東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、タイトルにある通りです。
作者の黒猫のゆっきさんです。
あああああ、日常を、ほのぼのを書きたい!
この章真面目が多いよー。
でも、ここを書き上げちゃえば少し日常を入れられる!
設定が複雑な上にこの話では珍しく真面目シーンが長く続いてるから
早くいつもの感じの話を書きたい。
まぁ、ドシリアスでない分いくらかマシですけどね。
では、僕の禁断症状の話もここまでにして、本編をどうぞ。


ジャクーユ ウクライナ語でありがとう。
日常は書いてて楽しいんですよね。
真面目も良いですけど、設定を確認しながら慎重に書くので書くのに時間かかるんですよね。
いつもは思い浮かんだのをパッと書いてるんですけど、そうもいかないのでね。



79話 真面目が続きすぎて日常書きたい病になった

side五葉

 

どうも皆さん、こうやって挨拶するのは初めてよね?

五葉よ。

え?私がこうやって挨拶して良いのかって?

みんな天魔の屋敷にいるし今回は私視点が多いから私が臨時でやってるのよ。

メタい?何を今更。

どうせギャグ漫画的な感じで記憶飛ぶんだから意味ないわ。

 

 

ーーーーーーー

 

 

ほらね?

 

……あれ?私、何を言ってるんだろう?

なんか、ほらね?って言わなきゃいけないような気がしたわ。

 

まぁ、主人にも良くあるみたいだし、気にすることないわね。

さて、少し作戦を確認しようかしら。

 

私はみんなと離れて一人で先に白狼天狗のところに向かってるのよね。

それで、犬走梧桐さんか犬走椿さんに事情説明するのよね。

で、梧桐さんが族長で椿さんが警備隊隊長なのよね。

うーん、梧桐さんに話した方が手っ取り早そうね。族長だし。

それで、作戦を説明して白狼天狗全員を集めてもらうのよね。

そこに主人達が合流してくる、って作戦よね。

その後は、まぁ、主人がうまくまとめるでしょ。

 

………ここまでやるんだからご褒美期待しても良いわよね?

撫でて貰おうかにゃ〜♪ギュってして貰おうかにゃ〜♪

 

はっ!?いやいや、別に主人にしてもらいたいとか思って……思ってにゃ……でも……にゃふふ。

 

ま、まぁ、任されたからにはきっちりやるわよ。

別にご褒美貰おうとか思ってないし!

 

でも………周りに誰もいないわよね?

 

「ふぅ……上手く行ったらギュってしてほしいなー……にゃんて。にゃふふ。」

 

 

ーーーーーー

 

 

龍弥、風雅、風夏、紫

((((はっ!?なんかすごく可愛い波動を感じた!))))

 

 

ーーーーーー

 

さて、ご褒美も決まったし(?)白狼天狗の里にもついたし、早速作戦開始ね。

うーん、こっそり行くのと堂々と行くの、どっちが良いかしらね。

……どうせ協力してもらうんだし、こっそり行っても意味ないわね。

あ、天狗に変装しないと。

 

うーん門番が一人いるわね。

まぁ、いきなり攻撃はしてこないと思うし、してきたとしても返り討ちにできるしね。

あ、この人に梧桐さんの場所も聞こうかしら。

 

白狼天狗

「ん?お嬢ちゃん、ここは白狼天狗の里だが、ここに何の用だい?」

 

なんか、山に入った時の天狗に比べて優しい感じね。

山に入った時の天狗は侵入者を見る目だったからね。

まぁ、敵じゃないって分かればすぐにその気配は消えたけど。

………そもそも仕事してなかった奴もいたしね。

この人は最初から優しい感じ。

やっぱりこっちの方が気持ちが良いわね。

………私が子供に見られてるっていう選択肢は考えないわよ。

 

「えっと、犬走梧桐さんに用事があってきました。」

 

白狼天狗1

「……族長に?何の用だい?」

 

「えっと、それはちょっと。」

 

まだ教えるわけにはいかないのよ。

 

白狼天狗

「……まぁ、いいか。誰かから紹介でもされたのかな?」

 

「はい。河童のゲンナイさんにここに行くといいって言われて。」

 

白狼天狗

「……河童の族長にか、分かったよ、族長の家に案内するからついてきてね。」

 

話がわかる人で良かったわ。

なんか、ほわほわしてる人ね。

 

ーーーーーーー

 

白狼天狗

「ここが族長の家だ。今時間は椿さんがいるんじゃないかな?

今日は非番だって言ってたからね。」

 

「ありがとうございます。」

 

白狼天狗

「では。」

 

ーガラガラー

 

白狼天狗

「どうぞ。」

 

「え?」

 

白狼天狗2

「あら、あなた。お帰りなさい。見張りはもういいのですか?」

 

「え?え?」

 

白狼天狗

「どうぞ、お客人。ようこそ、犬走家へ。」

 

 

ーーーーーーー

 

白狼天狗→梧桐

「では、改めて。私は犬走梧桐。白狼天狗の族長を務めております。」

 

白狼天狗2→椿

「私は犬走椿と申します。梧桐の妻で白狼天狗警備隊隊長を務めております。

何ももてなしできませんが、どうぞごゆっくり。」

 

「私は、五葉といいます。こちらこそ急にお邪魔して申し訳ないです。」

 

なんか、椿さんすっごい気品に溢れてるんだけど。

梧桐さんもさっきのほわほわオーラを残しつつ、真面目な雰囲気出してるし。

なによ、その高等テク。

 

