたらしく、手の甲で額を拭う。

 

「大丈夫だ。で、人型を維持するのに妖力は必要だったか?」

 

「いや、それに関しては心配あらへん。あ、そういえば名乗ってなかったね」

 

俺から離れ、胸元に手を当てて自己紹介を始めた猫。

 

「私はシャパリュって名前やで」

 

「災禍を及ぼす怪猫じゃねぇか!」

 

思わず突っ込んでしまった。

京都生まれ京都育ちはどこいった!?

シャパリュはウェルズでキャスパリーグと呼ばれていた怪猫で、円卓の騎士であるアーサー王もしくは、ケイ卿に倒されたと言われている。

 

「あら、博識やねぇ」

 

「当たり前だ。シャルルマーニュくらいは知っている」

 

「ふーん?じゃあ、ふざけるのも、これくらいにして……」

 

そう言うと、真剣な顔で。

 

「私は灰符(はいふ)、本名やけど、こっちで呼ばれるのは好かへん。灰の里、でカイリ、もしくはハイリって呼ばれてるんよ。ちなみに、一応成人してるから、エッチなこともできるよ?」

 

「後半は聞かなかったことにしとく。了解、灰符が本名ね。で、カイリorハイリって呼べばいいわけか」

 

「で、あんさんは?一応、表札で名前見たし、お母さんに呼ばれてるんも聴いたけど」

 

「じゃあ、さらっと、俺は兵藤一誠、高校生。運動は嫌い。ゲームが好きでずっとやってる」

 

「へぇ?で、失礼やけど、“左腕、なんで動いてないのか教えてくれへん”?」

 

「おう、良いぞ。単純に筋肉が衰退する病気に“何故か左腕だけかかった”からだ。それ以上は知らん」

 

そう、俺の左腕は“動かすことができない”。

それは筋肉が衰弱する病気、筋ジストロフィーと呼ばれるものだが、何故か左腕だけそれにかかってしまった。

何故かかってしまったか。

恐らく“俺と妹が一卵性双生児だから”であろう。

一卵性双生児は通常、同性同士で生まれてくるものだ。

だが、稀に遺伝子異常で性別を分ける遺伝子XXの片方がなくなりXのみになり生まれてくる子供がいると言う。

それが俺だ。

そして、XのみでYが形成されなかった結果、このような弊害ができているのだろう。

 

「そう………、分かったわ。まあ、そうなんやったらそうなんやろな」

 

??

何か含みがあるようだったが……?

 

「あ、人間体になったら食べもん食べたくなってきたんやけど?」

 

ただの気まぐれだったらしい。

 

 

 

 

『おい、嬢ちゃん。起きな。朝だぜ』

 

んむむむ………。

男性声優の目覚ましでいつも通り起きる。

目覚ましの上のボタンを押して、ベッドから落ちる。

ゴスッ!

頭打った……。

 

「いったぁぁ…………」

 

目が覚めた。

あれ?昨日はいつ寝たっけ……?

 

「おい、イチカ?大丈夫か?」

 

「あー………、大丈夫……」

 

「おはようだが、前見えてるぞ」

 

「おわわわ!?」

 

パジャマの前が開いておっぱい見えてたああ!?

イッセーってば……。

顔色少しでも変えてくれないとこっちが損してる感じになるじゃん!

すごく恥ずかしい。

着替えて下に向かうと足元に猫がすがりついてきた。

え?家の中だよ?

 

「イチカ、おはよう。イッセーが拾ってきたのよ」

 

「あ、おかーさんおはよー……、ってイッセーが?」

 

「ええ、珍しいこともあるものね。私たちには懐いてないのに………、少し羨ましいわ」

 

「へぇ?」

 

と、当の本人は今見当たらない。

猫は私の足についてきている。

食卓に向かうと、お父さんはいるけれど、イッセーはいない。

 

「おはよー」

 

「ああ、イチカおはよう」

 

新聞を読みつつコーヒーを飲んでいるお父さんだが、口元に思いっきりパンくずが付いていてすごく格好悪い。

朝ごはんはいっつもお母さんが作っている。

でも、イッセーはお母さんよりも早起きで、三人を起こして回っている。

 

「親父、口元パンくず付いてるぞ」

 

「っと、ありがとう、イッセー」

 

イッセーが台所から現れて、ナプキンをお父さんに渡しながらそう言った。

私はチーズ食パンにかぶりついて咀嚼する。

時間を見ると、いつもより早い時間帯だ。

イッセーは……………。

朝からアイス食べてやがる!?

 

「イッセーずるいぞー!!」

 

「俺の小遣いで買ったんだ。さっき買ったんだよ。お前が食い終わったら残りは分けてやる」

 

私は今日ほど、自分の食欲があってよかったと思った日はない。

 

 

 

放課後だ。

何だかだるい時間を過ごして思い出したこと。

昨日、確か、私はイッセーと彼女さんを尾行して………。

???

そこから記憶がおぼろげだ。

なんか……、壮絶なことがあった気が……?

