ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結) 作:エーブリス
今現在、透魔王国へ至る落下の最中。
その中でハイドラと壮絶な空中戦を繰り広げております。
「くッ!
銃とか言ったか…小癪なァ!」
「まだ鉛はあるぜェ!」
落下中じゃ剣は振り回し辛いのでサブマシンガンで応戦する。
龍麟のせいか、ダメージはあまり入っていない…が、衝撃はあるようだ。
2丁をいっぺんに撃つのではなく、右と左で多少の時間差を付けて片方のリロード時間の間も撃ち続けることが出来るようにする。
周回の最中に見つけた効率的なハメゴロシ…とは違うか。
射撃補正?全部AMS任せだよ?
「ぐぅッ!オオオオッ!」
「ッ!(そろそろか!)」
向こうも本気のようだ。
そうなればサブマシンガンのストッピングパワーでは追い付かない。
グレソをHEATキャノンに変形させ、もう一度補正を掛けて狙い撃つ。
「ぶっ飛べッ!」
「ぐおおおッ!!?
許さん、許さんぞ虫けら鴉ゥ!嬲り殺してくr――――」
「そういうッ!帝王Fみてえなの要らねえよッ!」
「がふぅぅうッ!ごっふぁぁあッ!」
凄い…古の竜が風前の塵のようにすっ飛んでいく…!
すっげ、コレ硬直とリロードのバランスすっげ(ゲーム的には最悪)。
一度撃ったら弾切れまでハメ撃ち出来るんだぜ?
そんな事している内にハイドラは消えて、俺達は入国するだけになった。
…まずいぞ、パスポートも入国許可証も持ってない!おまけに身分証明書も亡命許可証もない!
やっべ!赤ハンコで押し返される!賄賂で行けるかな?
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
そもそも入国審査官がいなかったので入国できました。
やったね。
―――さて、冗談もここまでだ。
特に犠牲もなく透魔王国に着地出来た、クリムゾンも生きたままだ。
だが、ここから先は職人芸が求められる。
「(まずは前へ3.2245cm…!)…」
この数字…この数字を少しでも崩せば一気にバッド行きだ。
演算等をフル稼働させ、寸分の狂いを許さぬ姿勢で挑む。
―――成功、成功だ!
「ふぅ…(よかった、此処で何時も失敗する…)」
まだアホみたいな難所はあるが、ともかく当分は安心だ。
…最も、戦闘面はクッソ忙しいが。
因みにこうなった場合、今更であるが元から大きく剥離する。
――――さっきのハイドラが、追撃を仕掛けてくる。
「オオオオオオオオ”オ”オ”ッ!!」
「ッ!?…あれは!」
「(15秒後…だな)時間通り…今の所順調か」
何故か人と竜のアマルガムを劣化させたような見た目なのだが…まあ、力が不十分という事だろうし、他にも何か混ざり物があるのかも…どうでもいい話だが。
そして忙しくなるのは此処から…―――。
「こロす…こロスッ――――――」
突然グロテスクなハイドラがブッ飛ばされた。
割って入ったのは、まさかのパルヴァライザー。
いや事前に知ってた俺にとってはちっとも「まさか」ではないんだけど。
しかし他の人間は未知との遭遇に驚いている、それは隣のベルカもまあ…うん、変わらなかった。
「何、アレ…?」
「知らん!
それよりもアレが友好的とは考えられん!さっさと対処するぞ!
―――カムイ!」
「――はッ!しまった」
「お前指揮官だろ!」
「ああ!………良し!
皆!今の陣形を保ったままだ!」
そうそう、それがベスト。
パルヴァライザーの今の武装からして、今の陣形と距離感ならば勝利は出来ないが敗北もない。
ここからが大勝負だ…。
【ACVD世界】
「これは…!」
「ん?どかした、キャロりん?」
「いえ…“彼”がまとめていた法則の一覧を見たら、どう考えても不要な部分が39か所も検出されただけです」
「え、どれどれ…あー、こりゃほとんど無駄だねぇ」
「どうするんだい?主任…僕としては急がせたいんだが」
「まーまー、落ち着けよアイザック…と言いたい所だけど、コッチも退屈してんだよねぇ」
「…やりますか?」
「やれるんだろ?」
「はい、資料は手元に」
「…で、どうやるんだい?」
「もちろん、いつも通りの力技だ――――UNACありったけ投入しちゃって!」
あーあ、やりやがったよ。