ナニカサレタ男がFEifの世界で色々するだけの物語(完結) 作:エーブリス
殆どその場のノリで書いてしまった…
上からミルウッド弓のシャワー。
後ろから魔法、そして人の膿ロンタオ。
そしてたった今、左から結晶槍の横殴り雨。
何が可笑しくて中世ファンタジー世界でカバーアクションをしなければならない?
「なんつう制圧射撃だ!据付機関銃付きトラックでも配備されているのか!?」
「何であれ此処から離脱するのが先決よ……「危ない!」ッ!」
真横にミルウッドの大矢が落ちた。
咄嗟にベルカに覆い被さる様な形で彼女を庇う。
それからコンマ数秒と経たないうちに全身を爆風が駆った。
「ぐおおおおおッ!…これで二度目だ。確かにここでチンタラしてる場合じゃない…なあ、あのドラゴンは何も乗せないとどれ位で飛べる?」
「え…少なくとも私が乗っている時よりも格段に速くなると思うけど…」
「決まりだな、先行かせろ」
「わかったわ…でも私達はどうする?」
「そうだな…」
ほんの少しの間、目を瞑れば良い策が水底の空気のように浮かんできた
ソウルから黒鉄の兜を取り出す。
おい今弱王って言った奴、 ケ ツ を 出 せ !(とっつき構え)
「取り敢えずコレを被って、ヘッショ対策にはなる」
「ええ…で、後はどうするの?」
「こうするんだ…!!!」
心の中で3秒を数え、0と同時にベルカを抱き上げて鉛玉とロケット弾頭の代わりにソウル槍と大弓の飛び交うバトルフィールドを全速力で走った。
抱え方がお姫様抱っこだったためか、ベルカが少し戸惑ったような声をあげた。
「身を縮めて置け、絶対に頭出すなよ!後喋らん方が良い、下噛む”ヴぉ…」
俺が舌噛んだ。
けどさほど問題はなし。
「いぎッ!」
今左アキレス腱にミルウッドの大矢が刺さったがアキレウスじゃないからさほど問題はないようだ。この上なく走り辛いが…
「ぐふぉおッ!」
今、横っ腹に結晶槍が直撃したが何故か命に別状はないようだ。
『ギュアアアアアアアアアアッ!!』
「げぇえっ!ロン…あのガキの事すっかり忘れてた!」
取り敢えずソウルから紐付き黒火炎壺を3つほど取り出し投げる。
それが直撃したのか、焼かれ悶える悲鳴が耳を劈く。
そのせいで耳鳴りがする。
「あ”ーも”ー!このキーンって音本当にやだ!」
「あなた…アレになった時の自分の事…分かってる?」
「う…いうな…」
自覚はないが知識として知ってたからなんかタチ悪いんだよ。
気が付けばエリア離脱ゾーンまでが目と鼻の先だった。
先頭集団は既に離脱している、後は俺達だけ…!
「…って時に限って即死級の攻撃が来るのは本当にやめていただけないかな?…って事で跳ぶぞ、ベルカ」
「え…?」
彼女の返事を聞く前に既にソコまで大きく跳んでいた。
きっと彼女は着地するまで何も理解してない…と、思う。
自分の背中が、地面に思いっ切り打ち付けられた。
ベルカが小柄で軽い方だとはいえ、人ひとり重くなっている分の衝撃が一瞬動けなるくらいには響いた。
「…受け身、取り忘れた」
しかし、エリアからは離脱済み。一応一安心は出来た。
いつの間にかロンタオは追跡を諦めていたようだ。
それを確認するとその場に倒れ込んだ。
◆ ◆ ◆
「まさかロンタオが透魔の手先だったなんて…」
「ん?ああ、あのガキか(棒)…ボロ出す前に何か聞き出せたか?」
「一つだけ、新しい情報を聞き出せたよ」
へえ…と、分かりきったことに態々反応する。
流石に知ってたら怪しまれるから…
「まさかハイドラ以外の存在もあったとは…」
「ええ、私もシースなんて竜は聞いた事無いわ」
そのワードが出たら、俺の三文芝居の始まりだ。
悪気はないがすまない、無実の罪で俺の家族に飛び火したら目も当てられないんでな。
「その名前…マジで言っているのか?」
「え…何のこと?」
「シースだよ、今シースっつったか?」
「え、ええ…そうだけれど?」
「…冗談だと言ってくれ」
適当な演技だが、通じているだろうか?
正直言って、こんな事するまでも無かったが一応皆にも情報は行き渡らせておくべきだと判断したゆえの行為だ。
「マーシレス、何か情報を持っているのならここで教えてくれないか?」
「…そうだな、前置きが長くなるがよろしいか?」
「構わない」
「そうか…じゃ、どこから話すかね…」
悩んだ末、ダークソウルのオープニングのナレーションをまんま話す事にした。
所でFE無双の子安率がすごいってマジか?