ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結) 作:エーブリス
今回はついに結婚イベントです!書いてるときめっちゃ恥ずかしかった…
そんじゃ本編どぞー
自分の最初の行動原理なんて今となってはわからない。
けれど、あの頃の自分は肉体だけが傷つかぬかわり、心が灰色になっていく人生に耐えられなかった。
だからあの頃の俺はどんなに濁った色であれ、自分を彩ろうとしたんじゃないかと思う。
けれどその色をもう一度見てみると、とても人の色とは思えない、混沌としたモノだった。
そんなカオスな自分に、いい加減に吐き気を催してきた。もうこれ以上過剰な混沌はいらない。今の俺は…お前…お前だけが…お前さえいれば…
〈※今回は台本形式ではありません〉
~BGM・thinker~
支援会話編第一章最終回、ベルカ
支援度S
俺ら二人の任務はまだまだ続く。
敵の指導者(本物)を倒した後に見つけた書類によると、こいつらは二軍に過ぎず、本命はまた別の所にいるという。
この書類を見た時はうんざりした顔をしていた。俺も、ベルカも…
というわけで一時的な拠点である廃家での生活はまだまだ続いていた。
この廃家はすさまじい欠陥住宅である。
天井ってか家の半分が吹っ飛んでいるせいで雨漏りというより雨がモロに入って来るわ、少し気を抜いたらGが2,3匹来てるわで人間の住む場所とは思えない程だった。
目の前が川だからいつでも釣りができるな!なんてふざけた理由でここを選んだあの時の自分に向かって
後俺のカルデアに始めて来たセイバーはジークフリート。
それにしても何をしたら家半分が吹っ飛ぶなんてことになるのやら…
「対城宝具でもかすったのかね?」
まぁいいや、そんな事…
俺は無意識にベルカの方へ顔を向ける。
ジィィィ…
「どうかしたの?マーシレス。ずっとこっちを見てたけど」
「!、あ、いや…別に何も…」
「そう…変なやつ」
「元からだろ?」
「…そうね」
…まただ。何週間ほど前からずっと、アイツを見ているとこう、なんというか…よくわからないというか、言葉にし辛い感情が湧き上がってくる。
かろうじて浮き出た言葉が「渇望」。そうならば俺は何を望んでいるんだ?俺はアイツに何を求めているんだ?
あークソッ!自分の事なのにわからないとはこんなにもイラつくのかよ!
あんまりにももどかしくなってきたのでつい頭を掻いてしまった。
ああ、もどかしい。何故踏み出せない。少し歩けば届く距離にいるのに…
何故かそんな事を思った。
本当に自分はどうしたいのか、益々わからなくなってきた。
ふと、ポケットに違和感を覚え、手を突っ込む。
やはりというか、何かが入っていた。
俺は『ソレ』を見た瞬間、自分が何を想っていたのか分かった。
(…レーダーに反応多数!囲まれている…この反応、人間じゃないな)
ああ、なんだよ。割と簡単な事だったじゃねーか。
「おい。ベルカ…」
「ええ、分かってるわ」
やっぱりそうじゃねーかよ…分かってただろうに…今更過ぎるだろ…
一体何がここまで否定していたんだろう。
でもそんな事はどうでもいいか。理屈を考えていると100年以上かかりそうだ。
「どうする?」
「どうするって何をだ?
「何って、どうやって切り抜けるか、に決まってるじゃない」
「ああ…そうだな」
俺は誰にもお前を取られたくない。
俺は…あ、コレ考えるのも恥ずかしいからパスで。内容は察して。
俺は…これも恥ずかしいからパスで!
何だよ!何が俺はお前を抱きしめていたいだよ!恥ずかしくて憤死しそうだわチクショウ!
「それで、どうするの?」
「そうだな…」
けれど…今はそれは重要じゃない。
「…俺一人で行く」
「!?なに言ってるの!?どう考えたって一人で捌ききれる量じゃ…」
「あー、そのー…あれだ、気にすんな。バカだからそんな事考えないって。それに…」
今はこの気持ちを優先するべきだ。
今も、これからも、2人とも戦いに身を置くならばこれが重要だろ。
俺は…
俺はお前を死なせたくない
「お前を死なせたくないからな…」
だって、惚れちまったんだから。しょうがないよな。
「今…なんて…」
「とにかく!お前はあの屋敷でくすねてきたお茶でも飲んでリラックスしな。
ソレじゃ、俺、行ってくるから」
「あ!ちょっと…」
その前にこれを渡しておくか。今渡しておかなければチャンスを逃すことになるからな!
