東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、ジュラシックワールド観てきました。
アレはヤバイ、と作者の黒猫のゆっきさんです。
いや、もう、歴代ダントツの怖さでしたよ。
怖いのなんのって。でも、面白いシーンもあったり、泣けるシーンもあったり、
格好かったりするシーンもあって、やっぱり、ジュラシックパークシリーズはすごいんだなって。
最後なんかヤバイですよ。ブルーさんマジパネェ。
個人的に一番良かったのがマルコム博士が出てきたところですね。
マルコム博士、オチも全部掻っ攫っていきました。
皆さんも是非見て下さい。
では、ジュラシックワールドの話もここまでにして、本編をどうぞ。


ブラゴダラム マケドニア語でありがとう。
僕は洋画などは映画館で吹き替えを見て、Blu-rayを字幕で見たりします。


75話 龍弥さんのトラブル解決術

side龍弥

 

どうも皆さん、今からやるのが潜入捜査みたいで正直ワクワクしてます。龍弥です。

もうすぐで山の入り口に着くのでみんなで最終確認中。

 

『じゃ、最終確認するぞ。』

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「はい!」」」」

 

風雅

「えっと、力は妖力に変えましたし。」

 

変えてあるね。

 

風夏

「私とお兄ちゃんと主人は翼も出したし。」

 

うん、翼は出てる。

 

五葉

「私は猫耳と尻尾も隠して、翼も幻術でつけたし。」

 

綺麗に猫耳なくなってるね。

 

「私はお父様に幻術で翼をつけてもらいました。」

 

『それに、それっぽく見せるために荷物も出した。』

 

『よし、これで準備は完了だな。次は作戦の確認な。』

 

ここに来る道中でいくつか変更点もあったからな。

ちゃんと覚えてるかな。

 

風雅

「まず、旅の天狗だと言って妖怪の山に入って、滞在の許可をもらうんですよね。」

 

うん。

 

風夏

「それで、許可取るついでに天魔の事をそれとなく聞くんだよね。」

 

合ってる合ってる。

 

五葉

「それで、天魔のいる所に忍び込んで天魔に会って説明するんだよね。」

 

そうそう、こっそり気づかれないようにね。

 

「その時は変装を解除するんですよね。」

 

うん、ちゃんと覚えてるな。

 

『あぁ、だけど、俺と、風雅、風夏、五葉は妖怪の状態な。もし、側近とかいたら、ついでにその人にも言っちゃうか。その方が後々の手間が省けるだろ。』

 

五葉

「良いの?言っちゃって。」

 

『あぁ、ゲンナイさんから聞く限りじゃ、クズどもの情報を調べてるのは天魔の側近らしいからな、大した問題もないだろ。』

 

確か、二人いるって言ってたな。

 

風雅

「分かりました。」

 

風夏

「その後は、白狼天狗のところに行くんだよね。」

 

『そうだ。』

 

この時に五葉は……

 

五葉

「私はみんなより先に行って白狼天狗の人達に会いに行って集まるように言えば良いのよね?」

 

あ、ちゃんと覚えてたな。

 

『あぁ、その時に、犬走椿(いぬばしり つばき)さんか犬走梧桐(いぬばしり あおぎり)さんを頼れってなとりさんが言ってたな。

この二人は夫婦でなとりさんとゲンナイさんの友人らしい。

しかも、梧桐さんは族長で椿さんは警備隊隊長だって。』

 

五葉

「なるほど、この二人に話を通せばすんなり行くってわけね。」

 

そういうこったな。

 

風夏

「そう言えば、ゲンナイさんも族長だったね。」

 

『あぁ……って、あれ?言ってたっけ?』

 

その話の時はみんな居なかったはずだけど?

 

「なとりさんが教えてくれました。」

 

あぁ、なとりさんが色々案内してくれた時に聞いたのか。

 

『なるほど。それじゃ、続きな、俺たちが白狼天狗の所に着いたら、

改めて作戦を説明、証拠集めに協力してもらおう。』

 

風雅

「それで、言い逃れ出来ないように証拠を集めたら天魔の所に行くんですよね。」

 

『あぁ、だけど、その時は、旅の天狗として会いに行くんだぞ。

その方が、周りに警備とか側近とかいるだろ。

証拠を見る人は多い方がいい。』

 

風夏

「……主人、そろそろみたいだよ。」

 

『だな、見られてるな。』

 

遠くから何か視線を感じるようになったな。

もうそろそろ天狗のテリトリーに入るのか。

 

『よし、じゃぁ、作戦開始。』

 

 

ーーーーーーー

 

天狗1

「止まれ!貴様ら何者だ!」

 

おっと、ここを警備してるのはこの天狗3人組かな。

この天狗たちは、普通の天狗だな。

 

『私たちは旅の途中の天狗です。どこか泊まれる所を探していて、

河童にこの山にある天狗の里に行けば良いと言われたので、参った次第です。』

 

なかなかの名演技じゃない?

