ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結) 作:エーブリス
そりゃあ、不可抗力とはいえ大黒柱が家族置いてどっか行っちまったらね~、殴られないと…
殴らせろって言ったよね?
「父さん?今まで何処に行ってたの?」
「あー…旅行?」
(言えねえ…間違っても百万回死んできましたとかぜってー言えねえ…)
「へぇ…私達が必死で戦っている間に旅行…いい度胸ね」
「あ、ああ…」
「で、今から殴るけど言い残す事は?」
「不可抗力だったからしゃーない」
――――――
って事で鳩尾に拳を打ち込まれました。
「ただの一度も敗走はなく、ただの一度も理解されない…ってか?チクショウ!俺だって好きでどっか行ってた訳じゃない!つか何で鳩尾なんだよ、普通顔だるぉ!?」
死ぬか心が折れた方が負けって意味では俺、一度も敗走してないで…する訳ないけど。
「ハイハイ、分かったから泣かない。男の子でしょ?」
「ベルカ、男だって泣きたい時もあるよ!」
「というかなんで涙が血の色なの?」
元々血と涙は同じなんやで。
というか血をこして色々取り除いたのが涙なんやで。
「気にするな。というか俺だけ別室行きなのが未だ理解できない…いや、理由とかそう言うのじゃなくて理不尽って意味で」
「多分、皆信じるわよ?あなたが別の場所に飛ばされたこと。実際あの頭のおかしい武器の数々を持ち帰ってきたわけだし(溶鉄剣を見ながら)」
「頭おかしいって…アレ殆どが国の標準装備だぞ?(多分嘘は言っていない)」
「え…うそ…」
「ホラ、このロスリックの大剣なんて国の親衛隊クラスだったら普通に持ってるで?」
「頭がおかしいのは武器じゃなくて世界の方だったわね…」
「行けば分かるよ(変態紳士な闇霊etcを思い出しながら)」
「できれば行きたくないわ」
あの世界に行くのはルークアイランドへの旅行と同じくらいやめた方が良い。
まず開始三秒で不死化、5分で不死院行き、一週間で運がなけりゃ亡者化。
運があっても死にまくって心折れて最悪発狂する。
流石に言い過ぎかもしれないが実際これぐらいのことがあっても可笑しくない世界なんだ。
「…本当に行かないで欲しい」
「急に深刻な顔になったわね…」
「深刻にもなるよ…所で右腕の傷は大丈夫か」
「あ…ええ、サクラ王女に治してもらったから」
「そうか…HEATキャノン喰らってよく腕吹っ飛ばなかったな…」
まさかACVD肉食獣三点セット(の内の2品)が来てるとは思わなかった。
今までダクソ要素しか確認されなかったから盲点だった。
もうACが出てきても俺、動じない自身があるわ。
「…最悪インターネサインが発掘されても何も思わんわな。んで…えーと」
「他に何か?」
「…スマン、何を言おうとしたか忘れた」
「ふふっ…どれだけ時間がたってもあなたは変わらないわ」
「そ、そうかな?」
「所で向こうで何年過ごしたの?こっちは一日も経って居なかったけど」
「うぇ!?…嘘だろ、こっちは最初の2年間から数えるのやめたぞ…」
そう言われると本当に、本当に気の遠くなる程の間、彼女と会っていなかったのかと今更思う。
それだけの間、家族の温かみに触れられてなかったのか…とか思ってたら急に…何というか、なんて言ったらいいのか…ええと、欲しい…かな?
そんな感情が心の中で燻って、身体が熱くなる。
「な、なんか熱くないか?この部屋」
「そうね。窓、開けるわ」
「ああ、ありがとう…」
身体が熱かったのはただ単に部屋に熱気が籠ってただけの様だった。
で、窓を開けたのはいいけど今度は無言の空間が広がった。
「…」
「…」
気まずい。
な、なんか言えよ…なんでもいいからさ…
…結局無言のまま彼女を見つめている。
うん…数十年ぶりに見たことになるけど…やっぱりベルカ、可愛いな…。
ちょっとだけなら…触っても…いいかな?
「…着替えるわ。やっぱり熱い」
「あ、ああ…」
そして彼女は鎧の留め具へと手を伸ばした。
現在の時刻、午後10時
→51話後半のシーンへと続く
新しくダークソウル3を新データ始めたけど久しぶり過ぎてファランがキツイ。NPC白霊含めて3人態勢で挑んでもクリアできないとかなんなの?
そうか、俺のプレイスキルが糞なのかー(´;ω;`)
誰か助けて…