ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

116 / 192
本ルートのマーシィは色んな武器を使います。
まだ数個しか使ってませんが、取り敢えず共通点はあるんです。

リマスター…つまり無印仕様で考えるとわかり辛いですが、3仕様で考えれば分かるかと。多分。

因みに若干グレーなのがあったのは内緒。





灰の丘を踏みしめて。

 

一歩一歩足を前に出す度に、ぼふ…ぼふ…と。

灰が己の重さで押し込められて、跡がくっきりと残る。

 

ふわっとした軽い感覚だ、だが温もりを感じるような軽さじゃない。

 

 

この丘に埋もれた廃墟の様に、空っぽな軽さ。

ちょっと蹴り上げればそのまま空気に乗って流れてしまう。

 

 

 

何か、ごっそりと抜け落ちたような気分だ。

 

 

「なあ…俺は自分が良いと思った事をやってるハズなんだけどなあ…」

 

背後を歩くベルカに問いかける。

…そして後悔した。こんな事問われても、困るだけだろうに。

 

「心配ないわ、大丈夫よ…きっと」

 

「…そうかい」

 

 

ホント、良いヤツだよ彼女。

初めてこの世界に飛ばされてよかったと思えたよ。だけど今は…いや、何も言うまい。

 

それほどに守護(まも)りたい人を守護(まも)るのに、そんな卑屈になってどうするんだ。

 

 

 

 

 

 

――――と、ここで決意を固めたのはいいが…このまま当てもなく進んでもカムイ達と合流できるとは限らんな。どこかに通じていると分かる道があればいいんだが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とか思ってたら、だよ。

…いや、割と確実なのは嬉しいんだ。それはそれでいい。

 

でも流石にこれはヒデェよ。

 

 

「螺旋階段…しかも手すりなし、と。

最悪だな」

 

あ、いや…いつもの事か、よく考えれば。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ◆   ◆   ◆

 

遠くから見れば宇宙エレベーターみたいだったのに、こうして昇ると本当に只の長い階段だって事を思い知らされるよ。

 

鴉頭が俺だって知った人間も、こんな感じで幻滅してるって思うと少し笑いたくなる。

 

 

…考える事もなくなった。

黙々と無心で上るよ。

 

 

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ベルカ、疲れてないか?」

 

「問題ないわ、まだ行ける」

 

「無理はするなよ?タフなお前でもこんなの――――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いない、彼女。いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しまった、俺のミスだ。

一緒に手を繋ぐなり、なんなりすればよかったのに…!!!

 

いや、普通ならしてたハズだ!

こんな危なっかしい足場…いくら拒否されてでも…!

 

 

なんでだ!何故しなかった!

普通なら…!!

 

 

 

 

「醜い…醜い様だ、だが腹の底から笑える…」

 

頭の上から、声がした。

奴だ。

 

「どうだ?夫婦ごっこは楽しかったか?

 

そりゃあそうだよな、慰めてほしいよな?他でもない本人に。

“大丈夫、あなたは悪くない”ってさ!幻想だったとしても言ってほしいよなそりゃ!アッハッハッハハハハハハハハハハハハハハハ!

 

あれ?言ってもらってない?

そら残念。でも時間は時間だ、もう片付けちまったんだからしゃーない」

 

コイツは…なんで、コイツは…ッ!

 

 

「オイオイ、逆ギレはよせよ。

第一俺がやったんじゃ…あり?なんか火に油注いだ気がする」

 

 

「野郎ォォォォオッ!!!」

 

もう殺す!

コイツだけはやっぱり殺してやる!

 

 

 

「待て!落ち着け!…って」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   □   □   □   □   □

 

…アレ?何で俺、落っこちてるんだろ?

しかも目の前になんか…メカメカしいってか…なんつうか、妙に機械的な奴が…。

 

 

 

(…なんかトールギスに似てるなコイツ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背中の神経で、激しい衝突を感じた。

クソ!なんかよく分からんがヤツを逃がしちまった!

 

そしてよく分からんデーモンの次は、MSみたいな造形の…自動人形か何かか?

 

まあいいや、なんか敵意向きだしだ!

 

「チィ…!」

 

 

取り敢えずソウルからバルデルの直剣を取り出す。

一瞬トールギスみたいだって思ったから、直感でスピードタイプだろうと考えてのバル直だが…威力は後回しだ、当たらなければ意味が無い。

 

 

ブースト移動である分あちらの方が機動力がありそうだが、小回りはこちらが勝っているはずだ。

 

一発一発カウンターを狙うしか…。

取り敢えず獅子の指輪は付けておこう、幾分かダメ稼ぎにゃなる。

 

 

思いつく限りの準備は施した…後はやるだけ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

「ねえ、カムイ…この残骸って」

 

「ああ、あの4枚葉の絡繰のモノだ。

やはりどれも停止して………」

 

 

「カムイさん!この絡繰だけ大きな空洞がありますよ!

ムッキムキで大きな人でも入れそうです!」

 

「なっ!?…本当だ…でも、一体何が入って…?」

 

 

 

 

 

 

 




明日から学校の寮に3日間ほど収よ――――――宿泊します。
その間他の人の作品の確認すら出来ないのがキツイ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。