ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

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最終回近くになって悪いんだけど…


マルス
「一人で十体ぐらい倒せればいけるか?」

トロワ
「一人50機の割り当てだ」




なんかシンパシー感じたのは俺だけ?



という訳で(は?)、誰かFEとガンダムWのクロス続き書いて?(自分でやれ)
もしくは誰かFEとダンバインのクロス書いて?(ハァ?)






という訳で『トップをねらえ ~Fly High~』聞きながら執筆しております。




ラストプロローグ drei

セレン・ヘイズはネクストから下りて、グッタリしてる奴…多分首輪付きを肩に担いでいた。

 

なんだ結構軽々担いでやんの。

俺の分まで…いや、やっぱいいや。

 

「…なあ、俺の為の担架は何時来るんだ?」

 

「知らん…が、そんなに掛からんハズだ――――来たぞ」

 

 

とんでもない轟音を響かせて到着したのは、またもやネクスト―――機体名マイブリスだった。

 

つまりアレは…。

 

 

「霞スミカの次はロイ・ザーランド…何だ?カラードが祭りでも開いたか?」

 

『そうだ、カラードじゃないがデッカい祭りを開いた奴らがいる』

 

「…ねえリンクスって皆地獄耳なの?」

 

 

さっきから呟きが全部聞かれてる。

奴らどういう耳してんの?ホンマ…。

 

 

 

「…というか、まさか大怪我してる人間をネクストで運ぶってのか?たしかネクストってどんなに早くても300kmは…」

 

「?、今それ以外に何がある…言ってみろ」

 

「あ、いや…輸送機待つとか無いの?」

 

「待ってもいいぞ、透明野郎共にもみくちゃにされるだけだが」

 

「―――我慢します」

 

 

 

 

『話は決まったみてえだな…安心しな達磨予備軍の。極力抑えてやる』

 

「…頼む」

 

 

 

ロイはそう言ったが、実際はほぼ300kmで飛びやがった。

いくら何でも…。

 

恥ずかしい話ではあるが、途中あまりの圧力に気絶しちまった。

 

 

 

 

 ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 

 

 

「…起きたか」

 

「―――姉さん?

俺…もう、死んじまったの…?」

 

「フン…残念だが世間も私も、お前をこのまま殺す事を望んじゃいなかったという訳だ」

 

 

「………嘘、だよね?」

 

「何を寝ぼけているか知らんが、私がここにいるのは事実だ」

 

「…そうか、じゃあ皆も」

 

「それと」

 

「?…――――ッ!!!?

い、痛い…痛い、よ…」

 

 

「泣くな、馬鹿野郎。

この一発は説教の一つだ…後でトコトン絞ってやる」

 

 

 

 

「生きてるじゃ、ないか…。

俺…一体何のために…」

 

 

 

 

 

 ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

 

 

 

 

目覚めると知らない天井…じゃなかった。

 

 

もう少し言葉を加えると、天井ではなかったが知ってるワケでもなかった。

結局知らない場所…しかも今までこの世界で見て来た中世の建築風景とは全く違う―――現代的、いや、むしろ近未来や遠い未来の雰囲気があった。

 

 

「酷いな…」

 

不意に手負いでの300km飛行の感想を思い出した。

平常時ならばどうとでもなかっただろうが、左腕と両足が欠損したての状態でアレは勘弁してほしかった。

 

 

だが、終わった事だ…もう仕方がない。

試しに身体をほんの少し動かしてみたら結構イケたので、ベッドから立ち上がって―――

 

 

 

 

 

―――アレ?

俺、確か手足…。

 

「…うわッ、マジか」

 

…ロボ、圧倒的ロボ。

なんか物凄くごっついの付いてる…まわりのパイプ何だよ、マッスルシリンダー?まさかバスターコレダーとか?

後者はともかく、前者だったら全力で無理矢理でも外したい。

 

ふと左腕も見てみるとやはりというか、凄い事になっていた。

 

 

 

「こっちは装甲付いてるのな…フレームとかむき出しな脚部とは違う」

 

「足の装甲は取り外し可能となっている。

…しかし、これほどならば問題ないな」

 

 

「…誰だ?アンタ」

 

「ふむ………マクシミリアン―――いや、オッツダルヴァと言った方が分かりやすいか?」

 

「ッ!(こんな顔だったのか…)

いや、マクシミリアン・テルミドールでも分かる」

 

 

こうしてみると、だな…。

―――いや、俺からすればもう10年も前か。

 

 

「そうか。

所で、君の脚と左腕がどうして動いているか知っているか?」

 

「?、何だ?…それならば神経と繋いで―――ッ!」

 

 

何だ、何だ!?

