天才と秀才と凡才とそれより下。
天才はあんまり努力をしなくても上手くできるやつ。
秀才は努力して天才と同格、以上か同格のやつ。
凡才は秀才より頑張ったってできない、それかやっと上手くできるやつ。
それより下っていうのは、何やってもできない、だから人一倍やってる奴よりも人一倍やって、やっとできる奴、それでもできない奴の事だと思う。
さて、知っていると思うけど視点を変えれば、天才は秀才に見えて、秀才は天才に見えてしまう。
でも、『それより下のやつ』は頑張ったって『それより下のやつ』なんだ。
だって、そこがスタートラインなんだから。
ツグナイです。最近、咲夜さんに体力面が良くなったことがばれて仕事量を増やされました。そのおかげで、身体が耐えられるか心配です。なんでバレたんだろ...
それで魔法の事はというと、結構進歩しまして現在...
「ギァァァァァアアアッッ!!」
人を燃やしてます。
レミリア様を殺しにきた人の一人で、実験台一号として僕の得意な魔法の「発火と増幅」をしていました。
黒い神父服を着た男は僕の前で未だに燃え続けている。神父と僕はある程度離れているが、こっちまで火の熱気が伝わってくる。
「グッっぞッッ..!!くっッぞ、くっぞくっぞくそくそクソクソクソクソクソクソクソ!!!!!!」
「黙れよ。死ぬときぐらい、黙って死ね」
僕は火を強め、神父の皮を溶かしていく。
「あぁ...!!ぐぁぁ..」と呻きながら、自分が焦がし溶かされていく事に、抵抗がなくなっていき、終わりにはボトン、と焼死体となって燃え尽きた。
その生物から物に今変わった物を見て、
「...人が死ぬ時って意外と呆気ない」
なにかを空に呟き溶かしながら、館内に戻った。
「終わったの?」
館内に戻ると、そこには銀髪メイド、もとい咲夜さんがいた。
咲夜さんの姿は、人殺しを今していたはずなのに何故か綺麗だった。
「なんで咲夜さんのメイド服綺麗なんですか?」
「それは...慣れね」
「...なるほど」
何故か咲夜さんが言うと妙に納得感が出てしまい、咲夜さんの服が綺麗なのが当然のように見えてしまう。
しかしこれでレミリア様を殺しに来た奴らは、全滅した。
今殺した奴の顔を思い出す。
あの焼き焦げた、溶けるようにして焼けた神父服の顔を。
あぁ気持ち悪い、グニャグニャと僕の心臓部分でなにかが蠢いている。
僕は人を殺した、焼き殺した、あの時、あの時、僕は、僕は、どんな顔をしていたのだろうか。
「ツグナイ君、あなた今日から少し休んでいいわよ」
「えっ?」
唐突の通告に戸惑う。
そりゃそうだ、考え事をしている最中にいきなり言われたんだ、しかも真顔で。繰り返す、真顔で。
「えっと、なんでですか。僕なんか失敗しましたか?」
「いや、それはないわ。むしろ、優秀すぎるくらい良いのよ」「ならッ!!」
「だからこそ!!」
咲夜さんは僕の切り返しを遮るようにして、誇張して話した。
僕はその切り返しを出せないまま、ただ聞いているしかなかった。
「だからこそ、休みを必要とするのよ。出来すぎるあなたの思考と技術は、あなたの精神と身体に大きな負担をかけるわ。倒れちゃ元も子もないし、それにお嬢様が心配するわ」
「.......わかりました」
「お嬢様には私から言うから、あなたはもう上がりなさい」
「..はい」
僕は少し足取りを重くして自室に向かう。
咲夜さんはそれに踵を返して、主人のいる部屋へ向かうのだった。
「咲夜、良い判断だったわ」
「お褒めに預かり光栄の至りです」
そこには紅魔の主たる吸血鬼と、その従者たるメイドが主の机を挟んで会話していた。
「恐らく、お嬢様が危惧するものがツグナイの心の中で活動し始めたのかと」
「まさかトリガーが人を殺すことなんて、恐ろしいわねあの男は、いや主犯は「あいつら」か」
「しかし、あいつがこの幻想郷にいる限り、ツグナイの身に危険が及びます。どういたしましょう」
「あいつ自身は、自分の身内を殺したくはないはず、でもあいつらはツグナイの中にいるアレを取り出して、誘拐したい。ツグナイはアレに依存する形で生きている。.....まるで絡まった糸ね」
主は額に手を当てため息は混じりに吐く。
「......とにかく、ツグナイにはあまり負担をかけないようにしなさい」
「承知いたしました」
少年は手を赤く、紅く汚してしまった。
それにより作為的に作動した自滅機構。
作成者は語る「やりたくはなかった」と、泣きながら。
依頼主は笑う「死にたくないなら心臓を差し出せ」と、化け物みたいに。
背負わされた少年は呟く「生きたいだけなのに」と、苦しげに。
生きていれば際限なく生まれる苦しみと辛い過去、一人は泣き、一人は笑い、一人は苦しむ。
さて、そこにイレギュラーを混ぜればどうなるのか。
そう、例えば、『破壊する狂った人形』とか。
「やっと着いた」
僕はやっとたどり着いた大きな扉を見て、これからの事が頭によぎる。
妻の事、ナオヤの事、そしてあの人間を騙る化け物どものこと。
今はそれどころじゃない、このチャンスを逃してしまうのは死刑レベルでやばい。
扉を開ける。と、そこは人形の死体がそこらに散らかっていた。
「だれ?」
声の方、大きな大きなベットに腰掛ける、宝石の翼を持つ幼女の方へ向く。
「やぁ、僕は君に頼みごとがあってきた」
さて、化け物ども、せいぜい騙されてろ。
高校生になってアルバイトしたいなぁなんて考えて、ブラックじゃなければいいや、なんて呑気に考えています。作者のそーだぜりーです。
日常系描こうなんて考えていたらこんなことなりましたー。HAHA☆なんくるないさー。
まぁ、でも一件落着したら日常系になりますよ。たぶん(ダーリンみたいな小声)
あぁでも幼少期は日常系にはならないですよ。
咲夜さんのおねショタn(打撃
誰か「黙れ。とにかく黙れ。一瞬黙れ。永久的に黙れ。あ、久しぶりです、誰かです」
よし、にげy(捕まった
この日以来、そーだぜりーはチュウニズムをやらなくなった。(嘘)