妄想劇場 ~俺が○○と○○するだけの話~   作:PL.2G

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平素より大変お世話になっております。

今回の妄想は短めです。

ハッと思いついてパッと書いただけですので,
だいぶ稚拙かと思いますが,
ご承知おきください。

普通のアイドルマスターの延長線上のような,
ある種の原点回帰みたいなそんな感じです。

幸子は他にも【兄妹】とか【同級生】とか,
今までに妄想してきたシチュエーションでも考えてたのですが,
結局これになりました。




5.輿水幸子 『アイドルとプロデューサー』

「プロデューサーさん。カワイイボクとゲームしましょう!」

 

幸子は唐突にそんな事を言い始めた。

 

 

 

――俺が幸子とゲームするだけの話――

 

 

 

「あぁ、それは構わないが・・・ゲームって何するんだ?」

 

事務所のデスクに座り、パソコンの画面と睨めっこしながら幸子の唐突な提案に返答する。

 

「ただ普通にゲームしても面白くありません」

 

「なんだ?あえて自分でハードルあげて・・・

 バラドルとしての自分を遂に認めたのか?」

 

パソコンの画面から視線を外し、

ディスプレイの左脇から幸子の方を覗く。

 

「違いますよっ!?なにを言っちゃってるんですかこのプロデューサーさんは・・・」

 

「なんだ・・・違うのか・・・」

 

また俺はパソコンと睨めっこを始める。

 

「なんでそこでそんなにテンションが落ちちゃうんですか!?

 意味がわかんないですよもうっ!!」

 

「で?普通にゲームしないで何するんだ?」

 

「唐突に素に戻りすぎですよ。はぁ・・・

 プロデューサーさんと会話するのは疲れちゃいますね・・・」

 

唐突なのは幸子も同じだろうと言おうと思ったが、

これ以上会話が進まないのは幸子にも悪いので言わないでおいてあげよう。

 

「ごめんごめん。で?」

 

「負けたら勝った人の言う事を何でも聞くんです」

 

フフンと鼻を鳴らし、いつもの得意げな表情をする幸子。

 

「ん?今なんでもするって言った?」

 

「何でもするとは言ってませんが、似たような感じの事は言いましたよ?」

 

「もしお前が負けたら俺の言う事何でも聞くの?」

 

「う゛・・・まっまぁそうなります・・・けど!!

 カワイイボクは負けません!!」

 

えらい自信満々だな。

まぁいつも通りだけど。

 

「あと、ゲームはボクに決めさせてもらいますよ?

 大人気ないとか卑怯だとかは言わないでくださいね?

 プロデューサーさんの方が大人なんですから」

 

成程ね・・・自分の得意分野のゲームで俺を負かせて、

なんか欲しいものでも買ってもらおうって魂胆か・・・

可愛・・・じゃない、面白い・・・是が非でも勝ってやる!!!

 

「なんか・・・プロデューサーさん。

 すっごい悪役みたいな顔してますよ・・・?」

 

「お?そうか?げへへへへっ」

 

「キモチ悪いですね。あとその顔と笑い方はカワイく無いので止めてください」

 

「ぐふっ」

 

幸子に弩ストレートに悪口を言われた。

傷付くわぁ・・・

 

「で・・・、ゲームはなんなんですかぁ・・・」

 

「なんでまたそんなにテンションが落ちてるんですかっ!?」

 

「幸子に悪口を言われて傷付いたぁ・・・俺はもう駄目だぁ・・・

 俺はお前のプロデューサー失格だぁ・・・

 上司に言って、お前のプロデューサーを降ろしてもらおう・・・」

 

「えっ!?それは駄目ですよ!!ウソです!!キモチ悪いなんて事無いですよっ!!

 笑い方はあの・・・あれでしたけど・・・

 その・・・そんなに傷付くなんて思ってもみなかったんです・・・

 いつも、こうおちゃらけて居るというか、あの・・・だから・・・

 ボクの・・・その・・・ボクのプロデューサーを辞めるなんて言わないでください・・・」

 

ズッキューーーーーンッ!!

 

実は俺・・・幸子の事が好きなのだ。

コレはね、あの、○リコンとかではなくって、ね?

女性として好きとかでもなく、いや、好きだよ?好きだけどー、

別に付き合いたいとか、結婚したいとかでもなくー、

なんて言ったら良いのかな、もっとこう、なに?

ほら?とにかく、ね?見てて可愛いから好きぃみたいなさーあんじゃん?