なんかこう…ほんの僅かだが圧迫されるような、されてないような…。

 

 

 

 

「―――AMS、か?」

 

「まあ、そうだ。

旧式の強化人間ならば神経とACを繋ぐ機能があったらしいが、それでは歩き始めが赤ん坊のようになってしまうのでな…つまり時間がかかる」

 

「…そ、そうかい」

 

 

AMS、たった今付けられたのか…それとも、元から…。

 

 

しかしまあ、露骨にメカメカしくなったとはいえ前までもそんな大差ない状態だった。

そう思うとまた何が自分なのかが分からなくなってきた。何が本来の俺なのか…。

 

 

 

 

「おお!これは…お主もたどり着いたようだな!」

 

「え?(大塚ヴォイス?)」

 

 

この世界で大塚ヴォイスを聞くとなると、絶対奴しかいない。

そうだ…ハイドラの傀儡の…!!

 

 

「おっと、紹介が遅れたな。

儂の名はメルヴィルだ」

 

「…嘘だ」

 

鎧は違えど、その顔と特徴的な髭は見間違えるハズがねえ!

目の前に居る『メルヴィル』と名乗る男は…!

 

 

「ガロン…!」

 

 

「…流石に無理があったな、メルヴィル―――いや、もうガロン王と呼ぶべきか?」

 

「ふむ、流石に…か。

確かに儂はガロンだ…だがしかしメルヴィルでもある」

 

「?、そりゃどういう?」

 

 

ガロンはしばらく黙り込んだ後、ゆっくり口を開いた。

 

「…メルヴィルは、儂の影武者―――いや、友の名だ」

 

「影武者?…つまり地上で独裁してるのは…?」

 

「そうだ、ハイドラに操られたのはメルヴィルだ…だがアイツはガロンだ」

 

「…頭が、こんがらがって」

 

 

ああもう、訳が分からなくなってきた。

 

 

一度整理しよう。

 

俺の目の前に居るのは原作の、本物のガロン。

そして地上でガロンとして動いているのが、メルヴィルという影武者

 

二人はそれぞれの存在を入れ替えて…まあ、よく姉妹系登場人物がやる入れ替わりというか…まあ、そういう事だろう。

 

 

つまり入れ替わりか、なんだ単純じゃないか。

 

 

 

 

「フゥ…もう、大丈夫だ。

しかしココで何をやってる?地上は戦争で荒れてる」

 

「分かっておる…が、儂は今その戦争をも終わらせる為ここにいるのだ」

 

「レジスタンスって奴か?」

 

「そう!それだ!

メルツェルが言っていたそのレジスタンスという言葉が出てこなかったのだ!

異界の言葉となるとだな…」

 

まあ、この世界ではそういう存在を反乱軍って呼んでるし。

というかメルツェルまで居るのかよ。

 

 

 

まあいい、レジスタンスとあれば…まあ、取り敢えず情報の出し入れだ。

 

 

 

「…何処まで、知っている?」

 

「お主が知る事のほとんどは、な」

 

「ハイドラの裏にシースってハゲた竜がいる事もか?」

 

「ああ」

 

「この世界の遥か下に巨大な荒地があることもか?」

 

「吹き溜まりの事か?」

 

「―――まさかとは思うが、この世界が何度か繰り返していることもか?」

 

「感じはしないが知っている」

 

 

まじ、かい。

というか…アレ、吹き溜まりだったのか

 

 

 

逆にこちらが知らされる羽目になるとは…。

まあ、1次元上で威張るのもここいらが最後か。

 

 

「じゃあ、地下遺跡の更に下にクレイドルがあって、しかも地球を金星化させる巨大爆弾を積んだ核ミサイルないし爆撃機に改造されてるって事もか…!」

 

「何ッ!?」

 

 

それに反応したのは、真後ろに居た誰かだった。

いや…テルミドールもガロンも多少は反応していた。

 

「貴様!ソレは…それは、本当なのか!?」

 

「…ホントだよ。

で、誰?」

 

 

 

「ウィン・D・ファンション…私の後任だ」

 

また登場人物が増えた。

今度は霞スミカ…いや、セレン・ヘイズ…どっちにしろ、自分の子と被る。

 

いや、たくましく育ってくれたらって思いで、彼女から名前を借りたんだが。

 

 

で、後ろから肩に掴みかかったのはレイテルパラッシュのウィンDか。

 

「…お茶会か何かかよ。

まあ、ともかくだ…呪詛の地下遺跡って場所の地下で、クレイドルが爆撃機に作り替えられていたのは事実だ」

 

「…繰り返しの中でみたのか?」

 

「ああ…むしろそれしかないだろ。

ハイドラはアレを手段と…」

 

「…そうか、ありがとう」

 

掴みかかっていたウィンDは、ゆっくりと俺から離れた。

 

 

 

「メルツェルに伝えろ、もしくは彼らに…」

 

「ああ、分かった…」

 

 

 

 

「して、確か…マーシレスといったな?」

 

「そうだ。本名じゃないがな」

 

「誰だってそうさ…」

 

「本題に入るぞ…お主は、繰り返しを認識しているのだな?」

 

「…最近になってだが」

 

「その繰り返しの原因は?」

 

「知るわけがない…といい掛けたがな、もう見当は付いてる」

 

「?、それは…」

 

 

 

 

 

 

 

「俺、だろ。

合ってるよ」

 

