東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、作者の黒猫のゆっきさんです。
一つ、ご報告を、前から序章を修正するかどうか考えていたのですが、
考えに考えた結果、読みやすいようにするため、話の大筋は変えないように細部だけ修正しました。
やはり、今見ると分かりずらかったり、無駄な部分があったので、
読みやすいように、少しセリフを変えたりしました。
序章以降は東方の要素が関わってくるので修正は難しいですが、
気になるところがあれば言ってください。随時出来る限り修正しようと思います。
では、この話もここまでにして、本編をどうぞ。


ホヴァーラ スロベニア語でありがとう。
話の書き方は変えてないので悪しからず。
変えたのはセリフや言い回しだけです。



76話 SAN値チェック失敗した。

side龍弥

 

どうも皆さん、入り口で揉めたことが大事にならなきゃいいな、と龍弥です。

一応、直ぐに結界は張ってオーラ的なのは止めたから気づかれるようなことは無いと思うけど。

ほら、噂の広まる速度って半端ないじゃん?

でも、こいつらがあそこまで怒るとは思ってなかったな。

いつもは「主人なら大丈夫でしょ」的な感じなのにね。

俺に実害あったらダメなんか。

いや、嬉しいよ?嬉しいけど、不動明王と阿修羅を足して二倍にした並みのオーラ出しながら殺意を宿らせた目で睨んでたんだもん。

視線だけで射殺せそうな目してたんだもん。止めた俺を褒めてほしい。

 

風夏

「ねぇ、主人。あいつほっといていいの?私まぁまぁムカついてるんだけど?」

 

五葉

「ねぇ、私もムカついてるんだけど。あいつ引き裂いていい?」

 

「私もおこってるんですよ?」

 

『やめろやめろ。作戦をダメにする気か。風雅なんか静かにしてるぞ?』

 

風雅

「あいつどうしてくれようか、とりあえず後で連れ去ってどっかに埋めるか、

いや、それともコンクリ詰めにして湖に沈めるか、あ、逆さ吊りにして血を抜くのも………。」

 

『あ、ダメだこれ。復讐方法考えてるわ。』

 

風夏

「お兄ちゃん、それ、私も手伝う。」

 

五葉

「私もやるわ。どうやって殺る?」

 

「私も手伝います。」

 

『おいコラやめろ。今やったら作戦がパーになるって。何のためにここまで来たんだよ。』

 

風雅

「あ、すいません。」

 

風夏

「ごめんなさい。」

 

五葉

「悪かったわよ。」

 

「すいません。」

 

『分かってくれればいい。』

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「後で殺っておきますね(おくね)(おくわ)」」」」

 

『こいつら何も分かってねぇ。』

 

 

ーーーーーーー

 

『いいか?確認な。ここにいる間は俺の許可がない限り殺傷及び目立つ行為は禁止だ。

おーけー?』

 

風夏

「じゃ、あいつ殺る許可ちょうだい?」

 

『やるわけねぇだろ!』

 

五葉

「何でよ。」

 

『だから、作戦の妨げになったり、あっちから明らかな攻撃してくるまでそういうのは禁止!

あいつらが勘付いて警戒されて証拠が集まらなかったら元も子もないだろ?

そもそも、俺は怪我もしてないし、転んでもないからな。』

 

風夏、五葉

「「むぅ。」」

 

『分かった?』

 

風夏、五葉

「「はぁーい。」」

 

『よし。』

 

ーーーーーーー

 

風雅

「二人ともあんまり主人を困らせちゃダメだよ。」

 

「そうですよ。迷惑になっちゃダメですよ。」

 

五葉

「風雅と紫は切り替えが早くて羨ましいわ。」

 

風雅

「まぁ、確かにあいつを八つ裂きにしたい気持ちはあるけど、主人の迷惑になることはしたくないしね。」

 

五葉

「なるほど。私も今度からそう考えようかしら。」

 

風夏

「そうだねー。私も主人の迷惑にはなりたくないし。」

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「「あいつは八つ裂きにしたいけど。」」」」

 

 

こいつらの闇…深いッ!

え、何こいつら。病んでんの?

いや、さっきから何ヒソヒソ喋ってんのかなー?って思ってたらこれだよ。

八つ裂きとか……その容姿で行っていい言葉じゃないよ?見た目中学生が何言ってんの?

いや、紫は大人だけども。いやいや、そういう問題じゃない。

はぁ、俺のSAN値がガリガリ減ってくよー。

SAN値チェック失敗したー。

あぁーまぁ、俺に実害があったのは初めてだしな。

今まではこいつらが先に処理したり、そもそも俺には当たらなかったしな。

何気に俺に実害があったのは初めてか。

それもあって、俺に害はないと思ってたけど、あぁなったからキレた訳か。

ああゆうタイプは避けたら余計にキレるしな。

こういう事もまたあるかもしれないし、とりあえずもう一回説明しとくか。

 

『あー、お前らちょっとよく聞け。あのな………。』

 

 

ーーーーーーーーーー

 

『という事だ、分かったか?』

 

風雅

「まぁ、分かりました。」

「はい。」

 

風夏

「これからもこういう事があるかもしれないのかー。」

 

五葉

「ちょっと嫌ね。」

 

『まぁ、そこは我慢してもらうしかないな。そもそも正体隠してるんだからそういうのに慣れてもらわないと。』

 

風雅

「なるほど、分かりました。」

 

「頑張ります。」

 

風夏

「分かったよ、頑張る。」

 

五葉

「そういえば、この天狗の里もそんな奴らが多いのよね?嫌になるわ。」

 

『まぁ、潜入任務なんてそんなもんだ。出来るだけ目だ立たないようにしてくれよ。』

 

風雅、風夏、五葉、紫

「「「はい。」」」」

 

天狗2

「どうしました?もうすぐ付きますよ。」

 

『あ、はい、大丈夫です。』

 

天狗2

「つかぬ事をお聞きするが、あなたはどこかの天狗の首領か?」

 

『どういう事です?』

 

天狗2

「いや、あそこまで威圧感のある天狗にあった事がないのでもしやと思いまして。』

 

『いや、そんな事ないのでそんな丁寧な言葉じゃなくて良いですよ。』

 

天狗2

「そうですか。ですが、ここは実力があるものが偉い、そんなとこです。

少なくとも私よりは強いと分かったの時点で自然とこうなってしまうんです。

職業病ですね。」

 

『大変ですね。』

 

天狗2

「いえいえ、もう慣れました。さぁ、着きましたよ。中へどうぞ。」

 

『ここまでありがとうございました。』

 

天狗2

「いえいえ、お気遣いなく。」

 

 

さて、それじゃ、行きますか。

 

 

 

 

 

続く。

 

 




はい、お疲れ様でした。
え?早く作戦開始しろ?
はい、おっしゃる通りです。本当すいません。
思いのほか話が広がっちゃってこの回で作戦開始するととんでもない字数になっちゃうんです。
あんまり長すぎても読み疲れるでしょうし、大体2000字程度で止めてるんです。
多くて3000字ですね。最近は。
と言うわけで、予告詐欺しちゃってますがお許しを。
次回こそ本当に作戦開始します。
では、今回も見てくださり、

ムルッメースク。

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