ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

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力が欲しいのなら…くれてやるッ!!!!
ども、エーブリスです。


なんかサブタイで展開がバレそうな気がするんですがまあ問題ないでしょう。そしてハロルドとエルフィ、シャ―ロッテとブノワを出せずに終わってしまった。すまない…




というわけで本編いざ…コフッ!!


力が欲しいか?

「とうとう動き出したか…!」

 

クッソ!思ったより出血がヒデェ。

だがまだ倒れる訳にもいかねぇし…もうこの際無理してでも行くか。

 

気合で立ち上がり、剣を構え、迫りくる暗夜軍を迎え撃つ。

そうする他ない。あるはずがない。

 

いや、あっていいはずがない。ここで引いたら俺の存在意義がなくなっちまう。

 

戦の地にて殺せといわれた敵をただ一人も、ただ一つの肉片をもなくなるまで右手の鉄塊で磨り潰すだけが戦場での我が存在意義。

 

だが昔とは違う、今は死んじゃあいけねぇんだ。

 

「前の俺ならテメーらの中の誰かに殺されてもいいなんて思ってたよ…前ならいくらでもこの身体(牢獄)をバラバラにさせてやったよ。

だが今は事情が違うんでね!!キサマらなんかに殺されるワケにはイカンのよ!!たとえ牢の檻を引きちぎってドーザーにでもマスブレードにしてでも生きのこんなきゃならんのよ!!

俺の帰りを待ってくれてるヤツが二人もいるんでね!!代わりにテメーらが死んでくれると大変助かる!!!!

 

 

 

一番前にいる機動力の高い騎兵をグレートソードの横一文字で一掃。

 

その後からきたマーシナリとアクスファイターを一人を左手で顔を潰し、二人を裏拳で顎を砕き、四人をグレソで上と下に切り分け、八人を我武者羅にグレソを振り、ミートソースに調理する。

 

その勢いで最後に来たアーマーナイトの集団に体当たりし、またグレソで乱舞を繰り出して全滅させる。

 

さあ、次だ、次のエモノだ、次の贄を…

 

「加勢するわ、マーシレス」

 

「ッ!…べ、ベルカか…」

 

ヤバかった…アカン方向にノッてた。

明らかダークどころかブラッドな方に悪ノリしていた。

 

  思えばここから既にヤバかった。

 

「…本当に心強い助っ人が来てくれたよ」

 

「ありがとう。背中は任せて」

 

「ああ、頼んだ…ッぐ!!」

 

汗が傷口にしみる。気分が落ち着いたからか、また痛みがジワジワと出てきた。

 

「どうしたの?大丈夫?」

 

「全く問題ない…ッんが!!」

 

動くだけでも痛い。

これは自分でも分かるくらい傷の事を隠せてない。

 

ベルカは傷のある右脇腹をずっと見ている。これはもう察してるな。

そして状態を見ようとしたのか、服に手を伸ばした。

 

反射的にその手を振り払った。

 

 これがマズかったのかもしれない。

 

「ヤメロ……行くぞ…」

 

焦ったからなのか、不愛想な反応をしてしまった。

 

「…それと、俺がヤバくなったらカムイにこう伝えてくれ。『敵として見なせ。もしくは手を出すな、ほっとけ』ってな」

 

これまで何度もこういう状況で何度か暴走してきた。いつ仲間を巻き込むか分かったもんじゃあない。

 

「そんな…できない…」

 

「俺一人のせいで足止めする訳にはいかねぇんだよ。余計な物であいつを止めちゃあなんねぇよ…」

 

「なんで…なんでカムイ様を信用できるの?彼は何も教えないのに…」

 

…そうか、お前。心のどこかでカムイが信じれてなかったのか。

 

「…オイオイ、らしくないって。なんも心配はいらねえよ。

じつを言うと、カムイの目的は知っているんだ」

 

「…え!?」

 

とうとうカミングアウトしてしまった。

 

「教えてもらったとかじゃない、元から知っているんだ。詳しいことは省くけど兎に角知っている。彼の目的とその先にあるこの世界の隠された秘密みたいな…というか隠された秘密そのものをね。

それで…その…自分が何をする(演じる)のかも知ってる…というよりは感じているんだ。」

 

ああ、これもう「ぼくげーむでやってきたからしってる」って言ってるようなモンじゃねーか…国語力どうにかならなかったのかよ…。

 

「スマン。こんな切羽詰まった時に変な話しちゃって…お詫びといってはなんだけど、言ってなかったこと全部話すよ。例えばあの時何でお前に気付かれずストーカ…じゃなかった…尾行できたのかとかさ…ハハハ…」

 

笑って誤魔化しやがったな俺。

 

「…それでもダメ、行かないで…」

 

ベルカはいつも通りの口調で…と言って泣きそうなのを隠しているのを庇ってあげたいけれど流石に声が震えすぎ。お互い隠し事は苦手じゃねーか。

 

「受け入れてくれた恩義がある。カラスは恩を忘れない。だから…」

 

笑顔を見せたら少しは安心するかな?その前に俺がちゃんと(普通の)笑顔を作れるかな?

 

 

 

 

「大丈夫だよ、ベルカ。俺もこれから頑張りに行くから」

 

ああ、こんな時に引用かよ…自分の不甲斐なさに絶望しそうだ。

自分の言葉で語れないなんて…

 

 なにが大丈夫だ…

 

 

 

眼前に敵が迫っている。だがそれと同時に勝利も眼前だ。なら、生あらば進むのみ!この際プライドは…抜かずとも迷いは抜きだ!

