ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

139 / 192
何の想定外かって?俺(作者)の想定外だよ!!

やっぱり頭痛が酷い時に書くもんじゃないね…どうして裏設定だった五番目の歌詞(上位者向け)をマーシィが歌ってるんだ!?


というわけで意味不明回まだまだ続きます。
ってか、今回はこの作品屈指の速度的カオス回になると思います。




そして今回は前半は三人称で書くことになりました。
前回の最後の部分の続きです。



それでは~本編~ど~~~ぞ~~~


想定外

 

…巨木の湖に、鎮静の歌に続いて奇妙な歌が響いた。

 

 

そのリズム等はアクアの歌と全く同じでありながら、歌い手がマーシレス…つまり男声であるが故の低い音の響き――――――しかし、それ以上に言語が意味不明且つ解読不能…言葉を発していると認識しない者がいる。

 

 

 

そもそも、歌が聞こえる者は一握りに限られた。

元よりマーシレスの近くに居たハイドラとカムイ。

 

そして自らの歌の届く範囲に近づいたアクアと、彼女に同伴したマークスにリョウマ、そしてサクラ。

 

最後に、マーシレスの身を案じて駆け付けたベルカ。

 

 

 

 

彼ら、彼女らが狂ったように歌い続けるマーシレスを静観しながら、次なる脅威に身構えた。

 

 

 

 

歌が聞こえぬ者も、「これで終わるハズがない」と周囲を警戒する。

この歌より前にマーシレスから“人知の及ばないモノ”の存在が2度ほど確認されている。

 

一つはディアの港で暗夜軍をほぼ壊滅させた『膿』

二つは先程彼の周囲を包むように発生した無数の『触手』

 

 

これらで得られた啓蒙が、皆に次の予兆をみせていた。

 

 

 

 

その眼は暗い曇り空を見る眼ではなく、その眼は台風の予報を見る眼。

曖昧な未来ではなく、いつかに確定した未来を見通す眼。

 

啓蒙が彼らに告げていた、「来る」と。

 

 

 

――――――その時は当たり前のように訪れた。

 

 

地面より水色のフクロダケのように肥大化した頭部を持った人型が現れた。

一体だけでなく、二体、三体、四体………複数の種が一斉に芽を出すようにソレは現れた。

 

その形相に人は皆恐怖する。

地球上のどの生き物にも似つかない、未知の形なのだ。

 

 

 

ソレらはカムイ一行に対し、明確な殺意と取れるものを発していた。

 

 

 

 

彼らも戦士、未知に恐れを抱きながらも敵は敵だと得物を振るう。

実体があるのならば殺せる…啓蒙がそう告げるのだ。

 

見た目の割にしぶとさがあるものの、基本的にノスフェラトゥと感覚は変わらないようだ。

 

 

苦戦こそしていない…だが、終わりも見えてこない。

彼らの啓蒙はそこらが限界のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

それゆえに、彼らはまだ宇宙を見出していない。

 

 

 

 

 

  ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

  ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇ 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みえる、みえるんだ…!

ああそうかそうか、そんな事だったのか!

 

今までの記憶も!

全部嘘や妄想じゃなかった!アハハ…!

 

 

――――――クソだ。

クソ、クソ、クソ!クソの極みだ!

 

こォーんな三文芝居に付き合わされていたのか!俺は!

何が運命だ!規模のデカい殺人計画じゃねえか!

 

 

いいやこんなの殺人なんて大層なモンじゃねえ!逆恨み由来の嫌がらせだろ!アハハ!くっだらねえ!

 

 

 

下らなすぎて笑うしかないよねえ!

それしかできないよねえ!ねえ!ねえ!ねえ”!

 

つうか何もかも下らねえ!

 

 

あーあ!すげえつまんねえ!

物事全てつまんなく見えるよ!ネタバレって駄目だねホント!

 

 

 

 

 

『…やりやがった、な!』

 

 

おーおー!誰かと思えばウラシマ()くんじゃないですかぁ!

 

何!?何!?何でそんなおこなん?おこなの?もしかしなくてもげきおこなんですか――――――――ッ!?

 

 

 

 

あ…り…?

 

『誰か知らんが、余計な事を…!』

 

杭?槍?俺の腕に?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――?

なんだ?状況が読み込めないぞ?

 

「何が…ッ!」

 

キモイ変化した腕に何か刺さって…って、何じゃこりゃ!?

なんか赤い杭?楔?が腕を貫通してる。

 

「誰だよ、全く…って、ヤバいヤバい俺が抜いたら大惨事待ったなしだ」

 

…よく思い出してみれば当たり前だ。

昔どこかで見たな…矢が刺さったら普通下手に抜かずにそのままにしておけって。

 

 

―――待て、何か重要な事が…!

 

「!、そうだ!

スミカ!…スミ、カ?」

 

いない…何処に、何処に行った!?

 

「傷が浅かったとして…それでもあの出血だ(まさか誰か七難即滅で引き寄せたか?)」

 

…可能性はあるが、それでも見つけるまではあいつ等に信用を置けない

 

 

「クッソ…スミカ!、スミカーー!

何処に行っちまったんだ!何処だよ!」

 

ちッ!こんな時に限ってレーダーがイカレてやがる!

何処だ!足元も探したって居ないなんて!

 

 

「(お前が死んだら…何の意味も…)何処にいるんだよ!生きてるなら返事してくれ――――――!」

 

向こうの木の枝に居るの…まさか!

 

 

「調合薬なら持ってる!

待ってろ!父さんすぐ行くから………ッ!?」

 

 

 

 

突然足場が崩れた。

此処だけじゃない…!他の足場や、木々まで崩れ始めてる!

 

「このままだとッ!」

 

スミカが枝から落ちていくのが見えた。

俺も、それにつられる形で湖に飛び込んだ。

 

 

幸い、彼女は流木に引っかかってる。

 

 

「くそ!つ…つ、着いた!

おい!スミカ大丈夫かよ!」

 

「父、さん?」

 

「ああ…お前もう少しで溺れる所だったぞ!

それと傷は?傷は大丈夫か!?」

 

「あ…うん、それほど深くないっぽい。

多分ギリギリの所で…いッ」

 

「(ココじゃ傷口にしみるな)陸まで大分ある…耐えれるか?」

 

「そんなヤワじゃないわ」

 

「…頑張ってくれ、頼む」

 

 

スミカと一緒に流木を抱えながら陸地を目指して泳いだ。

 

 

一向に進んでいる気がしないが気のせいだ、目の錯覚だろう。

 

 

 

 

「ねえ、父さん…アレ」

 

途中スミカが引き留めた。

振り向くと人差し指で俺の背後を指している。

 

 

 

見ろって事か。

指示のままに振り向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その光景はある意味当然だった。

湖の木が全部崩れているのだ…それらが支えてたモノも当然落下する。

 

「クレイドルが…落ちてやがる…」

 

 




思ったほど後半はカオスじゃなかったような…
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。