東方龍王伝~自由気ままな龍王様~   作:黒猫のゆっきさん

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どうも皆さん、最近モンスト熱が再燃してきてる作者、黒猫のゆっきさんです。
前まではたまにプレイするログインユーザーだったんですけど、
映画のイベントやらなんやらでどんどん面白くなっちゃって
今ではめっちゃやってます。
ちなみに映画ガチャ引いたんですけど、ルシファーと半蔵以外はゲットしました。
ガブリエル出たのは嬉しかった。ただ、カナタとトウヤが4体ずつってどうなってんだよ。
ソラは一体しか出なかったし。カナタ艦隊、トウヤ艦隊作れるやん。
今のとこ、ソラとカナタは強かったですね。カナタのSS楽しい。
トウヤはまだ使えてない(亀不足による)のでノーコメントで。
ではでは長々とモンストの事を話しましたが、そろそろ本編をどうぞ。

グラティアスティビアゴ ラテン語でありがとう。
他にもホシ玉とかで星6キャラいっぱい出たんで亀タス不足が加速しますね。




85話 天狗は対応も早かった。

side龍弥

 

どうも皆さん、緊張で倒れそうです。

龍弥です。

いやね、いきなり突入して悪事を暴く訳ですが、

そこまですんなり行くのかとか色々考えちゃうんですよ。

色々資料出しながら証拠も出して色々しなきゃならんで大変だわ。

新人サラリーマンが初めてプレゼンする時の心境が分かる。

いや、それとは比べものにならんくらい修羅場が予想されるけれども。

 

 

「空牙さん。準備はいい?」

 

『あぁ、始めるぞ。』

 

まぁ、でもやるって決めたからにゃ最後までやり切らんとね。

いっちょやりますか。

 

 

ーーーーーーーー

 

大天狗3

「!?お主は……。」

 

あ、滞在申請の時手続きしてくれた大天狗さんだ。

軽く会釈しとこ。

 

ぺこり、と。

 

大天狗3

「」ぺこり。

 

あ、返してくれた。俺の事、覚えててくれたのかな。

 

大天狗1

「天魔様?その方は誰ですかな?」

 

「さっき言ってた私の友人よ。」

 

大天狗1

「なぜ、ここに連れてきたのですか?」

 

「この会議に関するとても重要な情報を持っているからよ。」

 

大天狗2

「情報?なぜその方が。」

 

「それも説明するわ。空牙さんお願いします。」

 

『どうも初めまして。あぁ、そこの大天狗様とは二度目ですね。俺は空牙と言います。』

 

ざわ…ざわ……空牙ってあの……天魔様の知り合いだったのか……なぜここに…ざわ…

 

大天狗2

「会った事があるのか?」

 

大天狗3

「滞在申請をするためにわしのとこに来たんじゃよ。」

 

大天狗3

「まさか貴方が空牙様だったとは。知らないとはいえご無礼を。」

 

『いや、そんな事は気にしていない。むしろあの対応で合っていると思うよ。

さて、なぜ俺がここにいるのか、については楓に個人的に用があって来たんだが、

その途中で色々見てしまってね、それでさっき楓に相談しに来たんだ。』

 

「その見てしまったものがこの会議の議題、白狼天狗達についてなのよ。」

 

大天狗1

「なんと。どのような情報なのですか?」

 

『とりあえず、これを見てほしい。俺の能力を使って撮った念写に近いものだ。』

 

 

ーーーーーーーー

 

大天狗2

「まさか……こんな事になっていたとは。」

 

大天狗3

「大至急、こいつらを捕らえるよう指令を出せ。」

 

「分かったかしら?これでさっきまで言っていたのは真っ赤な嘘になるけど、説明してくれるかしら?」

 

大天狗1

「おい!この議題持ってきたの誰だ!」

 

大天狗2

「それはこの……居ないぞ!どこに行った!?」

 

大天狗1

「確か……何か、準備してくると言って出て行ったきりだ!」

 

それ逃げる準備じゃね?

 

「大変です!数名の大天狗を筆頭に反乱が起きています!」

 

違った戦う準備や。

クッソ、過激派め。

 

(お前ら、聞こえてるか?)

 

風夏

(はいはーい、感度良好だよ。)

 

風雅

(動きますか?)

 

(あぁ、黒幕が反乱を起こした。白狼天狗達に知らせて全員でやるぞ。)

 

五葉

(分かったわ、梧桐さんに伝えて私たちも行くわ。)

 

(あ、待て待て。今回は白狼天狗達に華を持たせろ。その方が後々楽になる。)

 

風雅

(分かりました。)

 

(俺もこっちを対応してから向か……俺行く必要あるかな?)