 

俺は敵陣へと進んだ。

 

 何故だ、何故引かない。

 

自分という核爆弾をできる限り、遠く、深い所へと運ぶために。

 

 その戦地へと突き進むことが一番の迷惑だって分かっているのか?

 

只々剣を振る。只々斬る。只々潰す。

 

 止めろ!それ以上殺戮にのめり込むな!抑えきれなくなるぞ!

 

コロス…コロス…コロス…コロス…コロ…

 

 

 

 

 ダメだったか。声は聞こえてなかったらしい。まあ過去へと声を掛けられるなら誰も苦労なんてしないか。

 

 久しぶりだな。キミたちにとってはずっと先の俺だ。あの時の俺がもう何も語れる状態ではなくなったので俺が代わりに語ろう。

 

 

 剣を滅茶苦茶に振っていたらぬるりとした何かが身体から溢れるような感覚にとらわれた。

 

 暴走したらいつも感じていたことだった。だから油断してしまった。

 

 今回はいつもと明らかに違った。一緒に謎の激痛も伴っていたからな。

まるで身体から剣が生えて来たかのような痛みだった。アレは…

 

 その結果はご察しの通りだ。暴走した。

 

 所でこれを見ていて「結局のところ何で暴走したんだよ」と思ってはいないだろうか?

 

 それについてだが、まず今まで俺が暴走したときに何かが破裂して中身があふれるような効果音がした事を覚えているだろうか?

 

 確かに本当に俺の身体から溢れ出していたよ。

まあ、先ほどもそのようなことを仄めかしたかが。

 

でその溢れ出したモノだが…

 

 

 

 

 

 実はアレ、「人の膿」なんだ。

 

 そう、あの人の膿だ。ダクソ3でチュートリアルボスのグンダから噴き出してきて初見のプレイヤーを絶望させたアレだ。その後色んな所で出てきて妖王の庭で大量発生していたアレだ。

 

 暴走した理由はそれだけではないが今はその話はいいだろう…話す時ではないな。

 

 けれど今までは多少身体を覆う程度だったが今回はガッツリ蛇の様なナニカの形をしていた…らしい。

 

 

 見ていた奴の証言だから俺が直接見たわけじゃないよ。どうやって、見ていたとしてもあの状態で覚えてろってんだ…できるかよ…

 

 

 それはともかく時間だ。もうそろそろ俺の時間に追いつくだろう。それじゃー…

 

 

 

――――――――――――――――――― ――― ―― ― ―

 

「…んぬ…は…」

 

目覚めると全てが終わっていた。やってしまったか。

結局暴走して迷惑をかけたらしい。本末転倒だな。

 

「あ、母さーん。父さん目覚ました。」

 

「…スミカか」

 

まだ俺のそばにいてくれるのか。こんな親父、さっさと海に沈めたほうが楽だろうに…」

 

「声に出てるよ父さん」

 

「え?マジ?」

 

「マジ」

 

「マジなのか」

 

「マジよ」

 

「いい加減ややこしいな…所で何処から声に出てた?」

 

「「こんな…」の所から。大丈夫よ、捨てるときは一言かけてあげるから」

 

「ソレ嬉しいのか悲しいのか…まいっか、どーでも。

…っと、ベルカが来たみたいだぞ」

 

「あ、それじゃあ二人のお楽しみを邪魔したくないから、向こう行ってるわね」

 

「その誤解されそうな言い方ヤメロ!…ったく」

 

「…」

 

「…んで、なんて伝えたんだ?ベルカ」

 

「…『助けて』って」

 

「…そうか」

 

そうなってしまったか。彼女を信頼してないわけではないがべつのヤツに頼めばよかった。

 

俺が全部悪い。彼女には荷が重過ぎた。

 

「ごめんなさい…」

 

「いいんだ。お前が謝るんじゃない」

 

俺のせいだ。カッコつけてあんな事しなけりゃよかった。

だからお前はなんも悪くない。罪悪感を感じないでくれ…

 

「帰りましょ…」

 

「…そうしようか」

 

反省会はこの後だ。

 

 

 

▲ ▲ ▲ ▲ ▲ 

 

「いやー、マーシレスのおかげで勝てたよー」

 

「おかげで竜血騎士団が一人残らず全滅。暗夜軍も撤退していったからな!」

 

「俺は死にかけたけどな」

 

「まさかアイツにあんな隠しダネがあるなんてな!いっつも負けるわけだ。あんなの飼いならしてたんだからよぉー」

 

「あれ?ヒナタにしては珍しい後ろ向きな発言だね」

 

「だってあんなの見せつけられたら勝てる気しねーよ。だろ?ツバキ」

 

「確かにアレには勝てなさそう」

 

「俺は二度と戦いたくない。ホプキンスさんも泡吹いてたよ」

 

「災難だったな、サイラス」

 

「所でヒナタ…だったか?」

 

「ああ、そうだぜ!どうしたんだ?」

 

「あれ、飼いならしているように見えたのか?俺はアレがマーシレスの身体を乗っ取っているように見えたんだけどな…」

 

「そ、そういわれてみれば…でもいいじゃん!俺たちは勝ったんだし、お前もカムイと戦わず、しなないでに済んだからよ」

 

「マーシレスが海に滑り落ちてなかったらヤバかったけれどね」

 

「後、カムイ様とフェリシアの援護がなかったらな!」

 

「そうだな…そうしておこう…」

 

意外に活躍していた。だが彼にその真実が伝わることはない…

 

 

 

 

 

 




一応ブノワとシャ―ロッテは仲間になってますよ。
エリーゼが荒れ狂う人の膿マーシレスの猛攻をかいくぐりながら仲間にしました。


次回、一章最終回まであと少し!




それでは!
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