ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結)   作:エーブリス

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やっと2百万ソウル…やっと溜まった…でもまだだ…


F…の仕掛け

透魔の魔術師を逃した。

あと少しで仕留められる所だったが…ここで仕留めてこれ以上展開が滅茶苦茶に変わったらどうしようもないな。

 

俺意外にシースやら火の炉やらがこの世界に入っている以上、どんなバタフライエフェクトも見逃すわけには行かない…

 

「ったく、コレだから消えたり出たりする奴は嫌いだ」

 

っと言いながら、向こうで散々苦戦したプリシラやエルドリッチを思い浮かべる。

 

エルドリッチに至っては矢の雨の恨みもあるからな。

あ、後ドリン喰った分。

 

「こいつと同意見なのは癪に障るけど、それは僕も同じだ…で?一体ここは何なの?本当に無限渓谷の底なのか?」

 

「ええ…ここが全ての争いの元凶、透魔王国」

 

「透魔王国?聞いた事のない国だな…」

 

 

そう言えばクリムゾンの方はどうする?

言っては悪いが彼女が透魔の眷属になっても何ら問題はない…と、言ってしまいたいところだが先ほども言った通りどんな小さな現象も見逃せないからな…一応彼女を甦らせられなくなる方法は持っている。

 

が、それを使った所でだ。

間違いなく軍の空気が悪くなる、だからと言ってこっそりやっても場を混乱させるだけだし、提案をしたとしても間違いなく意見が割れる若しくは一部の人間に精神的な傷跡が残り、それがまたバタフライエフェクトで何をもたらすか分かったもんじゃない。

 

結局の所、後でどうにかなる可能性がはっきりとある原作の流れで行くしかなくなった。

 

 

 

コレも油断していた自分のせいだが…

 

 

 

 

◆ ◆ ◆

 

「バカな…どうして…!」

 

どちらにしろ空気が重くなるのは決まっていた。

だから俺は最善の選択をした…と言い聞かせる。

 

それしかやれない。

 

 

さあ行こう、もう過ぎ去ってしまったことだ。

 

 

 

 

 

きっとどこかで助けられる。

 ただしその時は贖罪の羊が要る。

◆ ◆ ◆

 

 

 

 

場所は変わって砦の中にあった石板の前。

 

 

問題はその石板、まるで叫んでいる顔のような造形だ。

その両目は歪な円、そして四角い口。

 

 

 

 

 

 

ファロスの仕掛けだ。

 

「鬼が出るか蛇が出るか…」

 

そして手元にはファロスの石。

もう、何であるのかは気にしない。なぜかそんな気がしてた。

 

ダクソのトラップやら仕掛けやらが全部あるんじゃないかって。

 

 

「もういいや、さっさと嵌め込むか」

 

石板の四角い口に、ファロスの石を嵌めた。

 

 

 

 

 

「おわッ!か…顔の幽霊が」

 

後ろでエリーゼ王女の驚く声が聞こえた。

成程、あそこか。

 

「な、なんだこれは…?」

 

「アクア、コレ何か知ってる?」

 

「わからないわ、私も初めて見た」

 

…思った以上に人が集まってしまい、ファロスの仕掛けに近づけなくなってしまった。

 

しょうがない、こんな時はちょっと前に流行ったセクシー塩かけのポーズを(なんでや)

それはいいとしてこの人だかり…もう面倒くさくなって来たからあのファロスは無視しよう。

 

◆ ■ ◆

 

 

 王(国)の話をするとしよう。

 

「今は荒れ果ててしまっているけど、ここも昔は静かで平和な王国だったらしいわ。白夜と暗夜とも王族レベルでの交流があったくらいには」

 

「何?初耳だが…」

 

隣で両国王族に透魔の解説をしているアクアの言葉を聞き流しながら次の戦闘に備えてソウル内の整備をする。

 

次の戦いは確かフィールド内を数ターン以内に離脱する戦闘だったはずだ、ならば突破に便利な物を準備した方がいいだろう。

まずは連射クロスボウか…ゲール爺のよりエドモンから貰った奴の方が正直性能いいから確定。

 

で、一応効くかわからんが誘い頭蓋は持っておくか。

後は火炎壺…いや、敢えて雷壺にしておこう。

特に理由はない。

 

 

 

 

「成程な、透魔の呪いか…」

 

気が付いたらほとんど説明が終わっていた。

呪いの所まで話したのなら話す事も全部話しているだろうな。

 

「…待て、では何故マーシレスは何ともなかったのだ?」

 

…あー、そうなっちゃうか。

でもね、俺はあの時「悪の帝国」とは言ったが「透魔『王』国」とは言ってないからね(苦しい言い訳)

 

「…全く別の物を想像してた。俺の所じゃ地下の目立たない場所に隠蔽された事実があるなんて展開、正義の騎士が盗賊を倒してめでたしめでたしと同じくらいお決まりだったからな。ま、思ったより地味だった」

 

なんか銀河帝国の秘密基地的なモノを想像してた。

後はナインボール製造工場…かな?

 

だから大丈夫(震え声)

 

「…いいわ。彼がおかしいのは今に始まった事じゃないわ」

 

「ざっくりと言うのな、自分も否定はしないが」

 

「認めるのか…」

 

「とにかく俺はここに来たことは無い、コレは断言しておく」

 

取り敢えず皆、俺に言葉には一応納得していた。

一人を除いて…

 

「…」

 

そう、ベルカは多分気付いてる。

 

彼女には透魔王国を知っている趣旨の発言を計3回はしている。

きちっとそのことを覚えてたのか…それとも俺の嘘の特徴を熟知しているのか…

 

どちらでもいい。とにかく人差し指を口に当て「言うなよ」をハンドサインで釘を刺しておいた。

 

 

 

でもいつか言わなけりゃいけないだろう。

隠し事ってのはいつもそうと相場が決まってる。

 きっとまだ先の事だがな

 




次回戦闘です。
透魔の呪いって一体どの程度何じゃろか?



次回もお楽しみに!
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