ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

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どーもー エーブリス です

今回はモズメです






そんじゃ、本編ドーゾ


shining…   But I can’t go out

  お前、泣きわめくのはそこまでにしような。

 

  もう一回「光」を手中に収めようぜ。

 

  何ならその「光」まで連れてってやるよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃村なう

 

「…お前、またここへ来ていたのか」

 

「…」

 

「お前の気持ちはわからんでもないが、ここはもう立派なノスフェラトゥの徘徊地帯だ。夜が来る前に帰った方がいい…とはいっても、お前ならば大丈夫だとは思うけど」

 

ここ最近、モズメが崩壊した故郷の村へ来るようになった。

いくらドミナントと言ってもやはりまだ心の方はごく普通の少女なのだろうか?

 

「おかん…みんな…」

 

やはり、と言うべきか。まだ村が襲われた時のことが心に残っているらしいな。

まだそっとしておいてやるか。

 

 

 ポツン 

 

 

「…雨、か」

 

額に冷たい液体の粒が落ちた。空を見ると、暗い雨雲で覆われていた

コレではそっとしておくなんて言えないな

 

「モズメ、そろそろ雨が降りそうだ。風邪ひく前に帰った方がいい」

 

「マーシレスさん…気にせんでええんやで。あたしはまだここにいたいんや」

 

「…そうか」

 

こんな時、どんな言葉をかけてやれば良いのだろう。

精神年齢が16前後で止まった自分にはわからない。

自分だったらどうなんだろう…って考えで声をかけるのは違う気がする。

アイツと俺は性別も、出自も、何もかもが違うのだ

 

(まあ、現実から逃げるためにイカレタ野郎とつい数週間前までごく普通の村娘だった少女を一緒にするのもヒデェ話なんだがな)

 

 

 ザァァァァァァ

 

 

とうとう土砂降りになった。

 

「~♪」

 

うろ覚えでshiningを口ずさみながら廃村を歩き回る。

けれどその声は激しい雨音の中に消えていく。

 

「…そう言えばネクサスのOPも土砂降りだったな」

 

そもそもこんなことしか過去の事を覚えていない自分がアイツに声をかける資格はなかったのかもしれない。

 

 

…そう言えば自分の家族とはどのようなものだったのか…

…自分の母親、父親の顔はどんな形だったのだろう…

…自分のきょうだいの顔は…

…記憶を無くして10年たった今、そんな事を考えていても仕方がないのかな…

 

「あーあ、濡れたら心まで湿っぽくなった気がする」

 

そして寒い。というか服が冷たい…これでは自分はともかく、モズメが風邪ひかないか心配だな…あれ?

 

「こんなに他人を心配する奴だったかな…俺」

 

本当にどうした俺。風邪ひいたか?強化人間のくせに

 

「それともとうとう頭が救いのない所まで逝っちまったか?」

 

多分そうだろう。最近原因不明の暴走を繰り返してたし。

それよりも早くモズメの所に行こう。あっちはドミナントと言えど普通の人間だから…

 

(ん?)

 

突然レーダーが何かを捉えた。まさかノスフェラトゥか!?いや、この反応は…人!

しかもかなりの数じゃねーか!賊か!?

 

クッソ!ダークソードとクロスボウ(単発、175ポンドの超単発威力特化。武器屋で買った。店主の名はエドモン)しか持って来てねぇ!

 

「間に合えよ…!」

 

 

 移動中なう

 

 

 

チィッ!すでにおっぱじめていやがる!いくら何でもこの数はキツイな…モズメが。

 

「迂闊だった…!」

 

8m先の賊Aの頭にボルトを撃ち込んで始末し、それに気づいた賊Bの喉笛を首の半分ほど斬り飛ばす。

 

「モズメ!まだやれるか?」

 

「まだまだいけるで!」

 

「そりゃ良かった。武器持ってなかったろ?コレを使いな」

 

右手に持っていたダークソードをモズメに投げ渡す。少しばかり重かったらしいがしっかりと構えていた。

 

「自分は…クロスボウだけでいいか」

 

後は体術でゴリ押すか。完全に素晴らしい(笑)人じゃないか!

 

「残念ながらバラはないが代用品は腐るほどあるぜ!」

 

 

 

 

ダイジェスト

 

「回し蹴りじゃあーーー!」

 

 ドスッ バキィッ ドムッ

 

「爆裂ボルト(刺さって3秒後に破裂。金属片入り)喰らえ!」

 

 ドォオーン ボォオーン ズドオォーン

 

「カミソリの刃最後までたっぷりグレネードじゃオラーー!」

 

 シュバババババ ズシャアッ バシュッ

 

ダイジェスト終了

 

 

 

 

「…あの武器屋なんてもん売ってんだ」

 

明らかに非人道兵器しかなかったぞ!ぜってー作った奴真性のサディストだ。

 

「マーシレスさん、こっちも終わったで!」

 

「そうか。所で心は晴れたのか?」

 

「…」

 

うーん、やっぱり何か声をかけてあげたほうがいいのかな?

取り敢えず何か言おう。

 

「…もう、泣くのは嫌だろ?」

 

「…え?」

 

「そんな事している時間はとっととぶち破っちまおうぜ。

もう一回行けばいい。そこまで引っ張ってやろうか?」

 

うーん…滅茶苦茶。モズメも若干困惑してるし。やっぱ国語力-99じゃここいらが限界か。遠いな…

 

「スマン。今のは忘れてくれ」

 

「ええんや…マーシレスさんがあたしの為に言ってくれているってのはわかるで」

 

「あー、そのー…そのことで一ついいか?」

 

「なんや?」

 

「自分でも何が言いたかったのかわからなくなった。

というか何言ってんの全くかわからない」

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

「…」

 

「…ぷっ!あははは!なんやそれ!www」

 

「わ、笑うことはないだろうwwwww」

 

「マーシレスさんも笑っとるやないけwwwwww」

 

「あ、ほんとうだwwwwww」

 

 

それから数分ほど笑い続けてた。

まあ、結果オーライ…だよな?

そうだよな?だよね?

 

アレからモズメも時折見せていた暗い顔もしなくなったし、どう見たって結果オーライだ。

なんか妙に清々しい気分だ。

 

 

 

きっとアイツの成長が俺の「何か」を呼び覚ましたみたいだ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも俺はアイツと同じ場所へはいけない。人として業を背負い過ぎた。行く先は地獄か死の巡礼だろう…

 

 

 

 




なんかサラッとダクソ3の未登場キャラ出てるけど気にしない。

次は…未定です。





それではまた次回!
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