 

天狗2

「ふむ、軽く検問しても良いか?もちろん変なことはしないと約束しよう。」

 

『えぇ、どうぞ。』

 

この人(天狗)は真面目な人だな。

で、さっき止めてきた人は、こっちを気にしながらも警備してるな。

この二人はクズではなく良い人なんだろう。

ただ、さっきから木の上で寝てるやつは……多分ダメじゃないかな?

 

天狗2

「確認完了した。天狗の里への立ち入りを許可する。

それと、泊まれる場所を探しているとの事だったが、滞在の許可は大天狗様以上の者しか出せないのだ。

なので大天狗様の所まで案内する、ついて来てくれ。」

 

『分かりました。ありがとうございます。』

 

天狗1

「お前たち、無礼のないようにな。」

 

『えぇ、分かっています。ご心配ありがとうございます。』

 

天狗1

「気にするな。」

 

この人、優しい(確信)

 

天狗2

「少しの間、頼む。」

 

天狗1

「任せておけ。」

 

天狗2

「では、客人、私について来てくれ。」

 

『分かりました。』

 

結局、木の上で寝てるやつは最後まで起きなk「おい!ちょっと待てよ。」ん?

 

天狗3

「おいおい、良い女がいるじゃねぇか。こういう時は起こせよ。」

 

天狗1

「やめろ!客人だぞ!」

 

天狗3

「はん、旅なんてしてる奴は大体訳ありの落ちこぼれだろうが!それをどうしようと、俺様の勝手だ!」

 

オイコラお前、全世界の旅人に謝れや。

 

天狗2

「やめて下さい!客人に失礼ですよ!」

 

天狗3

「うるせぇ!お前、俺の後ろに誰がついてるか分かっとんのか?お前なんか、一発でクビが飛ぶぞ!」

 

天狗1

「チッ!」

 

ん?その口ぶり……もしかして、上層部にもこいつらと繋がってるのがいるのか?

 

天狗3

「とりあえず……おい!そこの金髪!俺が遊んでやるから来いよ!」

 

龍弥、風雅、風夏、五葉、紫

『「「「「は?」」」」』

 

お?人の娘に手ェ出す気か?喧嘩なら買うぞ?

おっと、ダメだダメだ、冷静に冷静に。

ああゆうタイプは反論したらもっとヒートアップするからな。

 

天狗3

「何してんだよ!早く来いよ!クソが!」

 

『すいません。人の娘に手を出さないで下さいやがれますか?』

 

天狗3

「うるせぇ!邪魔だ!野郎は引っ込んでろ!!」

 

ドン!

 

『おっとっと。』

 

危ない危ない。

転ぶとこだった。

 

風雅、風夏、五葉

「「「……処す……!!」」」

 

「それは…許せませんわね……!」

 

あちゃー、ブチ切れモードやん。

ここで暴れたらせっかくの計画がパーだ。

……しゃーなしやな。

 

ベシ!

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「痛っ」」」」

 

『すいません。私たちはそろそろ行かなきゃ行けないのでここいらで失礼します。

天狗さん、案内お願いします。』

 

天狗2

「あ、あぁ、分かった。」

 

天狗3

「あ、おい!待てや!」

 

『そこから動かないで下さい。これ以上お前に付き合わされるのは御免だ。

それに、人の娘に手ェ出そうとする不届き者には何するか分かりません。』

 

天狗3

「あ?何言ってんだテ…メェ……ヒィ!?」

 

『……最後の忠告だ。これ以上俺たちに関わるな。』←暗黒ドス黒のとにかく黒いオーラ

 

天狗3

「わ、分かった!分かったから!』

 

『それじゃ、案内お願いします。』

 

天狗2

「あ、あぁ、分かった。ついて来てくれ。」

 

はぁ、大事になんなきゃ良いけどなぁ。

 

 

 

 

続く。

 




はい、お疲れ様でした。
次回からいよいよ本格的に作戦開始です!
お楽しみに。
では、今回も見てくださり、

ホヴァーラ。

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