最近、忘れていた事がある。
事というよりそれは感覚で、それは数日前失ったものだ。
本当に懐かしい感覚だ。
たかが数日前というだけなのに数年も前のように感じる。
あの僕がこの不思議な世界で1番最初に絶望し、一番最初に生き甲斐を得れた日。あの日以来の感覚を、今思い出した。
この感傷に浸れるのなら、意外と忘れて思い出すのも悪くないかもしれない。
赤に統一された建物、紅魔館。
そこには悪魔が住んでいるという。
真っ赤な建物に悪魔、なんてぴったりなセットだろう。なんて思っているだろう。
紅魔館の内部事情を知るまでは。
「うあー!!また負けたァ!!」
「ふっ...この私にトランプ勝負に勝つなんて100年早いわよ」
「流石です、お嬢様」
「何故か漂うぽんこつ感」
赤い館のなかで、これまた赤を主体とした丸いテーブルを囲んで、トランプに興じる男子一人と女性三人。
一人は蝙蝠のような翼を持つ見た目幼女、その隣に座り煽てる銀髪のメイド、宝石のような翼を持つ金髪幼女、そして僕。
こんな異質な空間に僕がいるだけで僕も特殊な存在なわけではない。というか、凡才だ。
こんなところにいるのには理由というか、そういうものがある。
俺が紅魔館で、人里で起きた妖怪達の襲撃で死んだと思われた女の子『ヒガン』と再会した日、同時に霊夢が永遠亭に搬送されていたことがわかった。そして、現在僕はその入院費を紅魔館で働いて賄っている。ちなみに日本円に直すと、五百万らしい。
しかし、それほど長く居座るつもりはなく、一か月住み込みで紅魔館にて働けばいいだけだ。めんどい。
「そういえば咲夜、ヒガンは?」
「ヒガンは今人里におつかいに行っています、妹様」
僕は赤いテーブルに散りばめられているトランプを一つにまとめる。
すると、銀髪のメイドの咲夜さんが僕に指示をする。
「トランプを私の部屋の引き出しにしまってきたら、東館二階の廊下の窓を拭いてきて、終わったらその階の階段を掃除してきて、それも終わったら玄関で待機して待って頂戴」
なんというか、この仕事、ブラックじゃありませんかね...
「ふぅ、なんとか終わった」
廊下の掃除をなんとか早く完璧に済ませ、身体にのやりきった感に浸る。
掃除はやればやるだけ手際良くなるし、何より集中して行える。意外とこの仕事僕向きなのかもしれない。でもやり過ぎは良くない、過度な行いはブラックになる。
「さて、玄関に行こうかね」
てか、あのだだっ広い玄関でなにを待つというのか。
「ーーいやわかった、理解した、完全に出迎えろってことじゃないですか咲夜さん」
そこにいないものの名前を呼び、嵌められた感が半端ない文章を紡いだ。
はぁ、とため息を吐きながら、意外とすぐそこにある玄関に向かう。
多分この指示の意味は、「ヒガンの荷物持ちをしろ」っていうのだろう。とても、咲夜さんらしい。
「ただいま帰りましたー!!」
元気な声が玄関の方向から聞こえてくる。
「急ぐか」
駆け足で彼女を向かいに行った。
目の前には、もう少しの景色広がっていた。
おっひさしぶりでーす。もうサボりすぎで感覚忘れてて迷走しているそーだぜりーです。
今回はサボりつつけてきたので、かなり少なめです。駄菓sだがしかし!!今度こそは!!いつも通りのテンションでやっていきますよ↑↑!!
えっ?いやだ?嘘つけぇー。(催眠)
今度こそはいつもの本調子で頑張っていきますので、よろしくお願いします!!
では!!
ちなみに、例の女の子に今回あまり触れていないのには、少し理由がありまして...