「ツグナイって、まさか戻って来たの...?」
少女は俺の名前を聞くと、驚いたまま固まった。
その言葉はあたかも前にここへ来たことがあるかのような口調で、当然俺はここに来た記憶すらない。
「...あの、人違いでは?」
「いいや、そんな名前そうそういないわよ。それに、あなた能力があるわよね。たしか、『自殺行為で能力を増幅させる程度の能力』だったかしら」
うわぁ、1字一句間違ってねぇよ。
たしかに、俺が小さい頃の記憶が無い事の理由になるかもしれないが。記憶を消す理由が分からない。いや、それか記憶を消すしかなかったのかもしれない。
頭の中でいろんな事が飛び交う中、霊夢が近づいてきた。
そして霊夢が俺の前まできて、頬を叩く。
「うお!!」
「あなたって、1度考え始めると周りが見えなくなるタイプよね」
「すいません」
霊夢はそのまま俺を通り過ぎた。
「あとは、中で話しましょう。あと、」
霊夢は少し言葉を区切り言った。
「敬語は禁止よ」
妙にその言葉が懐かしかった。
「学校?の登校中に変な空間に落ちて、幻想郷の空に紐無しバンジーした挙句に、変な男と遭遇して1回死んだが相手をサッカーボールにした後ここに至ったという訳ね。…なんか、災難だったわね」
「どうも」
博麗神社の中の居間でちゃぶ台を挟んで話していた。
霊夢は幼少期の俺を知っているらしく、この「幻想郷」という魑魅魍魎の湧く世界に来たことがあるらしい。
それを知ったところで俺の8歳までの記憶は戻らないし、今の目的は変わらない。
「それでさ、俺を元の世界に戻せるか?」
「……やっぱりそうなるわよね。まぁ、できるわよ」
この言葉を聞いて体中が歓喜した。危うく人の家でガッツポーズをとるところだった。
「じゃあ今すぐにで「却下よ」はぁ!?」
「却下よ、却下。いやよ、めんどくさい」
「めんどくさいって…」
その言葉のおかげで頭に血が上るのを感じた。
ちゃぶ台をバンッ!!と叩いて怒鳴る。
「こっちは大事な高校の入学式の日だったんだぞ!!そんな大事な事をめんどくさいって…」
「言い方が悪かったわね。『できないわ』私はやってもいいけど邪魔が入るわよ」
「はぁ?なんで俺が元の世界に帰るだけで、邪魔が入るんだよ」
今度は意味不明な事を言われて、頭に上った血が下っていくのを感じる。
だめだ、こいつに完全にペースを掴まれている。
しかし、できないというのはどういうことだろう。やるのは霊夢だろうが、霊夢の調子でも悪いのかもしくは……。
「……なあ、霊夢」
「なに?」
「霊夢ってまさか頭良かったりする?」
「知らないわよ。勘がいいとは言われるけど」
「そうか、じゃあ俺を落とした犯人とかわかる?」
目の前の少女は少し驚いたような顔をする。だが、すぐに元の顔に戻り言い放った。
「知ってるわよ。てか、すぐそこにいるじゃないの」
「お邪魔してまーす」
「………うわぁ」
霊夢が指を指したそこには、俺が落ちてきたときに見た変な空間から上半身を出している金髪美女がいました。
はい、久しぶり過ぎて記憶に残ってるのか怖い作者のそーだぜりーでございます。
遅くなった理由?受験勉強ですね、はい。(そーだぜりーは、最近嫌いなやつにテストの点数がバレた際 うわ、余裕で勝てんじゃんwww と笑われて殴り飛ばしそうになった位馬鹿です)
ということで、受験が終わるまで投稿が極端に遅くなります。
ごめんなさい。
でも、投稿は誠心誠意がんばりますので、どうか見捨てないで下さい。後生です。(必死)