ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

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この小説では物理の授業での空気抵抗並に無視をキメこまれたリリスちゃんの“初”登場回です。


“初”登場回です。






   “初”ッ!! 登場回です。   




ギムレーとの戦闘…というかフルボッコの算段が大方付いたので、その下準備の様なお話です。

あと、時系列が少しばかりややこしいです…が、今は気にしなくていいです。現状裏設定なので。


リリス

透魔王国に突入してから、戦闘は更に激化した。

…いや、当然つっちゃ当然だけども。

 

しかしだ。当初の予定以上に強大な敵が背後にいるというのなら、このままではもしかすると俺達は力不足の可能性が否定できない。

 

 

この戦いは勝たなきゃならないんだ…負けは…いや、勝つまで終われない。

 

 

その為に、終止符となる全てを尽くすのが俺達の役目。

今からでもやれる事は多い。

 

そう言う訳で別件が忙しいカムイの代わりに、リリスの元へ鰹を3匹運んでいる。

 

 

ま、ボランティアの一種だ。

 

 

 

こういうタイミングでこの仕事を頼まれたのは好都合だ。

普段、あの金魚と愛玩哺乳類のハーフのような生き物と触れ合う機会は無いからな…つか今まで話した事もない。

 

リリスと直接会話したことがない人物って、此処には俺しかいないのでは?

実際、よくつるんでるツバキやオーディンもそこそこの頻度で話しているようだし、そしてスミカも暇があれば会話をしているようだ。

ってか、ベルカも2度くらいは会話してるらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           何この疎外感。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…もうええわ、俺も話せばいいんだ。今日。

丁度、重要な要件も抱えてきているワケだし。

 

「…ここか、リリスの神殿」

 

いつの間にか、神殿の前にいた。

此処がこのマイキャッスルの…アレだ

コントロールシステムの中枢 兼 ポケモンセンター(戦闘時) 兼 主砲、か。

 

 

俺はこの神殿の、ドアの無い入口をくぐった。

 

 

 ■  ■  ■  ■

 

 

「貴方は…」

 

「マーシレスだ…ま、言わんでも分かるかな。

こうして直接話すのは初めてだな…主だった面識もなかったが」 

 

「はい…」

 

「まあいいや、コレ。

カムイに頼まれてね…大漁だったらしいぜ」

 

「そうですか…」

 

あーあ、これ完全に怯えられてるよ…。

 

しゃーねえよな!俺、どう見たってナニカサレタ変なおじさんだからな!

……… 時の流れとは、残酷だ。十年一昔とはよく言ったものだ。

 

 

とにかくだ、俺はただおつかいに来ただけじゃない。

聞きたい事があって、ここに来ている…じゃなきゃ他の奴にこの仕事を押し付けて自室でベルカと昼寝してるんだ。

 

 

「…まあ、なんかの縁だ。こうして対面するのも。

チョイとオジサンとお話しようや」

 

「お話し…ですか」

 

「おう。とは言っても、そんな穏やかじゃねえが…」

 

この切り出し方には自分も失敗を感じている。

これしか能の無い男だ、あまり掘り下げんでくれ。

 

 

「まずはつまらない切り込み方を続ける事を許してほしい…

 

 

訳あって、俺はお前の素性を知ってる」

 

「ッ…やはり」

 

「その反応からして、そっちも“訳あって”って感じか」

 

「はい…」

 

もしかすると、彼女は俺に強化人間手術を施した人物(?)とも面識があるかもしれんが…今はどうだっていい。

 

それは後でも聞ける。

 

 

「んじゃ、話が早い。

シースの行動ついて、何か知っている事を教えてくれ」

 

「すみません…シースとはほとんど関わりが無かったので。

お父様、いえ、ハイドラと密室で会談しては何かを研究しているくらいの竜なので」

 

「絵に描いたような科学者気質だな…」

 

アノールロンドに居た時とあまり変わりない事になんか微妙な顔になった。

ニトもそうだが、あの白竜も大概だな。

 

 

一体は洞窟。

一体は地下墓地。

一体は地下遺跡。

 

4人か5人くらいは深淵。

 

 

なぜ王のソウル所持者は皆、太陽の拝めない所にいるんだ?

 

 

 

 

それは置いといて。

 

「もう一つ質問だ、これは無理だったら答えなくていいが…

奴の実験に付き合わされた、とかはあるか?」

 

「あ…それならば心当たりがあります」

 

心当たりとかそういう次元か。

まあ…あの陰湿ドラゴンの事だ、こそっとえげつない何かを仕込もうとしてたのだろう。

 

 

「以前、シースにとある腕輪を渡され、1日中付けているよう命令されたことがあったのですが…何も起こりませんでした。

 

翌日、聞きに行っても『失敗か…』とつぶやきながら自分の書斎にこもったきりです」

 

「ホント何もかもが“絵に描いた”…だよ。

まあ、なんか…変な話して悪かったな。んじゃ「あ、待ってください」…?、何か」

 

 

帰ろうとした途端、リリスに呼び止められた。

 

 

「実は…私も一つだけ貴方に頼みがあるのです」

 

「ああ…なんだ?」

 

あまりに意外だったので、ちょっと素っ気ない返し方をしてしまった。

 

 

「…あなたの持つ、特別なソウル…または異形のソウルをどれか一つだけ、譲ってもらえないでしょうか?」

 

 

 

 

割と斜め上を行く頼みだった。

俺がその手のソウルを持つことを知っているのは何となく想定内だったが…まさか譲れ、ときたか。

 

…まあ、変な気は起こさんだろうが。

 

 

「構わないけど、理由ぐらいは聞かせてくれ」

 

「はい。実は…」

 

 

彼女は理由を話してくれた。

 

 

 

 

曰く、自分も一戦力として戦いに参加したい…だそうだ。

 

 

 

「…大方理解した。

俺も賛成だ、丁度特殊ソウルの使い道も困ってたし…何より戦力が増えるのは好ましいな」

 

「ありがとうございます。

私は戦う力はあまりないので…」

 

「え?」

 

「え?」

 

「え?、お前…それ、ジョークだよな?」

 

「あの…おっしゃる意味が…」

 

「ええと…お前、防衛戦でさ…お前のブレスによる透魔兵討伐率がいくらか知ってるか?」

 

「い、いえ…」

 

「6割方はお前のブレスで消し飛んでるぜ…

まさか無自覚だったとは」

 

「そ、そんな…。

――――――ちょっと、お肉食べ過ぎました?」

 

「いや、お前の食事事情は知らんが…いや、これ以上はなんか地雷を踏みそうだ、やめておく。

 

それよりも異形のソウルだろ?ほとんど木箱に置いてきてしまったが…今はこれだけある」

 

といって、自分のソウルから【月光蝶のソウル】を取り出した。

 

 

「これは…シースの力と似た…」

 

「まあな。だが、変質でもなんなりすれば、いい隠し玉にはなるぜ」

 

最も、ソウルの変質など容易く出来る事ではないが…。

 

 

「そうですか…ありがとうございます」

 

「気にすんな、俺としてもこの戦いを一刻も早く終わらせられるのなら

 

 

 

 

今度こそ、リリスの神殿を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「…どうか、螺旋の中で抗う者に、幸福な結末を」

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というかシースって、上位者と古竜のハーフって事もあり得るんでね?




  とすると、魔術は…上位者の…
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