ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結) 作:エーブリス
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【BGM/FINAL MISSION~QUANTUM BURST 】
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鎌で引っ掛けたハイドラの1体をぶん投げて、奥の2体を同時に破壊した後に前方の奴をショルダータックルで大穴を開ける。
風穴の空いたハイドラをどかし、ガトリングガン2丁に持ち替えて斉射を開始する。
量産機とは言え神の竜の端くれ、少々の弾幕じゃ壊れてくれない。
俺の後ろでカムイがグラインドブレードを花弁のように開き、極太ビームによる薙ぎ払いを行っていた。
アイツだけあんな強力遠距離装備があるのが腹が立ったので、こちらも何か探ってみるがそれらしきモノが見当たらない。
という訳で仕方なく。大型ブレードに【闇の刃】を纏わせ、全長数十mの巨剣に変貌させる。
ソイツを幽鬼のサーベルの【崩しの連撃】の要領で左回転で振り回して、フィニッシュで折り返すように右斜め下へと振り下ろした。
その振り下ろしで闇の塊が大爆発を起こし、俺の全面を焼け野原に変えた…っと、元々灰の丘だった。
一連の攻撃が終わった後のブレードは、エッジが紫水晶のような光沢を持っていた。
「コイツは使わねえと…!」
ブースターを吹かして敵陣へと潜り込み、接敵した所でブレードを振るう。幅広で長い刀身は意図せず3、4体を纏めて斬り払った。
先程とは全く異なる切れ味だ。
後方から近づく機体をかかと落としで沈め、前方より突撃してきた奴を左手の小型ブレード…そのパイルバンカー機能でコアを一気に貫き沈黙させた。
というか待て、数が減ってる気がしない。
「カムイ!こいつ等ッ…!もしや無限に湧いてきてないか!?」
「ああ、僕も丁度…ッ!!
そう思っていた所だ!」
「そうかい、だよな!
…スミカ!どうなんだ、そこんとこ!」
『ええ、父さんの言う通り至る所から湧いてる!』
「何処から湧き出てるか分かるか!」
『だからそこらじゅうって言ってるじゃない!
それともどこから生まれてるかって事?それなら分かんないわよ!』
「何でだ!」
『無茶言わないで!何処見てもソイツ湧き出てきてるんだもん!』
「マジかよォ!」
流石に終わらない戦いをやるつもりはないぞ!
どうすんだ!こんなの湧き層叩かなきゃずっとこのままだろ!
…いやまて、今のハイドラがパルヴァライザーとの融合体なら…!
「そうだ、インターネサインだ!インターネサインを探せスミカ!」
『何よインターネサインって!』
「インター、ネサイン?…ッ!!まさか!!」
「何だカムイ!知ってるのか場所を!」
「いや、ジャックさんの資料にあった…」
「ジャックぅ?ジャック・Oか!?
もう何でもいいけど、情報あるなら寄越せ!」
「…そうだ、この場所何処かで見たと思えば…!
間違いない!アレがあのパルヴァライザーとか言うのだったら、本体は近いハズ!」
「ッ!マジか!」
カムイの情報がどれだけ正しいかは知らないが、少しでも有力な情報があるのなら助かる!
「細かい場所は!」
「分からない、でも近いハズだ!
飛び回って、しらみつぶしにでも探そう!」
「おう!」
再び【闇の刃】で周囲360度を一掃し、上空へと跳び上がる。
カムイに構ってはいられないので、奴の存在を確認する前に発進した。
そして案の定というか、空中にもハイドラの群れはいる訳だし、更に地上の奴等も対空射撃を開始した。
無駄に弾速が速い上に、数が数なので避けるのも一苦労だ。
「クッソ!これじゃ捜索どころじゃねえ!
…そうだ、可変機構!」
思い立ったがナントヤラ、すぐさまシステムに探りを入れてみた。
…意外な事に、可変機構は生きていた。
この左右のバランスの悪い機体で少々不安があるが…やってみるか!
「ちぃいッ!………今ッ!」
可変システムを作動させたその後には、とっくに変形が完了していた。
機体状態を図で見ても、普通に左右安定した形状であるのが分かる。
…というよりもかなり物理を無視した変形だなオイ。
「いいやどうでもッ!コイツなら何ものだって振り切れそう…ッ!」
少し飛ばしてみたら、思った通り敵の照準は遥か後ろをロックオンしており、立ちふさがる奴等を素通りできてしまった。
…しかしな、速すぎて探す所じゃない!
