死にたがり少年と幻想郷   作:そーだぜりー

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第三章 第二話 「サッカーと銃それに」

「さて、まず今いる場所から把握しよう」

 

あの絶望のスカイダイビングが終わり、なぜか死なずにいる俺ことツグナイ君は現在謎の森にいた。

あの後、一応グシャっといやなおとがしたが少し気絶しただけだった。打ち所がよかったのか?

 

「まぁ、まずはこの森を抜けよう」

 

この草木が生い茂る謎のキノコ群がある森から脱出しよう。

ということで、なんのあてもないまま行動することに。

すると、

 

バァンッッ!

「ッッ!」

「おおっとそれを避けるたぁ、すごいねぇ」

 

謎の拳銃男A現れた。

拳銃男Aはこちらに銃口をむけたままニヤニヤと笑っていた。

あぁイライラするわー、とか少々思いながらどうしようか考える。

素手で挑むわけにもいかないし、ここは

 

「なぁ、素手相手に拳銃かよ。ここは対等にいこうぜおい」

 

俺は挑発をする。なに困難なことではない、ただ相手をおちょくるだけのシンプルなやり方。

すると、相手はこめかみに力を入れて怒鳴るように言う。

 

「あぁそうだなぁ!!ホラよ、これでいいだろ!」

 

沸点低いなぁ。

まぁ、結果オーライだ。

投げ捨てられたナイフを手に取る。

そのナイフを右手で持ち、自然体で待ち構える。

 

「それじゃあ、死さらせぇガキ!!」

 

男は拳銃を構えたままだったので、そのまま引き金を引く。

ばぁんと重い銃声がなりひびく。

しかし、それより先にツグナイ倒れていた。

そう、自分の左手首を切って血液を吹き出させながらたおれたのだった。

 

「はぁ!?なんだこいつ自殺しやがったぞ」

 

驚いた表情を見せながら、こちらへ歩いてよってくる拳銃男A。そりゃそうだろう、自分が殺す前に自殺してしまったのだから。

拳銃男Aは俺のことを見下すように嘲笑う。

 

「くははは!!なんたぁひでぇざまぁだ。自殺するために俺のこと挑発してナイフとるたぁお前最高だぁ!!」

 

抱腹絶倒する拳銃男A。

あぁ、うるせぇなぁ。

だから、こういう系の人は嫌いなんだよなぁ。さて、まぁ、とにかくやることは一つなわけだが。

 

「ふふふふはぁ!?」

「死亡フラグ生成中のとこすまないが、回収の時間だ」

 

拳銃男Aは地面にたおれ込んでいて、俺は立っている。

やることは一つ

 

「サッカーボールの刑だ」

 

ゴールのないサッカーボール(拳銃男A)を蹴り飛ばす俺。

サッカーボール(拳銃男A)は回転がかかりながら低空飛行で飛んで行く。

それを背景に俺はその地を去っていった。

ダッシュで。

 

 

「ヤバイヤバイヤバイ、銃刀法違反者と会っちゃったよ。ガチでどうしよう。そうだポリスメン、は居そうにないし」

 

人生発の銃攻撃にドキドキしている俺。

自分の能力『自殺行為で力を増幅させる程度の能力』を応用した技。その名も『殺し違い』は、俺は自殺するとほんの数秒間無敵時間が存在する。その数秒間に相手の即死攻撃を当てるというミニチート技なのだが。

 

「副作用として、そこの部位の感覚が数時間無くなるんだよなぁ」

 

自分の弱い所を呟きながら、今も走っている。

そもそも、俺は平和主義者なのになんで、こういういろんなことが起きるかなぁ、中学校でも不良に絡まれたりとか不運過ぎるだろ。しかも、人とは違くて幼い頃の記憶がないって不運にも程があるだろ。

そんなことを心のなかで愚痴っていると、ひらけた所に出た。

そこには長い階段があった。

そして、そこから別れるように整地された道が続いていた。

 

「整地された道があるってことは、他にも人がいるってことか」

 

拳銃男Aのような野蛮なやつじゃなければいいや。

俺は長い石階段を上りはじめる。

数分後、石階段の頂上に到達した。

そこには、神社があった。

鳥居には『博麗神社』という看板的なやつが立て掛けられており、その先にある神社には前には大きな鈴(鳴らすあれ)と賽銭箱があるだけだった。

「誰かいますかー。迷子になったんですけどー」

 

高一になって迷子かぁ。とか思ったりした。

しかし、呼んでも返事がないということはいないと解釈していい。

これからのことについてを考える。

 

「さて、どうしたもんかな」

 

すると後ろで足音が聞こえる。

振りかえると、紅と白の変な巫女服姿の少女がいた。

 

「あら、人が来るなんて珍しいわね。参拝客かしら」

「いや、違います。ここで迷子になっちゃって」

「私は博麗霊夢よ。ここで、巫女をやっているわ」

 

少女は平然として言った。

相手から自己紹介をしてきたから、こちらも自己紹介をすることにした。

「俺はツグナイナオヤ。ただの高校生だ、ってどうした?」

 

少女はなぜか驚いたような顔をして硬直している。

 

「ツグナイ、ってまさか。あなた、戻ってきたの? 」

 

少女が言った言葉は、あたかも俺が前ここに来たことがあるような口調だった。

 

 

 

 

「ねぇ、彼が戻って来た気がするの」

「あぁツグナイがか。それはないんじゃないか。外の世界からはこちらへは干渉できないって紫が言ってたし」

「そうだよね。でもツグナイは戻って来るって言ってたし、今は信じて待つよ」

「あぁ、そうしな。ヒガン」

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