楽しいと思える日々が羨ましかった。
そんな日々が俺にも無かったか、なんて言われたらあったかもしれないし、無かったのかもしれない。前を知らない俺には、前ではなくあってもなくてもどうでもいいものだ。
周りを見れば幸福そうな顔のやつらがいて、鏡を見れば不幸そうな自分の顔があった。幸福そうな奴らを潰したくなって、最終的にはそんな事を考えていた自分を呪った。
そんな毎日を過ごすのは、とてもとても苦しくて、自分が自分の首を絞めているかのように錯覚する。
しかし、それはたかが錯覚だ。実際に死ねない。それでも苦しいのには変わりない。
そんな自問自答な日々を過ごしています。
「はぁ、学校いきたくねぇなぁ」
まさに学校に通う少年の定型文を、自宅への帰り道で堂々と呟く。そりゃそうだろう、本気で思っているのだから。
こういうものを考えていると、学校の存在意義を深く考えたくなる。事実、勉強ではなくふざけることに力を入れている学生が多いのが俺の通っている高校だ。それを見て見ぬ振りをする先生も先生だ。
そんな学校で勉強をしたくなるか?ならないだろう。
「...はぁ、学校いきたくねぇ」
二回目だ。
そんなふざけた事を、夕日を背景に思考する。
自問自答を繰り返し、冴えない頭で出ない答えを出そうとする。
そんな、ある種自殺行為じみた思考回路を持って、一度自分の存在を確認する。
俺はツグナイナオヤだ。俺はツグナイナオヤだ。俺はツグナイナオヤだ..........
. . .まだ生きている。
あぁ、まだ生きている。ツグナイナオヤは今もこの世界に存在している。
「...おっと、着いたか」
赤い屋根の二階建ての横長いアパートが目の前に現れる。
自分の部屋である402号室に足を向ける。階段を登り、102,202,302と俺の横を流れていく。そして402の数字が目の前に止まる。扉は黒く周りが白いコンクリートの壁だ。あんま俺は好きな配色じゃない。
「ただいまー」
自分以外誰も住んでいない部屋の扉を、ギギギィと音立てて開ける。
とにかく飯を食ってお風呂に入って歯磨きして寝る事を頭に再認識させる。
部屋に入って素足でリビングに入る。
この後予定通り食って入って磨いて寝た。
しかしそのまた後はどうだろう。
「何処だここ...」
よくある異世界モノのラノベよろしく、起きたら知らない森で横たわっていた。しかも、学ラン姿で。何故学ランなのかはわからないが、俺の通っている高校の制服は学ランで、その学ランには土に横たわったせいで土で汚れている。
「...とにかく移動しないとわからないな」
学ランに付いている土をバサバサっとある程度払い落としまた着る。
俺は完全に当てもなく歩き始める。
周りを見ると見たこともないキノコや花があり、湿った空気が周りを満たしている。ざくざくざくと運動靴を履いた足で土を踏みつける音と他に、湿った風が木を揺らしていた。
暗く不気味な雰囲気の森を歩いていると、正面が明るくなった。
「うッ....!」
今まで暗い所で目が慣れてしまったせいで、いきなりの光に唸る。
少し歩いて行くと、ひらけた場所に出た。
そこには、
「綺麗だな...」
紅い花咲き誇る、美しい一本道に出た。
あぁ、ここは何処なのだろうか。こんな綺麗な風景が或る場所はなんという所なのだろうか。
「こんにちは、お兄さん。自殺しにきたのかい」
風景に見惚れていると、横から女性の声がした。
振り向くと、そこには赤い髪をツインテールにした高身長の女性が居た。
「あんた自殺志願者の一人かい?全く、せっかく受けた生を無駄にするなんて、ほんと世も末だねぇ」
「ちょっと待て。誰が自殺志願者って言ったんだ。俺はまだ生きたい一般学生だ」
「ん?じゃあなんでここにきたんだい?」
「すまないが、ここは何処なんだ?起きたらここに居たんだが...」
あぁ...なるほど、と頷く女性。
「そうか、あんたは招かれた側か.... ご愁傷さまだね」
「いや何言ってんのかわからないんだが」
「博麗の巫女がやるようなことだけど...」
「ようこそ幻想郷へ。私は小野塚小町、しがない死神だ」
どうやらここは、別の世界らしい。
更新一切やってなくてfgoハマっちゃって水着ネロ当たっちゃって発狂しちゃってwwwwwxっな作者とそーだぜりーです。はい。
ふつーにfgoおもろいじゃないすか。
さて、今回の回はなんかノリで書いたやつでして、本編とはなんの関係もありません。ので本気になさらないでください。ですがまたノリで書いちゃうかもしれないので、その時は違う作品として出します。
ま、書く書かないは見られている回数で判断します。(いや絶ッッッッッッッ対見られねぇだろうな)
久しぶりの更新で、ドキドキバギでしたけど無事投稿できました。次回も何卒よろしくお願いします。
では!!
最近ふざけてない...だと...