『…うさん、父さん!
他の人から連絡!父さんに用があるって!!』
「何だ!こんな時にッ!」
『お前か、今パルヴァライザーと戦っているのは』
「ああそうだよ!さっさとインターネサイン潰し行くんだよ!
邪魔すんじゃない!」
『ならば話は速い、今からマーカーをセットする。
インターネサインの入り口はそこだ』
何を…と思ったら画面にマーカーポイントが出現した。
…成程、フロムとは思えない程親切な誘導だな。
「分かったかカムイ!そういう事だ!」
「どういう事だ!?」
「インターネサインがあるってよ!どうせお前は見えてないんだろ、ついて来いよ!」
「ッ!?本当か!」
「本当さ、多分!」
というかカムイの奴、ついてこれてたのか。
それはどうでもいいが、急ぎっぱなしの所更に急ぐことになりそうだ。
「あと数千メートル…コイツなら一瞬で到達ッ―――よし!アレか!」
喋ってる間には既に、入り口と思わしき大穴が見えていた。
「アレが…インターネサイン…ッ!」
「準備いいな、さっさと入るぞ!」
「ああ――――――――ッ!!?」
「どうした…ッ!クソ!もう追手が来たのか!」
思ったよりも早く追いつかれてしまった。
これじゃ突入所じゃない!」
『ぉおおおおおオオオオオオッ!!』
更に1機、上空から薄めの弾幕を作って急降下してきた。
…あの重逆にトーラスマンのコアを乗っけたアホみたいなアセン…奴か!首輪付きか!
「首輪てめえ!邪魔しに来やがったな!」
『するか!もうアンタへの嫌がらせは飽き飽きだ!
それより此処は俺達が食い止めるから、さっさと二人行けや!』
あの野郎の後に続いて、続々とネクストの面子が出てきた。
それだけじゃない、何か見たことのある機体の奴等まで居る…最早スパロボだな。
更には他のAC連中、そしてMT隊から…何だ!?先頭のタンク型ACは、アレだな?雷電だな?
けど後続の巨砲乗っけたトラックの群れは何なんだ!
大艦巨砲主義も極まったな!
『成程、撃ちごたえのある数だ。
…いいだろう!有澤一同、誠意をもって迎え撃つぞ!
―――――社員一同、てぇえええええええええええッ!!』
『『『『オォーーーーーーーーッ!!』』』』』
嘘だろ!ワンチャン俺達まで巻き込まれるっての!
『分かったろ!さっさと行け!』
「ああもう!
カムイ、飛び込め!!」
「ああッ!」
―――うろ底を出てその先にある、深淵に沈んだ街の残骸。
その更に下へと俺達はダイブした。
◆ ◆ ◆ ◆
「…おい、応答しろ、おい!
クソ…無線がつながらねえ…」
「随分落ちたけれど…」
「ああ。
だが、そんな重要な局面が直ぐに到達できたって―――――ッ!」
レーダーが9機程のエネルギー反応を確認した!
この速さ…地上の量産機とは違う!
1体がさっき戦ったあのパルヴァライザーと同性能だ!
「来るぞカムイ!」
「ッ!」
俺達が落ちていくその下。
そこには既に、各種異なった特徴を持つパルヴァライザー9機が横一列に並んでいた。
如何にもエリートって感じだ、いやな予感しかしねぇ。
「…カムイ、先に行け。
止まるな、全速力だぞ」
「いいのかい…?
あれは只者じゃない」
「流石に9機同時は経験が無いが…取り敢えず時間は稼ぐ…!
―――――――行け!」
「すまない…ッ!後で助ける!!」
カムイは突風をたてて、豪速で穴の先へと落ちていった。
―――あんにゃろう、もしかして俺より強かったんじゃねえの?
すこし貧乏くじを引いた気分になった。
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【BGM・9(ACVD)】
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「…カーパルス以上だ」
引き受けてしまった事態の絶望度数を改めて感じる。
…そうだよな、レイヴンズネストに言い換えればナインボールが9機いるんだもんな。コレ後で上位機種でるよね?
全く、なんてダブルミーニングだ。
ともかくだ、「死神」対「死“ニ”神」の大決戦だぜ?
「同業者同士、どっちがどっちに魂送られるか決めようぜ…!」
鎌を握り締め、全速力で奴等のど真ん中へと突撃する!
それに反応して奴等もそれぞれの得物を構える!
――――始まった、地獄の混戦が!
さて、どうなる事やら…。