東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、やっとアニゴジ二章、ランペイジを見ることができた
作者の黒猫のゆっきさんです。
いや、もう最高でしたね。
アースさんの顔がドアップではっきり映ったり、
メカゴジラがあんな使い方をされるとか、
何より、伏線が盛りだくさんでしたね。
今から三章が楽しみです。
ランペイジもアニゴジ二章と同じく期待通りの面白さでしたよ。
一番印象に残ったのは最初嫌な奴だったのに終盤になったらめっちゃかっこよかった人がいたことかな。
しかも、誰もが一度は聞いたことがある声の人が吹き替え担当してました。
僕は聞いてすぐピンときましたよ。
パンフレットも買って、読みましたし、アニゴジ二章は二回も見たし、最高の1日でした。
さて、長くなってしまいましたが、本編をどうぞ。

ジェンクイェン ポーランド語でありがとう。
あーーーサントラ欲しいよーー。
でもお金がないよーーー。



69話 紫の夢

side龍弥

 

『いただきます。』

 

風雅、風夏、五葉、月夜見

「「「「いただきます!」」」」

 

どうも皆さん、風夏と紫が二日酔いだったり、五葉が羞恥で悶えてたりと、

なんやかんやあって、今から朝食の龍弥です。

今日は月夜見もいるからいつもより多めだな。

 

龍奈

「お兄ちゃんおはよー!」

 

『あぁ、おはよ。どうした?こんな時間に。』

 

龍奈

「あはは、えーっと、私の分のご飯もあったりしないかなー、なんて思ってるわけでして……。」

 

『……そこに座っとけ。追加で作る。とりあえずそこにあるの適当に食べといて。』

 

龍奈

「ありがとお兄ちゃん!そうゆうとこ大好き!」

 

月夜見

「龍奈姉さん、今日の料理当番は伊邪那岐兄さんだったと思うんだけど、何かあったの?」

 

龍奈

「うん、それがね、伊邪那岐、急に呼ばれたみたいでね朝起きたら、

【伊邪那美も一緒に呼ばれたので行ってきます。朝食を作る時間がなかったので、お兄様のところで食べてください。】

って書き置きがあったんだよね。

素戔嗚夫婦は出張に行ってるし、天照はまだ帰ってなかったからね、ここに来たの。」

 

『そりゃ、運がなかったな。』

 

龍奈

「んー、そうでもないよ。お兄ちゃんの美味しいご飯食べられると思えばラッキーだったよ。」

 

『そうか、そう言われると嬉しいな。』

 

風夏

「今日の朝は賑やかだね!」

 

五葉

「そうね、いつも賑やかなのに龍奈さんと月夜見さんもいるからいつも以上に賑やかね。」

 

『おいおい、五葉はともかく、風夏は二日酔いなんだから大人しくしてろ。』

 

風夏

「しじみ食べたら治ったよ!」

 

『えぇ…?なんで?』

 

風夏

「まぁ、治ったんだからいいじゃない?」

 

『君はもうちょっとそうゆうとこ気にした方がいいよ。』

 

「私もだいぶ良くなりました。」

 

『しじみすげぇな。』

 

風雅

「キノコとしじみって意外と合うんですね。」

 

月夜見

「今度作ってみようかしら。」

 

龍奈

「いいね!作って!」

 

月夜見

「龍奈姉さんも料理できるようになってくださいよ。」

 

龍奈

「これでも昔よりはマシになったんだけどね。」

 

『あぁ、アレはヤバかった。鍋が溶け出したもんな。』

 

月夜見

「えぇ、ついでに、換気扇もボロボロになってましたね。」

 

風夏

「それは……。」

 

五葉

「相当ね。」

 

風雅

「そんなことが……。」

 

「鍋が……溶ける……え?」

 

龍奈

「む、昔の話だよ!今はそんなことないもん!」

 

『得意料理は?』

 

龍奈

「ゆで卵!」

 

『………今度料理を一から教えてやる。』

 

龍奈

「あはは、お願いします。」

 

『ほれ、龍奈の分できたぞ。』

 

龍奈

「ありがとう!いただきます!」

 

風夏

「主人!おかわり!」

 

『はいよ。』

 

月夜見

「あ、私もお願いします。」

 

風雅

「僕もお願いします。」

 

五葉

「私も。」

 

「私もお願いします。」

 

『全員おかわりね。りょーかい。』

 

 

 

 

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龍弥、龍奈、月夜見、風雅、風夏、五葉、紫

『「「「「「「ごちそうさまでした。」」」」」」』

 

龍奈

「久しぶりのお兄ちゃんのご飯美味しかったー!」

 

月夜見

「ですね。」

 

『それは、作った側としては嬉しいね。』

 

龍奈

「あー、そろそろ帰んなきゃね。」

 

月夜見

「そうですね、では、お兄様、また今度。」

 

