Fate/Inferno Order   作:ハイカラ 一方通行

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遅くなってしまいすいません。ええ、これもすべて受験勉強とかいうやつのせいなんですよ!ほぼ2週間ごとの周期で模試があるとか金の無駄でしょ!FGOやらせて!

…とまあ作者の愚痴はさておき、福袋引いたらまさかの2枚ぬきで山の翁さんとイシュタルさんが降臨なされました。ありがとうございます!!

…育成めんどくせっ!!




進撃

side日番谷

 

 

なんとか黒のセイバー達を撤退させた俺たちだったが、その代償は大きかった。特に、俺が。

 

「体が…動かん…だと!?」

 

顔を歪めながら必死に動かそうとするが指一本ピクリとも動かない。

 

「そりゃそうでしょ…どんだけ無理したと思ってるの?」

 

ブーティカが呆れたように言ってくるが、そんなことは分かっているのだ。…分かってるんだ!けど「日番谷さんの斬魂刀でどこまでやれるか?」という男のロマンを探求にはいられなかったんや!確かに馬鹿げてるけど俺は必死に戦ったんや!なのに、なんでや!!なんで必死に戦った後に俺が自分のサーヴァントに飛び蹴りされなあかんねん!

「私が言えたことじゃありませんけど、ホントに無茶苦茶しますね、マスターは。少しはご自分の体のことも気を使ってくださいね?」

 

「ホントに君に言われたくないことだよね、それ?」

 

「最初に私が言えたことじゃないって言いましたよね!?最近ちょっとこの超天才の沖田さんに対して辛辣じゃないですかマスター!?」

 

そりゃそうだ。だって────

 

「お前が俺が楽しみにとっておいた生八つ橋1人で全部食べたからだろ?あれ高かったのに。」

 

「その事に関してはちゃんと罰を受けたじゃないですかぁ~!!」

 

「そうだな。けど、それとこれとは話が別だ。食べ物の恨みは恐ろしいのだ。」

 

「そんな~…ウゥ…」

 

ちょっと涙目の沖田に罪悪感が沸くが言いたいことが山ほどあるのでこの際言っておこう。

 

「大体お前は思考回路がぶっ飛びすぎなんだよ。夜にいきなり俺のベッドに入ってきたと思ったらサラシとパンツだけだし、間接キスはお構い無しに自分の使ってた箸を俺の口に突っ込んでくるし…あんなこと毎日されたらそりゃあ当たりも少しはきつくなるんじゃないんですかね?沖田さん。ちょっとでもいいからブーティカお母さんを見習ってくれ。」

 

「これほどの美少女が使った箸をつっこまれる突っ込まれるのなら役得ですよね!?」

 

「美少女なのは否定しないが、それを自分で言っちゃう時点頭がヤバいのは確実だな。」

 

「な、なんですと!?むむぅ…次はサラシをとってみましょうかね…」

 

「おい、なんか変なことが聞こえたぞ。それやったら令呪で廊下に強制転移させるからな!」

 

「うぇ!?で、でもでも自害じゃなくて廊下への強制転移だけってやっぱりマスターは優しいですね!!マスターはやっぱり沖田さんの事が好きなんですね!?」

 

「うるさいぞ自意識過剰な猿。ただ単純に自害させたら後味悪いだけだバカ。それによく考えてみろ?」

 

「ん?なにをですか?」

 

俺は某アニメの名ゼリフをあいつに向かって言い放つ

 

「人間は、猿に恋しませんよね?」

 

「な、マスターは私が猿だと!?」

 

「さぁ…どうでしょうね?」

 

「マスター?そこまでにしとこうね?」

 

後ろからとんでも殺気が飛んできた。間違いない!ブーティカお母さんが怒ってる。激おこプンプン丸だぜこらぁ!!やばい…こ、殺されるぅ…!!

 

「じ、冗談だよ。「ん?なに?(メキッ)」ギィィィィヤアァァァ!!は、はい!!大人しく寝てます!」

 

「ン。ならばよし。寝なさい?」

 

「ハ、ハイ…」

 

頭を締め上げられた俺はその痛みもあり、目を閉じるとすぐに意識を闇に落とした。

 

 

日番谷sideout

 

 

side立香

 

 

戦いの余波で更地になってしまった大地を進んでいくと、3人の人影が遠目ながらに確認できた。間違いない、重國達だ。

 

「まだまだだが、存外にしぶといようだな、彼奴は。」

 

「だが、それでもあの力を扱うとなると人の身では体がもたんだろう。」

 

「そうだな、お主の言う通り彼奴の体はボロボロだ。少し急ぐぞ。彼奴を治療せねばならんのでな。」

 

「分かった。クーちゃん、お願い。」

 

「クーちゃんってなんだよ…?つーか、こういうのはそこの奴の方があってると思うんだがな…」

 

渋々と私をお姫様抱っこするクーちゃんだが、その手つきは優しい…っていうかなんかエロイ。尻さすってるし…やめちくりぃ!こそばゆいし、さっきまでドクターと通信してたマシュがジト目で見てるからね!?

