東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、全快しました。作者の黒猫のゆっきさんです。
忙しくて更新できませんでした。すいません。
これからもこんなことがあると思いますが、ご容赦くだされ。
それでは、今回は後編です。では、どぞ。

アーユポーワン シンハラ語でさようなら。
これも、おはよう、こんにちは、こんばんはの意味がある。
便利なのかややこしいのか……。


40話 都での日常 後編

said龍弥

 

どうも皆さん、絶賛買い出し中の龍弥です。

 

八百屋のおじさん

「お!そこの旦那!うちのやつ買っていかねえかい?」

 

『……ふむ。これと、これ……後、これも貰おう。これ、お代な。』

 

八百屋のおじさん

「………へい、ちょうど頂きました。またどうぞ!」

 

『あぁ、ありがとな。』

 

さてと。次は……。

 

肉屋のおじさん

「いらっしゃい。……って、何だ。旦那かい。」

 

『何だってなんだよ。こっちはお客だぞ?』

 

肉屋のおじさん

「そう言う意味じゃねぇよ。で、今日は何にする?」

 

『わかってるって。今日は……おまかせでいいよ。おじさんが良いと思うやつをくれ。』

 

肉屋のおじさん

「全く。あんたにゃ敵わんね。ちょっと待ってろ。」

 

〜数分後〜

 

肉屋のおじさん

「おまたせ。豚肉の良いところだ。」

 

『お!本当に良いところじゃん。ありがとね。これお代。』

 

肉屋のおじさん

「あぁ……ってちょっと多いぜこりゃ。」

 

『ま、俺の無茶振りに乗ってくれたお礼だと思ってくれ。』

 

肉屋のおじさん

「そうかい。なら遠慮なく。また来てな。」

 

『あぁ、ありがとな。』

 

良し……これで揃ったかな。

 

風雅

「主人。今日は何を作るんですか?」

 

『あぁ、今日は「待って!」ん?』

 

風夏

「この、迷探偵風夏が当ててやろう!」

 

風雅

(変なスイッチ入ってるし。しかも名探偵じゃなくて迷探偵ときた。)

 

『………フハハハ!よくぞ来た迷探偵風夏!私の難問が解けるかな?』

 

風雅

(主人も主人で変なスイッチ入ってるし。)

 

風夏

「フッフッフ。こっちには強力な助手が居るんだ!ね?風雅教授?」

 

風雅

「………へ?いや、ちょっと、僕を巻きk『何!?風雅教授だと!?』……あーはい。もういいです。それでいいです。」

 

風夏

「では、まず、品を見せて貰おう。」

 

『これだ。』

 

風雅

「えーと。人参、じゃがいも、玉ねぎ、干し椎茸、豚肉、そして、出汁、ですね。」←だんだんノってきた。

 

風夏

「分かった!これは、『ちなみに、回答権は一回な。』……ちょっと待ってね。」

 

風雅

「なぁ、風夏。僕は〇〇だと思うんだけど。」

 

風夏

「………ねぇ、主人。今日使うのはこれで全部?」

 

『いや、台所にあるやつも使うな。……因みに使うのは胡椒だ。』

 

風夏

「分かった!」

 

風雅

「大丈夫か?」

 

風夏

「へーきへーき。」

 

『なら、答えを聞こう。』

 

風夏

「主人が作るのは………ズバリ!肉じゃがだ!」

 

風雅

「え!?」

 

『…………残念!』

 

風夏

「えーー!?」

 

『正解は……風雅、分かるか?』

 

風雅

「……カレー、ですよね?」

 

『正解!』

 

風夏

「えーー!?何で何で!?」

 

『風雅。解説してやれ。』

 

風雅

「はい。今回の注目ポイントは出汁です。まず、主人が買った出汁は、昆布出汁と鰹節、そして干し椎茸です。

もし、主人が肉じゃがを作るなら、ここに醤油やみりんを買って和風出汁を作るはずです。しかも、干し椎茸は使いません。

それに、醤油は昨日の料理で使い切ってます。なのに醤油を買わないと言うことは、和風出汁は作らないと言うこと、

つまり、この材料で最も作る可能が高かったのが、カレー、だからです。」

 

『うん。正解!』

 

風夏

「むー。助手に手柄を取られたー。」

 

『ハハハ。さすが、迷探偵。』

 

パチパチパチパチ!!

