ここに来て一週間たった。
ここが幻想郷という場所であり、元いた世界ではないことがわかった。
今は、小さな小屋を借りて生活している。
なんか、小さな子供が一人暮らしをするとなると、里の長からお金がもらえるという、嬉しい特典があった。
たった4日だが、充実した1日1日を過ごしている。今日は小屋で、ゴロゴロしていようと考えていた。
しかし、その計画はある人のせいで崩れるのだった。
「ほらー出て来なさーい!!一緒に寺子屋にいきましょー!!」
最近、というか三日前からつきまとってくる少女の声が、小屋の扉越しに聞こえた。
つきまとってくる理由は至極簡単で、寺子屋の先生に連れてくるよう頼まれているらしい。もちろん、僕は行く気も無いし、勉強なんていらないと思っている。
自分で言うのもなんだが、僕は普通の人よりは頭がいいと思っている。
理由は、昔父親に「一週間で一学期の勉強を覚えろ」という無理難題を強いられ、結果覚えられた。この時僕は思った、人間脅されてやればなんだってできるのだ、と
その結果、勉強系での無茶振りが多くなり、最終的に中学生の範囲まで手を出してしまった。(具体的に言うと中ニの前半の範囲全部)
僕が元の世界の自分の環境のことについて思い起こしていると、「ちょっと聞いてる?」と少女が聞いてた。
「ん? あぁ、ごめんごめん聞いてます。続きをどうぞ。」
「? とにかく寺子屋に見学でもいいから来てよ!!」
「(父親のことを思い出しすから)僕は行きたくない」
「それだとけーね先生が怒っちゃう」
「じゃあ、そのけーね先生にも言っておいてよ、行かないって」
「それだとけーね先生がここに来ちゃう」
「けーね先生がここに来るとどうなるの?」
まさか、扉を強引に開けて連れ出すとかか?いや、それはないか。
ちゃんとした大人の先生だったら、そんなことはしないだろうな。
そんなことを考えていると、少女が少し震えた声でけーね先生のことについて語る。
「ここに来たら」「来たら?」「強引に扉を開けて……
おいおい、予想どおりの展か「君が白眼を剥いて気絶するほどの頭突きが、君の頭におちるよ」
全然予想どうりの展開じゃない。直角90度真上を行きました。
なにそれ、僕の父親でもしてないことだよ。てかそれ、元の世界だったら犯罪じゃん。
そんなことを聞いた僕は、多分新たな恐怖でかなり顔を青くしていただろう。
ちなみに、少女が語ったことはハッタリで、それにまんまとハマる僕に笑いをこらえていた。
「わ、わかった。見学だけでも行こう」
「本当!?やったぁ!!これで金平糖がもらえる!!ありがとう!!」
なんと、少女は金平糖でつられていただった。
少し僕は、むなしくなった。
「じゃあ、明日また来るから。また明日!!」
「うん、明日」
先程の虚しさから一転、少し嬉しかった。
あまり学校に馴染めず、クラスで空気と化していた僕には『また明日』と言い合える友達が居なかったからだと思う。
『また明日』と耳で木霊する。
「また明日、ねぇ」
ふふ、と少し笑ってみた。
でもあとでわかったんだ。
この『また明日』が来ないことを。
そして思い出すんだ。
大切な人がいなくなる恐怖を。
どうも、そーだぜりーです。
今回は一言だけ謝罪を。
いつも短くてすいません。
では!!
完全に折れないフラグ立てましたねはい。