東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、読んだ漫画が面白すぎて腹筋が筋肉痛になるほど
笑ってしまった作者の黒猫のゆっきさんです。
こんなに笑ったの久々ですわ。
家族からはうるさいって言われましたがね。
解せぬ。
では、こんな話もこれくらいにして、本編をどうぞ。


ダンケ シェーン ドイツ語でありがとう。
バトル系漫画はまったく読みません。
大体、日常系かギャグ系ですね。


龍王の娘
57話 主夫度カンストして限界突破した人の図。


side龍弥

 

どうも皆さん、最近主夫度がカンストして限界突破してる龍弥です。

現在時刻、朝の8時です。

現在進行形であいつらの朝ごはん作ってます。

うん、もう諦めた。もういいよ、主夫でいいよ。

しょうがないじゃん!ずっと昔から龍奈達のご飯作って来てたんだから。

もう、体が勝手に動くもん。気づいたら台所にいるんだもん。

 

ん?あいつらどこ行ったのかって?

朝の運動……と言う名の狩りだね、うん。

朝ごはんの食材取りに行ってるよ。

風夏が肉担当で、

風雅が野菜担当で、

五葉が魚担当だな。

 

俺?俺はご飯炊いたり、味噌汁作ったりだな。

でも、もうご飯も炊けてるし、味噌汁も具を入れるだけだしな。

あいつらが持ってきた食材を見てからおかず作るからね。

じゃぁ、今暇なのかって?

ところがギッチョン!暇だから今日作るお菓子の準備してます。

………こういう行動が主夫度上げてんだろうな。

だが、やめられない!

だって楽しいんだもん、しょうがないじゃん。

もう、ずっと無心でやってられるね。

 

後はオリジナルレシピ考えたりね。

レシピノートは数え切れないくらいあるしね。

図書館にレシピノート専用のコーナーあるからね。

月夜見とかがたまにこのノート見て作ってるらしいよ。

たまに俺の食べに来るけど。

 

あ、そうそう。俺、下処理も担当してるわ。

風夏がとってきた動物の解体とか、

風雅がとってきた野菜を洗ったりとか、

五葉がとってきた魚をさばいたりとか、

いろいろしてる。

なんか、業者みたいだな、俺。

 

風雅

「ただいま戻りましたー。」

 

『おーお疲れさん。なにとれた?』

 

風雅

「えっと、たらの芽とウドとうるいとふきのとうとワラビがたくさんとれました!」

 

『こりゃもう天ぷらにするしかねぇな。』

 

風雅

「ですよね。」

 

『けど朝から天ぷらはちょっと重いから、うるいを使ってごま和え作るか。』

 

風雅

「ならそれは僕がやります!」

 

『そうだな、じゃ、任せていいか?』

 

風雅

「はい!お任せください!」

 

『じゃ、よろしく。ごまは下の棚に入ってるから。』

 

風雅

「分かりました!」

 

五葉

「ただいまー。」

 

『おかえりー。なにとれたー?』

 

五葉

「ふふーん、これよ!」

 

『え?は?いや、なんで鮭が釣れてるの?今、春手前くらいだよね?』

 

五葉

「分かんない。なんか、釣れたわ。」

 

『んー?あ、こいつ時鮭だな。』

 

五葉

「ときしらず?」

 

『そ。鮭の旬は秋なんだが、それ以外の季節で取れる鮭を時鮭って言うんだよ。』

 

五葉

「えー。旬じゃない鮭なのかー。」

 

『いやいや、身はこっちのが断然美味いから。』

 

五葉

「え?でも旬は秋でしょ?」

 

『あぁ、秋に取れる鮭も美味しいんだが、卵…イクラの方に栄養をやってるからどちらかというと、脂ののりは少ないんだよ。ただ、時鮭は卵巣…イクラが入るところがまだ完全じゃないからイクラは入ってないんだ。

そのかわり、イクラに栄養をを与えないで済むからその分、身に脂がのるんだよ。

だから、身だけで言うと時鮭の方が美味いんだよ。しかも滅多に釣れないし美味いから超高い。』

 

五葉

「へぇー。ならラッキーだったわ!」

 

『じゃ、後は俺がーーー』

 

五葉

「待って!私がやるわ!」

 

『え?大丈夫?』

 

五葉

「大丈夫よ!やり方は教えてもらったし、それに、その………私も一緒に料理したいのよ、

主人と///。」

 

『そか。じゃぁ、頼むぞ。』

 

五葉

「えぇ!任せておいて!」

 

風夏

「たっだいまー!」

 

『おかえりー。なにとれたー?』

 

風夏

「えっとねー、キジと鴨がとれたよ!」

 

『おー!随分立派だな。』

 

風夏

「でしょ!この二羽が偶然争っててラッキーだったよ。」

 

『……お前、それ、ただの漁夫の利やんけ。』

 

風夏

「最終的に勝てばよかろうなのダァ!」

 

『何に勝つんだよ(正論)。』

 

風夏

「……自分の……食欲?」

 

『勝てる日来るのかそれ?』

 

風夏

「無理だね!主人!お腹すいた!」

 

『コイツ、開き直りやがった…!?まぁ、いっか。』

 

 

〜調理中〜

 

 

龍弥、風雅、風夏、五葉

『「「「いただきます!」」」』

 

五葉

「わぁ!?ほんとだ!すっごい脂がのってる!」

 

風夏

「ほんとだ!すっごく美味しい!」

 

風雅

「確かに美味しいね。」

 

『まさかこんなところで時鮭を食べれるとはな。五葉に感謝だな。』

 

五葉

「にゃふーん。」

 

『あ、昼ご飯と晩ご飯なんだけど、昼は風夏がとってきてくれた鴨を使って鴨だしそば作ろうと思う。さらに、風雅がとってきてくれた山菜を天ぷらにして鴨だし山菜天ぷらそば作るわ。

んで、夜はキジ鍋にしよう。』

 

風雅、風夏、五葉

「「「わーい!」」」

 

 

〜食事中〜

 

 

龍弥、風雅、風夏、五葉

『「「「ごちそうさまでした!」」」』

 

風雅

「それじゃ僕らは修行してきます!」

 

風夏

「五葉!鬼ごっこしよ!」

 

五葉

「私、かくれんぼの方が自信あるんだけどな。」

 

『隠れ鬼すれば?』

 

風夏、五葉

「「それだ!」」

 

『ま、俺も手が空いたらそっち行くわ。』

 

風雅

「分かりました!ほら、二人とも、早く行くよ。」

 

風夏、五葉

「「分かった。」」

 

『さーて、俺は洗い物して、掃除して、昼ご飯と晩ご飯の仕込みするか。あ、午後はお菓子も作ろう。』

 

 

こうして、龍弥の主夫度はどんどん上がって行く。by作者

 

 

 

 

 

 

続く。

 

 




はい、お疲れ様でした。
今回はいろいろ調べながら書きました。
山菜も時鮭もその場のノリでなんとなく出しました。
食べてみたいですね、時鮭。
あ、鮭児も食べてみたいなぁ。
でも高いよなー。
まぁ、この話もここのへんで。
あ、紫さんは次回登場予定です。
では今回も見てくださり、

グラーツィエ。

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