 

『ん?何だ?』

 

肉屋のおじさん

「……あんたら、うちの店の前でずっと劇やってたぞ。」

 

龍弥、風雅、風夏

『「「あ。」」』

 

『すいません。邪魔でしたよね?』

 

肉屋のおじさん

「いやいや。面白いもん見せてもらったよ。な!そうだろ?」

 

行き交う人たち

「あぁ!面白いもん見せてもらったぜ!」「大した推理だな!」「すげぇよ!」

「よ!迷探偵!ww」「さすがだ!教授!」「カレーって何だ?」

 

風夏

「誰が迷探偵だこらー!」

 

行き交う人たち

「「「「「あんただよ!……ハハハハハ!!!」」」」」

 

『ハハハ。それじゃ、俺たちはこれで。』

 

風夏

「ばいばーい。」

 

〜移動中〜

 

『………すまん。ちょっと寄り道するぞ。』

 

シュン。

 

風雅

「……主人の転移魔法、久しぶりですね。」

 

『あぁ、ちょっと急いでたからな。』

 

風夏

「それにしても、竜舌神書を強化してから便利になったね。」

 

『そうだなー。いちいち、開かなくても身につけてるだけで魔法を使えるからな。』

 

風雅

「しかも、竜舌神書と主人の【時空間を司る能力】と繋げて本を開かなくても中身を取り出せますもんね。」

 

『だよなぁ……。本を開く時って、新しい魔法を開発する時か、暇な時に見るくらいしか無いもんなぁ。』

 

龍弥、風雅、風夏

『「「チートだなぁー。」」』

 

〜ちょっと移動中〜

 

風夏

「ねぇ主人。さっき言ってたのって、この先にいる奴の事だよね?」

 

『あぁ、このまま放置したら危ないかなって思ってな。』

 

風雅

「!居ましたよ。」

 

『………何というか。』

 

風雅

「確かに、何というか……。」

 

風夏

「あー、確かに。」

 

龍弥、風雅、風夏

『「「凄く…-クマです。」」』

 

風夏

「じゃあ、サクッと倒してくるね!」

 

『………なんか、俺、ここ数百年、戦闘してない。ほとんど、修行という名の殺戮を二人がやるから。俺の出番が無い。』

 

と、まぁ、そんなんこと言ってもこいつらは止まらないので諦める。

さてさて、風夏はどうなってるかな?

 

ドキューン!

 

凄くクマ

「グルァァ!?」

 

まず、影撃で凄くクマの足を撃って動けなくする。

影撃ってショットガンだから結構ブレるはずなんだけど正確に撃ち抜いてるね。

腕、上げたな。

 

風夏

「そいやっ!」

 

ズバッ!

 

凄くクマ

「グァァ…………。」

 

ドサッ

 

怯んだところに思いっきり影撃のグリップ部分を叩きつけた。すごいオーバーキルだな。首がマミられちゃってるよ。

影撃ってショットガンタイプだから銃身が長いじゃん?だから斧みたいに銃身を持って思いっきり振り降ろすと、あら不思議。斧になります。と、言うのも風夏が最近、近接戦が凄く上手くて影撃を色々改造(魔改造)して上げたんだよ。その一つがこれ。

影撃のグリップ部分から刃が出てくる。そして斧になる。

結果。めちゃ強い。

 

風夏

「主人!やったよ!」

 

その、やったよ!は、殺ったよ!か?

 

『あぁ、ありがとな。』

 

風夏

「………むぅ。」

 

『なんだ?』

 

 

風夏

「私、殺ったんだよ?」

 

oh…ついに隠さなくなったよ。

 

『そうだな。』

 

風夏

「………むぅーー。もっと褒めて!そして撫でて!」

 

『……あぁ、そういうことか。』

 

風夏

「やっと分かっってk『それじゃ。』」

 

『ありがとな。良くやったぞ。』ナデナデワシャワシャ

 

風夏

「」ナデラレナデラレ

 

『……これで、ご満足頂けましたか?お嬢様?』ニコリ

 

風夏

(……ほんと、主人ってこういう不意打ち……ずるいなぁ〜、もう!//////)ボソボソ

 

『?なんか言ったか?』

 

風夏

「何でもない!早く帰ろ!お腹すいた!」

 

『そうだな。帰ろうか。』

 

風雅

「神子さんたちも待ってるでしょうしね。」

 

『それじゃ、レッツゴー。』

 

風雅、風夏

「オー!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風雅

「あ!主人!僕も撫でてください!」

 

『ん?良いぞ。ほら、おいで。』

 

風夏

「あー!ずるいー!」

 

風雅

「風夏はやってもらっただろ。」

 

(そんなにいいもんなのかねぇ)

 

風雅、風夏

「「いいものなんです!!」」

 

『こいつら、ついに心読みやがった!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く。




お疲れ様でした。
結局長くなっちゃいましたね。
ま、やりたいことはできたので良いですけど。
そろそろこの章も終わりに近づいてきたかな。
それでは次回まで、

スラマッ ジャラーン。

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