 

「!」

 

「…首輪付き」

 

「お前…」

 

「テメエ…!!!」

 

 

 

 

「ここから俺の話だ。

もう、全部話してやるよ…話せる所まで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  ◆  ◆  ◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――これで、一つの覚悟が決まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局あの後普通にマイキャッスルへ戻った。

―――すると、キャッスル内は透魔兵の襲撃の真っ最中だった。

 

だが残る敵は少ない。

 

 

 

レジスタンスから貰ったサブマシンガンを構える。

 

「AMSが、対人戦でも使えるとはな」

 

火器管制をAMSで制御し、残る透魔兵を1体ずつロックオンしていく。

無くなった手足を動かす時と違い、かなり頭に負担がかかる。

 

 

 

「ターゲット、ロックオン…狙い撃つッ!!」

 

どこかのミキシンじゃないが、言わせてもらった。

その狙いは普通に狙って打つよりもずっと正確で、弾のばらけやすい高レートのサブマシンガンを何てことなく制御している。

 

 

1体、2体、3体…ッ!

最後の1体がズタボロになるまでトリガーを引きっぱなしにした。

 

 

 

 

敵がいなくなったと同時に、負担が消えて弾丸もスッカラカンになっていた。

 

「お前…ッ!、マーシレス!!!」

 

最初に声を上げたのは、ヒナタだった。

…野郎の声は期待しちゃいなかった。

 

 

「…ああ、ちょっと野暮用片付けていた」

 

「というか、凄いの持って帰ってきたねー」

 

「まあな。出張先で貰った」

 

「見たことない武器だな…あの博物館に行ったのか?

 

「いいや、そこじゃない…何てことないさ」

 

 

やいのやいのと集まってくる奴らを押しのけて、ベルカの元へ向かう。

 

 

 

 

「ゴメン、待たせた」

 

「…ふん」

 

 

「や~い、フラれてやがんの~」

 

 

「―――ヒナタ、殺す」

 

 

 

 

まあ、続きは部屋で…だ。

 

 

 

 

 

 ◆    ◆    ◆    ◆

 

 

「ッ!!」

 

「…」

 

 

この状況…何と、説明すればいいんだか。

ベルカが、凄い泣きそうな顔で俺の胸に顔うずめながら…俺の太ももを何度も膝蹴りしてる。

 

まあ、殴られて仕方ないとは思ってるけど…こんな、こんな奴だっけ?コイツ。

 

 

 

「…ねえ、もう痛いんだけど」

 

「嘘よ、そんなの…!」

 

左腕と両足の事は話した。

だからこうなってるワケだが。

 

 

「…ああ、痛いのは嘘だ。

けどさ…申し訳ないと思ってるのと…本当に、その、愛、してますって…本当」

 

「…」

 

「見捨てたとかそんな訳じゃない!むしろ…!」

 

「分かってる、分かってるわ。

こっちもごめんなさい…少し…」

 

「ああ…ううん、お前は謝らなくたって…俺が本当に謝らなくっちゃ」

 

 

 

―――ああそうだ、彼女には謝らなくちゃいけない事がある。

寧ろ倫理的にも俺の心としても、謝って済む問題じゃない…そんな次元の遥か先にある問題だ。

 

 

 

「…」

 

「…本当に、ゴメン」

 

「…」

 

「ゴメン…ゴメン…」

 

 

 

――何やってる、覚悟決めたろ。

 

 

 

 

「許して…許、して…」

 

「―――ねえ、もういいわ…そんなに」

 

 

 

 

 

 

――――――やれるだろ、身体は彼女より強いんだ。

 

 

 

 

 

 

「許して…許さ、ないで…っ!」

 

「ちょ、ちょっと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――もう決めたんだろ、それしかないんだろ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大体一瞬だった。

ほぼスローだった事以外…それ以外はほとんどあっけなかった。

 

 

 

 

その一瞬の間、極限まで強化された反射神経で隠し持っていた銃を抜き、それを素早くベルカの胸に押し付け、引き金を引いて心臓を撃ち抜いた。

 

 

 

 

 

 

 

そうだ、彼女を殺したんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――――うそ、な…」

 

「…ッ」

 

命の終わりも、とても早かった。

―――もう後戻りはできない。

 

 

「………大丈夫、大丈夫だ直ぐ終わる、すぐ戻る」

 

 

震える声で、自分を慰めた。

 

そうだ、彼女が死ぬ度に繰り返す世界なんだ…こんなのすぐ終わって、また何処かのスタート地点に戻ってるよきっと!

 

 

 

ほら…ほら!…ほらっ!

 

 

 

 

「うぅっ…ぇ、ぇぐっ…」

 

 

 

 

あ、ああ…終わらない、終わらないんだよ!

なんで!何で!何故!

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

結局、一晩ずっと泣き続けていた。

そしてあの日の夜明けを迎えて…長い闇が始まった。

 

 

 

 

 

 

 




主人公、周回によるやり込みを決意。
というわけで最終章、始まります。
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