梧桐

「それで、五葉さんは私に用事があるとのことでしたが。しかもゲンナイの紹介で。」

 

椿

「まぁ、そうだったのですか。」

 

「えぇ、そうです。それで、要件というのがですね。」

 

何この重役と話すような雰囲気。

 

 

ーーーーーーーー

 

梧桐

「なるほど。あなた達のおかげでついにこの山は変われるのですね。」

 

椿

「ゲンナイとなとりにも感謝しなければなりませんね。」

 

まぁ、私たちの計画には邪魔だったしね。

 

「では、協力していただけますね?」

 

梧桐

「えぇ、もちろん。」

 

「ありがとうございます。それで、もう一つお願いがあるのですが、今ここに私の主人…空牙が向かっています。

そこで、白狼天狗全員にこの作戦を知らせ、もっと多くの協力を得たいんです。

みんなを集めることはできますか?もちろん、全員への説明は主人がやります。」

 

梧桐

「分かりました。今すぐ、皆を集めます。椿、警備隊も動かしてくれ。」

 

椿

「分かりました。」

 

「私は主人を迎えに行ってきます。」

 

梧桐

「では、場所は奥に見える集会所です。そこへ皆を集めます。」

 

「分かりました。」

 

ーーーーー

 

side龍弥

 

もうそろそろ白狼天狗の里のはずなんだが。

 

五葉

「おーい、主人ー!」

 

『お、いたいた。』

 

ーーーーー

 

『お待たせ。上手く行ったみたいだな。』

 

五葉

「えぇ、今みんなを集めてもらってるわ。場所はこっちよ。」

 

『よしよし、ご苦労様。』

 

五葉

「ふにゃ!?ま、ままままだ終わってないんだから油断したらダメでしょ!?」

 

『そ、そか。すまんかった。』

 

五葉

「え、えと……終わってからならいいわよ。」

 

『そか。じゃ、さっさと終わらせないとなー。』

 

風夏

「主人!私も!私も!」

 

風雅

「僕も忘れないでください。」

 

「私もですよ?」

 

『分かった分かった。とりあえず白狼天狗に会いに行こうか。』

 

 

ーーーーーーー

 

『はじめまして。空牙です。』

 

風雅

「風雅です。」

 

風夏

「風夏です。」

 

「紫です。」

 

梧桐

「犬走梧桐です。お目にかかれて光栄です。」

 

椿

「犬走梧桐の妻の犬走椿と申します。空牙さん、この度は本当にありがとうございます。」

 

『いえいえ。』

 

どうしよう。言葉が丁寧すぎてこっちが恐縮してまう。

え?何この重役と話すような雰囲気。

ま、まぁ、悪い人じゃなさそうだし無問題。

 

梧桐

「では、空牙さん、皆が集まっております。説明をお願いします。」

 

『分かりました。』

 

 

〜色々説明〜

書いたらとんでもなく長くなりそうだったので省略。by作者

 

 

ーーーーー

 

『では、確認だ。』

 

『まず、あなた達の誰かがほかの天狗に何かされた場合、先程渡した札にほんの少しだけ妖力を流してれ。

そうすれば俺に居場所が伝わるからすぐに証拠を押さえに行く。

先程言った通り、この計画には天魔にも協力してもらってる。やるからには徹底的にやるぞ。

一週間、その間だけ耐えてくれ。』

 

白狼天狗の皆様

「「「「「「おおおおお!!!」」」」」」

 

よし、これで、準備はいいかな。

え?言葉使いそれで良いのかって?

話してたらタメ口で良いって言われたんすよ。

そんなに俺の敬語変かいな。

 

梧桐

「空牙さん。よろしくお願いします。」

 

『いや、俺らも目的の為にやってるからお互い様だよ。』

 

梧桐

「それでもです。やっと、皆に辛い思いをさせなくて済むんです。有難いことこの上ない。」

 

『まぁ、そこまで言われたら、素直に受け取っておこうか。』

 

梧桐

「えぇ、そうしてください。」

 

『それじゃ、俺らは宿に帰るよ。』

 

梧桐

「えぇ、こちらはお任せください。」

 

『あぁ、頼むよ。』

 

 

ーーーーーーーー

 

『はぁーーーー疲れたーー。』

 

真面目が多いんじゃ。

こんなに働いたの久しぶりだわ。

 

五葉

「ね、ねぇ、主人?」

 

『ん?』

 

五葉

「その、私、今日、まぁまぁ、頑張ったからさ、そのー。」

 

『ほいほい。分かったよ、おいで。』

 

五葉

「にゃふー!」

 

『うりゃうりゃー。』

 

 

 

風雅

「混ざらなくていいの?」

 

風夏

「今回の主役は五葉だしねー。流石にここに混ざるのは野暮ってもんでしょ。」

 

「今回、私たち何もしてませんしね。」

 

五葉

「みんなもこっちに来てよー。一緒に主人でぬくりましょ?」

 

風夏

「わーい!」

 

風雅

「あ、ちょっと!風夏!」

 

「私も!」

 

 

ーーーーーー

 

この後、女将に怒られたのは言うまでもない。

 

 

 

続く。

 

 

 




はい、お疲れ様でした。
最後になけなしのほのぼのを入れてみました。
次回は証拠集め編なのでそこまで真面目にはならないと思います。
では、今回も見てくださり、

テシェキュルエデリム。

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