 

「イチカ、帰るぞ〜?」

 

「っひぇ!?」

 

「ぶっ………、くくく………」

 

「!!もう!イッセーっ!!」

 

首元を指先でくすぐられ、変な声が出た!!

もう!!

イッセーはケラケラと笑って、逃げる。

それを追いかける私。

 

「松田!元浜!!囮になりやがれ!!」

 

「だが断る!!」

 

「同じく!!」

 

セクハラパパラッチこと坊主頭の松田と、エロメガネこと元浜を巻き込み、三人を私が追いかける形に。

そういえば

 

「てめえら私から借りた金返せええ!!」

 

「げえ!?」

 

「今金ねぇよ!?」

 

「ナラバ、死スベシ慈悲ハ無イ!!」

 

「「アイエエエエ!?慈悲無イ!?慈悲無イナンデェ!?」」

 

クソ!

元浜が失速し始めたけれど松田が元浜を引っ張り出した!

胸元掴んで!

 

「そこかよ!?」

 

「腕掴むのも気持ち悪いだろ!!」

 

「服が伸びるだろうがああ!」

 

「ってイッセーは!?」

 

「クッソ!あのヤロ!途中で離脱しやがったな!!」

 

あ、ほんとだ。

でも

 

「金返せ!」

 

「「だから無いって言ってんだろうがああ!!」」

 

 

 

今は放課後。

もう少しで始まる部活………、仕事の準備を今して居るところだ。

ここは旧校舎。

オカルト研究部の部長をして居る私は、開いた窓からのそよ風を心地よく感じつつ、書類に目を通していた。

 

「失礼します」

 

ドアが開けられ、見慣れた顔が入ってきた。

長身で制服の中にフード付きのノースリーブを着ていて、長身。

茶髪に黒の髪留めをつけており、左腕はだらんとしている彼は、すぐに私の近くの窓際にもたれかかる。

 

「あら、イチカのそばにいなくて大丈夫なの?」

 

「ええ、追っかけっこが終わったら旧校舎に来いってメールしましたから」

 

穏やかな笑顔を浮かべつつそう言ったイッセーは窓の外を見ている。

私は書類を置いて、イッセーと窓の外を見てみる。

サッカー部が全員で校舎の周りを走っているのが見える。

 

「あなたは………、何故私に力を貸してくれるの?」

 

ふと………、気になったことを聞いた。

イチカが転生する事になる昨日………、それよりも以前から、私たちの正体を知り、一年前からずっと、悪魔と協力し、はぐれなどの処理や、サポートなどをしてくれていた。

でも、理由はわからない。

すると、イッセーはゆっくりと口を開いた。

 

「保険…………ですかね」

 

「保険………?」

 

「ええ、内容は言えませんが、イチカのためですかね」

 

「ふふっ……、あなたは本当に妹が好きなのね」

 

「………まあ、そうですね」

 

…………。

静かな時間、すると、ドアが開いた。

部員のメンバー、朱乃、悠斗、小猫だ。

 

「おや、部長。なんで兵藤くんがここに?」

 

「あれ?俺の知名度って高いの?」

 

「お茶を入れますね」

 

「変態4人の1人」

 

「ひどい」

 

「4人でも一番真面目」

 

「あ、そうなんだ」

 

「むっつり」

 

「やっぱりひどい!」

 

一誠は結構好印象で通って居たはずと記憶している。

生徒会の手伝いもしているし、後輩にも優しく、勉強を教えたりして居た。

先生の代行を勤め、一年生のクラスで教えたらしい。

学校も学校だが、一誠も一誠ね。

よく成立しているわ。

すると、ドアが叩かれ、女の子が入って来た。

背は160くらい。

髪はセミロングで寝癖か髪が所々跳ねている。

 

「失礼しまーす……」

 

「木場、あいつ、もらってくんね?」

 

「兵藤くん、君は本気なんだったらもらうよ。けど冗談ならやめたほうがいい」

 

「結構本気だったんだがなぁ」

 

「な、何!?どんな話が始まってるの!?」

 

イッセーは悠斗に、すごい事持ち出していた。

待ってよ、私もお兄様がいるけれど、こんな感じではないわよね?

 

「あー、イチカ、この面々は、わかると思う。これからは部活仲間だ。そして、眷属だ」

 

「眷属?」

 

急にイッセーが真面目な顔で話しだした。

イチカは分からないと言った顔で、首を傾げている。

可愛い。

 

「イチカ、昨日の傷は治っているな?」

 

イッセーがそう言った瞬間、イチカの顔が驚愕、そして疑問、更に不安へと変わっていく。

 

「…………夢じゃ………、ないの?」

 

「ああ、イチカ、お前は昨日、死んだ。そして生き返った。“悪魔”にね」

 

イチカは1人ブツブツとつぶやき始める。

やれやれ、説明は難航しそうだ。




ドウモ、ドクシャ=サン。
クロキ リュウガ、デス。
寿司食って自費がねえ、クロキです。
第2話です。
酒呑童子的なオリキャラ出しました。
キャラ紹介はもう少し後に出します。
ではでは。

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