なんかこう・・・ほら、あれよ!!愛でたい・・・的ーな?

ペットとか子供とかが可愛いから好き!!みたいなのと同じ系の感情的なヤツ!!

わかって!伝わってお願い!!お願いします!!別に犯罪に走ってるわけじゃないの!!

お願い!!信じてっ!!

 

「ウソだよウソウソ。嘘に決まってんじゃん。

 幸子のプロデューサーを辞めたりなんかしないよ。

 幸子のプロデューサーは俺にしか出来ないからな。はっはっはっ」

 

はっはっはっはっ。

 

「本当ですか・・・?」

 

俺は椅子から立ち上がり、幸子の傍に行き頭に手を置く。

幸子はちっちゃいなぁ。

 

「本当だよ。幸子のプロデューサーは一生俺だよげっへっへっ!!

 で?やるゲームは何なんだ?」

 

「はいっ。ではカワイイボクが説明をしてあげましょう!!

 あっ頭は撫でたままでけっこうですよ?

 あとやっぱりその笑い方は本当にやめた方が良いですよ?」

 

沈んでいた幸子の顔が急に明るくなる。

こう言う所が可愛い。わかるかなぁ、わかんねぇだろうなぁ。

 

「にらめっこです!!」

 

「にらめっこ?」

 

「はい。でも普通のにらめっこじゃ到底ボクに勝ち目が無いので、

 ちょっとだけルールを変えさせてもらいます」

 

「あぁ、それは構わないが」

 

「目を逸らしたら負けにしましょう!!ふふん、どうですか?」

 

ドヤ顔。なぜ?

 

「ほーん、じゃあ笑っても負けじゃないんだ」

 

「はい、お互いに見つめ合って、先に目を逸らした方が負けです」

 

「なるほどねぇ」

 

「では、早速はじめましょう。開始の合図は特に無しですよ」

 

「おっ?やる気満々だな。よしかかって来い、負けねーぞ」

 

幸子が腰掛けているソファーに俺も腰掛ける。

顔を動かし顔面ストレッチしてみるも、

笑わせるにらめっこではないので意味が無いことがわかった。

相手に目を逸らさせれば勝ち・・・あれ?コレむずくね?

そんな事を考えていたら目の前に幸子の顔があり、

お互いジッと見詰め合う形になる。

あれ・・・やだ・・・遊びってわかってても・・・

ナニコレめがっさハズカシィ///

 

「ふふん、勝負は目に見えましたね。

 ちなみに目を長く瞑っても負けですからね」

 

「おっ・・・おう!!上等だっ!!」

 

はずかちぃ~~~~~!!

幸子の目、キレーーイ。

 

「おやおやぁ?プロデューサーさん・・・顔が赤いですよ?

 どうしたんですか?」

 

幸子のやつ、ニヤニヤしやがって・・・

もしや、俺が照れ屋だってわかってて・・・くそっ。

まてよ・・・。

ふふふ、良い事思いついた。

 

「幸子」

 

何とか平静を保ち、自称・イケボで名前を呼ぶ。

顔はまだ紅いかも知れないけど・・・知ったことか。

 

「なんですか?」

 

「・・・お前って、本当に可愛いな」

 

「なっ!?」

 

良し効いてる!!

しかし本当に可愛いなぁおいっ!!ちきしょーっ!!

 

「なっ何言ってるんですか!?あ・・・当たり前じゃないですか!!」

 

「あぁそうだな。近くで見て更に可愛いと言うことに気付いてしまった」

 

俺は更に顔を近付ける。

うわああぁぁ!!!俺もハズカスィィ!!!

 

「えっ・・・えっ・・・」

 

戸惑い始める幸子。

俺も戸惑いを隠せないよ!!

そわそわし始める幸子の顔に両手をそっと添える。

うわぁーい、肌柔らかーい!!

 

「もっと、良く見せてくれ・・・幸子(自称・イケボ)」

 

「う・・・うわわあぁ!!プップロデューサーさんおち、落ち着いてくださいぃぃ!!」

 

「幸子・・・」

 

「プロデューサーさん・・・」

 

スッ・・・

 

えっ?あれ?

幸子さーん・・・

なんで目を閉じて、ちょっと唇を上に向けて、

小刻みに震えてらっしゃるんですか?

あれれ?

え?これって・・・なんですか?

あれですか?接吻待機ですか?まぢで?

ちゅー?ちゅーなの?ちゅーですか?