『あぁ、体には気をつけてな。』

 

龍奈

「じゃ、また今度ね、お兄ちゃん。」

 

『あぁ、次に来た時は料理を教えてやるからな。』

 

龍奈

「うん、お願いね。」

 

『じゃ、また今度。』

 

龍奈、月夜見

「「お邪魔しました。」」

 

さて、それじゃ片付けますかね。

 

「あの、お父様、少し、良いですか?」

 

『ん?どうした?』

 

「その、お話があります。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「人間と妖怪って仲良く暮らせないんでしょうか。」

 

『と、言うと?』

 

「修行の途中、いろんな人間や妖怪を見ました。

妖怪を恐る人間、人間を恐る妖怪、妖怪を恨む人間、人間を恨む妖怪、

だけど、そのほとんどが誤解だったり、嘘だったりするんです。

だから、その誤解を解いたり、誤解が生まれないようにすれば、

人間と妖怪は仲良く暮らせるんじゃないかと思ったんです。」

 

『そっか。できるんじゃない?』

 

「え!?」

 

『え?いや、どうしたの?』

 

「あ、いえ、こんなにあっさりして良いのかな、と。妖怪でこんな事言うなんておかしいですし、

無理、とか言われるのかと。」

 

『まぁ、最初は難しいさ。人間は自分の知らないものに恐怖するし、妖怪も同じだ。

お互いがお互いの事を知れれば良いんだけど、昔からの根強い偏見があるからそうもいかない。

なら、どうすればいいのか、それはさっき紫が言った通り、誤解を無くせばいい。

だけど、まずは人間か妖怪と話をしなくちゃいけない。

まぁ、俺らの場合、妖怪と話す方が手っ取り早いだろ。

あと、紫は妖怪だけど、妖怪である前に俺の娘だ、おかしい事なんて何もない。』

 

「は、はい!」

 

『さて、まずはどこから行こうか。』

 

「え?まさか、今からやるんですか!?」

 

『あぁ、もちろん。紫の夢なんだろう?それに旅の目的ができて万々歳だ、今動かないでどうするよ。』

 

「そ、そうですね!では、お父様、私の夢のお手伝いをして下さい!」

 

『あぁ、任せとけ。お前らも、今聞いてた通りだ。』

 

風雅、風夏、五葉

「「「了解!」」」

 

「え!?い、いつからいたんですか!?」

 

風夏

「お話があります、のとこからかな。」

 

「最初からじゃないですか!」

 

風雅

「まぁまぁ、もちろん僕たちも手伝うよ。」

 

五葉

「ま、当たり前よね。」

 

「あ、ありがとうございます!」

 

『お礼なんかいいよ。さて、さっそくだけど、作戦について話そうか。』

 

「もう思いついたんですか!?」

 

『いや、思いついたっていうか、自然とそうなるって言うか、まぁ、いいや。

この、紫の夢はどれだけの妖怪の協力を得られるかにかかっている。

そして、より多くの妖怪と話すには全国を旅して回るんじゃ効率が悪い。

だから、沢山、妖怪がいて、尚且つ、種族豊富で、全国までこの話を広げられる妖怪がいい。

となると、行く場所は必然的に一つになる。』

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「妖怪の山だ!」」」」

 

『その通り。あそこには天狗や河童、いろんな妖怪が住んでいる。

それに近くには村もいくつかある。紫の夢にはうってつけの場所だ。』

 

風夏

「なら、早速向かおう!」

 

『いやいや、その前に、この家を持っていくぞ。』

 

「そんな事出来るんですか!?」

 

『あぁ、この本(竜舌神書)は容量無制限だからな。

この家も何だかんだかなり住んでるし、手放すにはもったいなくてな。』

 

五葉

「そうね、私もここは気に入ってるわ。」

 

『さて、それじゃ、各自、自分の身に付けるものだけ持って外に出てくれ。』

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

『それじゃ、家、しまうぞ。』

 

ーシューンー

 

「すごい……本当に入った。」

 

風夏

「吸い込まれるように入ってったね。」

 

『さて、それじゃ準備も整ったし、出発しますか。』

 

風雅

「目的地は、妖怪の山ですよね?」

 

『あぁ、そうだ。久しぶりの旅になるな。』

 

風夏

「楽しみだね!」

 

五葉

「そうね、旅は久しぶりね。」

 

「私は初めてですね!ドキドキします!」

 

『さて、それじゃ、妖怪の山、もとい、紫の夢へ向けて出発!』

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「おーー!」」」」

 

 

 

 

続く。




はい、お疲れ様でした。
いやー今回はかなり悩んで書きました。
ちょっとづつ書いていったので、何かおかしなところあれば言ってください。
あ、優しくお願いします。
僕の心は脆いので。(自分で言うか)
で、では、今回も読んでくださり、

ブラゴダリャ。

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