 

五葉

(多分くる前に終わると思うわ。)

 

(だよなぁ、お前らがサポートに入ってるし、白狼天狗達は鬱憤晴らせるし、

俺は札を攻撃アップに切り替えちゃったしなぁ。)

 

あの最初に会ったときに渡した札は色々機能が付いてて、

普段は通信なんだけど、今は攻撃アップに切り替えてるから五割り増しくらいにはなってると思う。それに、白狼天狗達の恨みやら鬱憤やらがあるわけじゃん?

とんでもねぇな。

 

『皆さん、少し話を聞いてください。今、仲間に連絡したところすでに白狼天狗達が鎮圧に向かっているようです。』

 

大天狗1

「バカな!無謀すぎる!今反乱を起こしているのは部隊の中でも武闘派の精鋭達だぞ!?」

 

『まぁ、とりあえず外に出ましょうか。結果は自分の目で確かめてみて下さい。』

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

大天狗2

「な、なんだこれは……。」

 

梧桐

「お初にお目にかかります。天魔様、大天狗様方、私、白狼天狗、族長の犬走梧桐と申します。」

 

「こいつらを貴方達だけで鎮圧したのですか?」

 

梧桐

「助力はありましたが、そうなります。」

 

『ちょっといいかい?ここで俺の用に繋がるんだが、なぜ、ここまで役立ってくれる

白狼天狗達を迫害するのかがどうしても分からなくてね、それについて楓に聞きにきたのさ。』

 

「それについては今この場で解決します。

白狼天狗達を正式に天狗と認め、この妖怪の山の警備を任せます。

異論は無いですね?」

 

大天狗達

「「「もちろんです。」」」

 

梧桐

「ありがたくお受けいたします。」

 

「後に正式な任命式を行います。詳細は追って連絡するので

今日は解散して下さい。」

 

梧桐

「分かりました。」

 

 

ーーーーーーーーーー

 

「終わったー!」

 

文、はたて

「「お疲れ様でした。」」

 

『お疲れ様。』

 

「空牙さん、本当にありがとうございました。」

 

『気にするな。この後はどうするつもりだ?』

 

「とりあえず、白狼天狗達の任命式の準備かしらね。」

 

『そうか。俺も後で梧桐達のとこに顔出しに行くか。』

 

「空牙さんはどうするの?」

 

『もうしばらくここにいるよ。』

 

「な、なら空牙さん。ここに住む気は無いかしら?」

 

『ん?ここにか?』

 

「い、いえ、別に無理にとは言わないわ。ただ、今回の事は空牙さんなしでは無理だったし、

ここまで上手くはいかなかったわ。

だから、その……えっと、もう正直に言うわね、貴方がここに居てくれると、とても心強いの。

白狼天狗達も貴方に心を開いているようだし、その、私としても貴方にここに居てもらいたいわ。」

 

『……どう思う?』

 

風雅

「良いと思いますよ?行くあてもないですし。」

 

風夏

「私も賛成ー。」

 

五葉

「私も良いわよ。どの道ここに居た方が便利だと思うし。」

 

「私もそう思います。ゲンナイさん達も近くにいますし。」

 

『と、言うわけだ。ここに住むよ。』

 

「本当に!?ありがとう!まさかいいと言ってくれるなんて思ってなかったわ。空牙さんは自由な人って聞いてたから。」

 

『あながち間違っちゃいないけどな。あ、家とかはこっちで用意するから土地だけ貸してくれ。』

 

「分かったわ。あ、後、空牙さん、大天狗達にも私の友人って言ってしまったから、

その、私と本当の友達になって欲しいの。」

 

『いいよ?そのくらい。』

 

「へ?いいの?」

 

『うん?いいよ。』

 

「やった!」

 

『そんなに?』

 

「そうよ!私たち天狗からすれば空牙さんはいわば憧れの人よ?そんな人と友達になれるなんて嬉しいに決まってるじゃない。」

 

「あやや、じゃぁ、私もいいですかね?」

 

はたて

「私も私も!」

 

『いいよ。 ここまで言われるとこっちが恥ずかしくなるな。』

 

「貴女達なんでそんな簡単に言えるのよ。」

 

はたて

「楓姉さんは奥手すぎなんですよ。」

 

「それは……否定しないけど。」

 

『さて、それじゃ。これからよろしくな。』

 

楓、文、はたて

「「「よろしくお願いします!」」」

 

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風夏

「じゃぁ、明日は住民登録とかだね!」

 

『いきなりリアルになるのやめてけれ。』

 

「住所登録もしなきゃね。」

 

『なんでそんな書類関係整ってんの?』

 

 

 

 

 

続く

 




はい、お疲れ様でした。これにて一応天狗編は終了です。
ただ、後日談を数話やる予定なので次の章はもうちょっとお待ちを。
ちなみに本文中で、大天狗は3までしかいませんが実際はもうちょっといます。
あんまり多すぎると分かりずらいと思って3人だけ喋らしてます。
あ、それと投稿遅れてすいませんでした。
では、今回も見てくださり、

アサンテ サーナ。

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