僕、歯並びが悪いんで矯正することになったんですけど、
そのために永久歯を二本抜いたんですよ。
したらもう、痛いのなんのって。
あ、いや、抜く時とかは麻酔してるので全然なんですけど、
麻酔切れた後がもう痛くて。三日間おかゆ生活でした。
しかもまだもう一本抜くんですよ。
はぁ、どこでご飯噛めばいいんだよ。
さて、作者の健康事情もここまでにして、本編をどうぞ。
トゥジェチェ チベット語でありがとう。
麻酔針刺した歯茎のところが一番痛いです。
口動かすたびに擦れるんだもん。
side龍弥
さてさて、家を建てる土地の候補を見に行くんだが、
どうやらいくつか候補を絞ってくれたみたいだな。
楓
「さて、それじゃ一つ目の候補地に行きましょうか。」
『え、楓が案内してくれるのか?』
楓
「えぇ、私じゃ不満かしら?」
『いや、そうじゃなくて、楓は天魔でしょ?大丈夫なの?』
楓
「それなら問題ないわ。仕事は終わらせてきたし、今は天魔じゃなくてただの不動産屋よ。念のために変装もしたし。」
文
「もちろん私とはたてもしましたよ。」
はたて
「楓姉さんだけだったら心配だしね。」
『まぁ、俺は全然気にしなが。それじゃ、早速頼むよ。』
ーーーーーーーーー
楓
「着いたわ。ここが候補の土地よ。」
『ここにするわ。』
楓
「え、他にも候補地はあるけど?」
『あぁ、ここが一番立地がいいからな。ちょっと地図で見てみたんだが、ここがちょうど真ん中なんだよ。』
楓
「空牙さん。その地図、ちょっと見せてもらえるかしら?」
『え、まぁ、良いけど。3分クオリティだからそんな期待しないでくれよ。』
楓
「……空牙さん、これ、もらっていいかしら。」
『え、いいけど。』
楓
「ありがとう!これでこの辺の地理を把握できるわ!」
『え、地図あったじゃん。』
楓
「あるけどこんなに細かくは分からないわよ。」
『そうか、じゃ、どうぞ持って行ってくれ。』
楓
「ありがとう。それでここにするのね?」
『そうだな。お前らはどうだ?』
風雅
「僕はいいと思いますよ?広いですし。」
風夏
「私も賛成ー。」
五葉
「私もここでいいわよ。」
紫
「私もです。」
『町も近いから買い物とかしやすそうだな。」
風夏
「もうこう言うこと言ってる時点でね。」
五葉
「溢れ出る主夫感があるわね。」
『別にいいだろ。実際、店が近いと楽だろ?』
風雅
「食材は自分たちでできますよ?」
『え、じゃぁ、雑貨とか。』
紫
「でもお父様はなんでも自作しちゃうし。」
『いや、ちゃんと材料とかは自分で調達してるからね。能力使ってないからね。』
楓
「能力?他にもあるの?」
あ、やべ。
『ま、まぁな。でもあんまり使わないかな。』
時空間操れるなんて言えるかよ。
今まで旅してた時はバンバン使ってたけどここで暮らすとなると、そうホイホイと能力は使わないほうがいいな。
あ、でも妖怪状態だから、今使える能力は時空間を司る能力だけだしな。
どんな能力でもバンバン使えるのは龍王状態の時だけだし、能力を作れるのも龍王状態の時だけだからな。
証拠撮るのに使った能力も消したし、能力として使えるのは時空間を司る能力だけだしな。
………まぁ、竜舌神書自体が魔道書だから魔法の媒体としての機能があるから魔法も普通に使えるし、能力では無い俺自身の力も使えるからな。ぶっちゃけ困らん。
竜舌神書はサイズもいじれるからどこでも持っていけるし、現に今だって倉庫的なものとして重宝してるしな。
食材とかも色々入ってるし、なんなら家も入ってるしな。
もちろん、ご都合主義よろしくで、これに入ってる間は時間は経過しないから生ものも安心。
前に、杖とかもあったほうが良いかなーとか思ったけど、両手フリーなほうが色々しやすいし、
杖とかでやるよりも自分で加減したほうが断然楽だったから杖は今のところ考えてないな。
まぁ、杖とかかっこいいなーとは思うけど。
『それより、楓達の能力はなんなの?』
楓
「私?私は【軌道が見える程度の能力】よ。」
文
「私は【風を操る程度の能力】です。」
はたて
「私は【念写をする程度の能力】よ。」
『なるほどな。はたてのはその携帯でやるのか?』
はたて
「そうよ。それで花果子念報って言う新聞を作ってるの。空牙さんもどう?毎朝配達しに行くわよ?」
文
「あやや!?はたて!ずるいですよ!空牙さん!空牙さん!私も文々。新聞って言う新聞を作ってるんです!どうですか!?」
『えと、とりあえず、土地の手続き終わってからでいいか?後から聞くから。』
はたて
「わかったわ。後でね。」
文
「むむむ。分かりました。」
『それじゃ楓、ここに決めるわ。』
楓
「わかったわ。それじゃこれを書いてちょうだい。」
『了解。』
ーーーーーーーーー
『これでよし。できたぞ。』
楓
「ご苦労様。では、今この瞬間からここはあなた達のものよ。」
『ふいー、やっとか……。』
『あ、五葉は梧桐さん達、風夏はゲンナイさん達を呼んできてくれ。』
風夏
「なんで?」
『一つは俺の家の場所とか覚えてもらうのと、もう一つは全員の顔合わせかな。』
五葉
「わかったわ。」
風夏
「私もりょーかい。」
『そんじゃ風雅と紫は俺の手伝いをしてくれ。』
風雅
「わかりました。」
紫
「頑張ります!」
『そう言うわけだからなんか準備あるならしてきていいぞ。』
楓
「なら、お言葉に甘えようかしら。正式に召集する前に話せるのは楽でいいわ。文、はたて、一旦資料を取りに帰るわよ。」
文、はたて
「「はい。」」
『さて、それじゃ引越しますか。』
続く。
はい、おつかれ様でした。
最近忙しくて疲れて話を書く暇がないよー。
では、今回も読んでくださり、
ダンニャバード。