KISS待ちっ!?えっ!?まって、うぇっおいっ!!

どーする!?俺?

どーすんのよ俺!!

って言うか幸子さん?

え?本気でやってるのそれ?

まじで?えっ待って?待ってください!えっ!?

だーっ!!!えぇーい!!ちくしょーーーーい!!!

 

 

 

「はいブーーーー!!幸子の負けーー!!」

 

「ふぇ・・?」

 

素早く幸子から離れ幸子に負けを宣告する。

ぐ・・・ぐぐ・・・ぐふっ・・・

俺の理性!!よく耐えた・・・

今日はよく寝れそうだぜ・・・

超疲れた・・・疲れたよ・・・Pトラッシュ・・・

五徹したくらいに疲れたよ・・・

 

「あれ・・・ボク・・・ハッ!?」

 

「幸子?」

 

「な・・・なっななななななんでも無いです!!ないですよっ!!

 ぼぼっぼぼぼぼくの負けなんですねぇ、きっく、くっくく悔しいですねっ!!

 いやぁ・・・あははは、悔しいですねぇえへへへっ」

 

めっちゃ顔を紅潮させ引きつった笑顔をしながらも気丈に振舞う幸子。

うん、俺もめっちゃハズカシイから安心してくれ!!

 

「幸子ぉう!!」

 

「ふっひゃひゃいっ!!」ビクゥ

 

不意に幸子の名前を叫ぶ!!

照れ隠しだよ!!言わせんなハズカシイ!!

 

「俺の勝ちなので、言う事を聞いていただきます」

 

「あ、そ・・・そうでしたね」

 

一瞬切なげな顔をしたがすぐにいつも通りの顔(紅潮中)に戻る。

 

「今からクレープ食いに行こうと思います」

 

「ふぇ?」

 

「だーかーらー、クレープだよクレープ。

 俺は今むっしょーに甘いものが食べたくなったの。

 だから一緒に買いに行くぞ。ほら、何でも言うこと聞くんだろ?

 さっさと着いて来い!!」

 

「し・・・しょうがないですね。負けたのはボクですし。

 けなげに着いて行ってあげる事にしましょう」

 

「そうだぞ、敗者は勝者に付き従うのだ!!」

 

「プロデューサーさん、ちゃんとボクの分も買ってくださいね」

 

「なぜだ!?勝ったのは俺だぞ!!」

 

「だって、プロデューサーさんのお願いは一緒にクレープを買いに行くことですよね?」

 

「そうだ!!」

 

「一人でクレープを買いに行くんでは無いんですから、

 ボクにもクレープを買ってくれないとお願いは成立した事にならないですよね?」

 

「うん。うん?」

 

「と言うわけで、さあ行きましょう!!

 ボクはイチゴとクリームがたくさん乗ったのが食べたいですね」

 

「なんか、腑に落ちないが、まぁ幸子がそう言うなら仕方ないな」

 

「そうですよ、なんてったってボクはカワイイですからね!ふふん」

 

そう言って立ち上がり、俺の腕に掴まって来た。

 

「そう言えば、幸子が勝ってたら俺に何をお願いしてたんだ?」

 

「それは・・・」

 

――――――――――――――――――――――――――

 

『本当だよ。幸子のプロデューサーは一生俺だよげっへっへっ!!

 で?やるゲームは何なんだ?』

 

――――――――――――――――――――――――――

 

 

「幸子?」

 

「駅前の新しいケーキ屋さんでケーキを買ってもらおうと思っただけなので、

 まぁ場所は違いますが結果オーライです!!」

 

「そうか。じゃあそこはまた今度、幸子の仕事がうまく行ったら連れて行ってやろう」

 

「じゃあ明日の仕事の後ですね。ボクはカワイくて完璧ですから。

 さぁ、早くクレープ屋さんに行きましょう!!」

 

「ほいほい、じゃあカワイイカワイイ幸子ちゃん、行きましょう」

 

「褒め方が雑です!!もっとしっかりと感情込めてお願いします」

 

「善処しまーす」

 

「その言い方はカワイく無いので却下です」

 

 

 

 

 

 

いつか oh! i...get you★get you★Future day...

 

 

 

俺と幸子がドギマギするだけの話 -fin-




最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。

しばらく妄想劇場はこう言った短めのものが増えるかもしれません。
増えないかもしれません。

ある程度決まったペースで投稿できれば良いのですが,
まだまだままならない状態です。

ご迷惑お掛けいたしております。

では、この辺りで失礼致します。
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