 

 

重國の所に着いた後、すぐにその場を離れるべく、ブーティカママンに戦車を出してもらい、戦車での移動中にスカサハに重國をルーンで治療してもらった。マリーちゃんには馬車を出してもらい、ジャンヌやアマデウス達に乗ってもらった。

 

無事に森の中に入った私達はキャンプができるようにカルデアから送られてきたテントなどの物資を組み立てて、手の空いたサーヴァント(エミヤとブーティカ)には料理をつくってもらった。重國はスカサハの治療のお陰もあってか顔色は土色から通常に戻り今はゆっくり寝息をたてている。OPIタイツのスカサハ氏によれば今日の夜には目が覚めるそうだ。今はみんなで今後の作戦会議をしている。

 

「私達ちょっと重國に頼りすぎなんじゃないかな?」

 

私がそう言うとみんなも頷きで返してくれる。どうやらみんなも私と同じ事を思っていたみたいだ。

 

「重國さんが勝手に敵に突っ込んでいってるのもあるかもしれませんが、今後このままでは恐らく破綻してしまいますね。」

 

「重國のサーヴァントとしては重國にはどうしようもないとき以外は前線に出てほしくないんだけどね…」

 

「それならばいくらでも解決策があるだろう?前に出させたくないないなら遠距離からあの有り余る魔力で支援させればいいだけの話ではないか。」

 

「なるほど…確かにあの不思議な魔術で支援してもらえればすごい助かりますね。」

 

「えーと、なんだっけか?あっそうそう、あの六杖光牢とかいう奴は使い勝手が良さそうだな。」

 

「私もその意見には賛成だ。彼は少し前に突っ込みすぎるきらいがある。それを抑える為にはやはりこの案が一番有効だろう。」

 

酷い言い草だ

 

「あ、あのさ~、みんな重國の事どう思ってるの?」

 

この機会にみんなに重國の印象を聞いてみることにした。

 

「手のかかるやんちゃな子供かな?」

 

「私の言えることではないですが、無鉄砲なアホですね!」

 

「見込みのあるやつだな。」

 

「修行させれば私を殺せそうな奴だな。」

 

「ケルト勢と同じ臭いのする脳筋だな。」

 

「わ、私はまだ彼の事をよくしりませんから…」

 

「彼は──えーっと、そう!ズバリ!不思議な人ね!」

 

「君と同じなのは癪だが、僕も同じ意見だね。彼からはすごく不思議な音色を感じる。」

 

言わなくても分かると思うが、上からブーティカママン、沖田、クーちゃん、OPIタイツ、エミヤおかん、ジャンヌ、マリーちゃん、音楽家という名の変態だ。

──って誰に喋りかけてるんだ私…

 

「…あ?何処だここ?」

 

丁度方針?が決まったところで重國が起きた。

──ウーーーーーッジャッッッッストタイミイイィィィング!!!…やっぱり今日の私ちょっとおかしいな。帰ったらドクターにメンタルカウンセリングしてもらおう、そうしよう。

 

そんな事を考えているうちにエミヤおかんとブーティカママンの説教が始まった。

 

 

立香sideout

 

 

side日番谷

 

 

起きたらいきなり小一時間説教されたでござる。何を言ってるのか分からねえと思うが俺自身もなに言ってるのか分からねえ。説教の内容はやれ無茶のしすぎだの、突っ込みすぎだの、君は脳筋なのか!?だの、お前ら言ってること全部同じじゃねぇ?と言いたくなるようなないようだった。

 

あっ、あともう前線に出るなって言われた。タイツおばさん曰く、お前は魔術師なんだから後方支援をしろということらしい。ようは鬼道でバンバン攻撃しろってことですね、分かります。え?違う?拘束するだけで十分?もっと自分のサーヴァントを信じて体を大切にしろ?そんなぁ~…

 

説教が終わると立香は疲れているらしく寝てしまった。その後の話で俺は明日の最終決戦でブーティカ、沖田と共にファヴニールの相手をすることになった。恐らくジークフリートも付いてくるとのこと。やだっ!超hardモードじゃない!

 

話が終わった後すぐに沖田とブーティカが抱きついてきた。ブーティカの沖田の胸部装甲を堪能していると、ふと某有名声優が歌っていた歌を思いだした。

 

──泡立った感情シ○イクされて~♪なんちゃら~かんちゃら~予・想・外っ♪

 

…なるほど。小○寺さんが○条君に恋してる時の気持ちが分かったよ!こんな気持ちだったんだね(違います)

 

 

そんなことを考えながら俺はブーティカの胸で息ができずに意識を落とした。

ま、まあ疲れてたんだから仕方ないよね!(ゲス顔)

 

ブーティカのOPIやわらかかっ、た…

 

 

日番谷sideout




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