「コレ、渡すの忘れてた」
ベルカにさっきまでポケットに入っていた物を投げ渡した。
それは少しばかり洒落た宝石店で買ったリングケース。
ホントはせっかくだし全財産をはたいて買えるようなモノを買いたかったがその全財産をはたいて買えるモノが少しどころか…かなーり!アレだったので財産の半分ほどの値段の物をかった。
だって、トーラス製とか書いてあったし、是非もないよネ!
そして肝心な中身はすでに持っている。拾った銀猫だけどナ!
「よし、これでいいな。んじゃ、行ってくる」
そう言いながら、ドアを蹴飛ばし、外にでた。ドアは蹴飛ばすもの、それはいつどんな時でも変わりはない…嘘です変わりあります普通はちゃんと開けます。
振り返った時に見たベルカの顔は…やっぱり微妙についていけてないって顔をしていた。
次に会うときはどんな顔をしているのか…笑顔だと…いいな。
しくじった。まさか敵の攻撃に魔法属性があるとは…
いや、おれの落ち度はそこじゃない。どうにでもなるって油断したからだ。
後一撃でも喰らったら死ねるぞコレ。冗談一切抜きで。
あーあ、これからの計画が台無しじゃねーか…けれど、死んじまったら後悔もクソもねーか。
あはは、今まで望んできた『死』がこんなにも簡単に…ああ、これで、この身体から解放され…
るわけにはいかん!
「まだだ!まだ…せっかく…ここまで…来たんだ…!」
突然、何かに肩を掴まれ、引っ張られるような感覚が走った。
「うおっ!」
ものすごい勢いで引きずられてる。ズボンが死にそう。
そして足の皮がボロボロになってきてる。まあいいや、すぐ直るし。
とか考えてたら投げ出された。
「おうふッ!っててててて、誰だ…」
俺を引っ張ってきた奴の顔を見てみると…それはドラゴンだった。どっからどう見てもドラゴンだった。
それはどうでもいい。問題は乗っていた人物だった。
ドラゴンから降りてきた人の顔は、よく知っている顔だった。
「ベルカ…なんでここに…」
パァン
乾いた音が響く、頬に痛みが走る。
平手打ちされた。というかグーだったような…
ああ、こりゃフラれたか。あは、あははは、あははははははは。
ま、やるだけやったんだ。悔いは…ありまくりだな。死んでも現世に残りそう。
「…俺じゃ…ダメだったか…むぐ!」
何かが俺の口をふさいだ。それは…ねっとりと、そしてしっとりとしていた。
最初は何が起こってのかわからなかった。でもその感覚と、ベルカの顔が近かったことで察した。
「まさか、渡すだけ渡しといて立ち去るなんて考えてなかったわよね?」
ギクッ!
「お、思ってないヨ…」
「なら…その…貴方の口から…言って?」
と、上目遣い顔真っ赤でベルカがそういった。
な、何を言えば…まさか、
「…指輪だけで察してくれないか?シャイなんだ、俺」
「ダメ、貴方の口から聞きたいの」
…なんだかベルカやけに積極的だな…そう言えば一日だけ報告っつってカミラ王女とこ行ってたな。まさかその時に色々教わったのか?いや、その時はまだフラグは立てていなかったはずだ。というか今フラグをおっ立てたはずだ…もう深くは考えまい。
で、言うといってもどういえばいい?難しい言葉使っても自爆するだけだし…いや、もうシンプルに!は、流石に恥ずかしい。今更過ぎるけど。
いや、もうこれは言うしかないな。
深呼吸!深呼吸!
よし!言うぞ!一回しか言わんぞ!!せーのォ!
「お、俺なんかで、よ、よかったら…結婚、して、くれないか?」
…なんかセリフ選びミスった!なんかミスった!ありきたりだけれどこれはなんかミスった!致命的に何かミスった!そんな気がする!
「…喜んで(ニッコリ)」
いいのかよ!
あ、この叫びは突っ込みではなくて純粋な喜びからくる心の叫びな。そこんとこ間違えるなよ。
「…ありがとう」
何故かこの言葉が出てきた。
でも理由なんて考えない。意味を成さないから。
この後、乱入してきた敵を「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死んじまえ!」といわんばかりの勢いで殲滅した。だってイイ所で来ちゃったからさ…つい、ブチギレちゃってね。
終わり
と思ってんのかクソボケェ!もうちっとだけ続くんじゃ。
「…またまたあっけなかったな」
「当然でしょ?」
「はは、せやな。所でドラゴンはどうしたんだ?」
「先に帰ってもらったわ」
「どうして?乗っていった方が楽だろうに」
「だって…」
意外!でもないけれどそれは恋人繋ぎ!
「…あ、そういう事か。」
「ダメ?」
「なワケあるかよ。大歓迎さ」
もっとくっついた。
この後滅茶苦茶(お察しください)
あああああああーーー恥ずかしくて死にそう。
いやー、書ききりました。俺頑張った。
活動報告は午後投稿します。
それでは!