「それで?その後人里に行って食べ物を買って帰ってきたと」
「そう。それで帰ってきたらこんなだったということ」
「お邪魔してるぜー」
「お邪魔してるわよ」
白黒の魔法使い、魔理沙とアリスさんがいたというわけだ。
魔理沙とアリスさんには面識があった。
二人はよく神社に遊びに来るので、必然的に面識をもつことになる。
そして現在、ここに来る前のことを、霊夢達に話した。
「喪服を着た男ねぇ...」
「ねぇ、その男は最終的にどうなったんだ?」
「妹紅さんに燃やされて、焼死体になったと思う」
「うわぁ、容赦ねぇなあいつも」
魔理沙はそのことを聞いて苦い顔をしながら呟いた。
実際、殺されてもあの男はなにも言えないだろう。妹紅さんを爆破して僕の肩を切らせたんだから。運良く妹紅さんは不死身で、僕は………。
「あぁ、不幸だなぁ」
なんとなく呟いてみる。
すると、アリスさんが不思議そうな顔をして僕に聞いた。
「なにが不幸なの?」
「いや、襲われたことと今までの事が、不幸すぎてちょっと萎えてただけです」
「襲われた理由とか覚えてないの?」
「ない.....とは言えません」
また父親が理由だった。
この世界に来ても、まだ父親に縛られるのか。
もし、幻想郷に父親がいたら、と考えてしまったのだ。
「多分、無差別にやってきたんだと「ちょっと待って」………なに、霊夢」
またこの人は僕の言葉を遮ってきた。
遮った霊夢が、疑うような顔をして僕に問う。
「その喪服の男って死んだの?」
「だから、ナオヤはそう言ってただろ?」
「……なるほど、それなら聞き出せるかもしれない」
「は!?」
僕の発言に対して魔理沙が驚くようにこちらを向いた。
「でも今お前、焼死体になった言ってだろ?」
「いや、実際にはわからないんだよ。そんとき僕気絶したから」
「それで妹紅も知らないとなると、………確率は0とは言い切れないわね」
しかし、あの状況で死ななかったとなると、かなりの幸運か、組織的な物事も考えられるなぁ。
まぁ、それは考えすぎのレベルのものだが。
そんなバカらしいことを考えていると、アリスさんが真剣な顔で霊夢に問いかけた。
「それで、この後の対処とかどうするのよ」
「……めんどい」
ムスッとした顔で霊夢は言い放つが、アリスがそれを見かねて問い詰める。
「あなたナオヤが襲われてるのよ!!よくそんなことが起きて言えるわね!!」
怒鳴られた霊夢も怒鳴るように言い返す。
「うるさいわよ!!最近変な組織ができたって噂があって、その繋がりがあるかもしれないんだから下手に手が出せないのよ………」
最後、なぜか霊夢はだんだん小声になるように言った。
そして、霊夢はなにか気づいたような顔をして、僕に言い放つ。
「ナオヤ、明日一緒に出かけるわよ」
このとき僕は思った。
僕に平和はないのだろうか、と。
その後の事のゆるい話 第一回 「ウラベニホテイシメジ」
「んで、魔理沙たちはご飯食べるの?」
「そりゃぁそうだろ。それにほら、こんなにキノコあるんだぜ」
「そんなにいらないし、そもそも絶対そのなかに怪しいもの入ってる気がするんだけど」
「大丈夫だぜ!!それにほらこれ食っても」(パクっ!!
バタン!!
「だ、だいじょうぶだろぉぉぅ……」
「……アリスさん、解毒剤とかありますか?」
「……またなのね」
「(前にもあったのか?)」
魔理沙の持ってきたキノコは、たまに?毒キノコなるものが入ってることが証明された瞬間でした。