Moon Knights IS~Prayer of a Rabbit Fury~ 作:アマゾンズ
春始、房中術のために喰らう。
以上
「うがあああああ!殺す!殺す!!殺す!!」
政征は春始に向けてオルゴンライフルを単発モードで放つ。それを何とか回避し斬りかかるが対応し、シールドクローで受け止められた。
「何をそんなに怒ってるのさ?お前なんかよりもマシ、ガハッ!」
「黙れ黙れ黙れ!お前がシャナの名前を口にするんじゃねえええええええ!」
政征はシールドクローで春始の雪片を弾き、そのまま殴り飛ばした。
「お前、よくも俺を殴り飛ばしやがったな!」
「うるっせんだあああああああああああああああああ!砕く砕く砕く!!砕いてやるってんだよおおおおおおおおお!!」
そのままシールドクローをクローモードに切り替え、春始を捉え僅かに空中に上昇すると同時にすぐに白式ごと叩きつけ、引き摺った。
「があああああああ!?」
「ヒャハハハハハハハ!うおらぁ!」
そのまま遠心力をかけ、投げ飛ばしオルゴンクラウドで転移すると爪でアリーナの地へと叩きつけた。
「ぐはっ、この野郎!」
「消えろ消えろ!消えろおおおお!!」
チャージの完了していたオルゴンキャノンを展開し、政征は容赦なく砲撃を放ったが春始にそれを回避されてしまう。
「貰ったァ!なっ!?」
「効かねえ効かねえ効かねえ効かねえ!その程度じゃあな!」
政征に自信のあった一撃を加えたが、政征は応えていなかった。しかし、政征は目的を果たしたかのように声を上げる。
「お前を一発殴れたから充分だ。審判!聞こえるか!?俺は降参する!試合を終わらせろ!!」
「なんだと!?」
政征の降参宣言を受け、放送室に居る生徒は急いでアナウンスした。
「あ、赤野政征選手の降参により!勝者、織斑春始!」
「ふざけるな!こんな勝ち方、認められるかよ!」
「お前とはこれ以上剣を合わせたくないんだ、嫌な感じがするのでね」
そう言って頭が冷え冷静になった政征は背を向けてピットへ戻ろうと歩き始めた。実際は政征は戦闘中にサイトロンの波動で春始の内側に潜む黒い欲望を見抜いていた。
剣を合わせれば合わせるほどに怒りが沸いてくる。感情に任せて相手を殺しかねない状態にするのは己の恥とし、自戒も含めて降伏を宣言したのだ。
「ふざけんじゃ、ねええええ!っ!?」
春始は背後から切りかかろうとしたが、一発のエネルギー弾がそれを制した。撃ったのは雄輔であり、オルゴンライフルを撃つために右腕のみを部分展開している。
「試合が終わったのにも関わらず、背後から斬りかかったのを止めたんだ。文句はないよな?織斑先生?」
「っ・・・そうだな」
千冬は雄輔の言葉に少しだけ狼狽えながら返事を返した。その様子を見ていた一夏は千冬よりも雄輔の射撃技術に目を奪われていた。
◇
第三試合であるセシリアと雄輔の試合が始まる一時間前、春始は一人の女生徒を呼び出し、言葉巧みに誘導しその肢体を貪っていた。
全てが終わると女生徒は放けた表情のまま放置され、春始はその場を去った。
「一応は力を得られたがこの程度じゃ意味ねえな。やはりヒロインじゃないとな」
独り言のように口を開き、春始は試合会場であるアリーナに戻りながら拳を閉じたり開いたりして力の増大を確認していた。
試合の様子はセシリアが射撃とビットで雄輔追い込んでいた。雄輔の本来の世界のセシリアとは手合わせが少なく、クセを見抜くほどの経験が少なかった為に苦戦していたのだ。
「く、こんな事ならば本来の世界でセシリアと手合わせをすれば良かったな」
「ふふ、手加減はしませんわよ!」
「それならば機神の拳を見せてやろう!」
「機神の拳ですって?」
雄輔は武装であるソードライフルとシールドクローをアリーナの壁際に置き、拳を構えた。
「武器を持たずに私と戦おうと!?」
「油断していいのか?セシリア・オルコット!砕く、止めても無駄だ!」
[推奨BGM 『紅の修羅神』スパロボOGより]
雄輔は地上戦を仕掛けていたセシリアの背後に武術の足運びを行うと一瞬で間合いを詰め、裏拳を打ち込んだ。
「きゃあっ!?」
「ぬうん!おおおおおおおおお!うおりゃあ!」
怯んだ隙を見逃さず、連脚を放つとそのまま上へと蹴り上げ蹴りに使った足を踏ん張りの軸足とし腰の入った正拳突きを落下してきたセシリアへ打ち込んだ。
「あぐっ!?なんて威力のパンチですの!?」
「これが俺の教わった修羅の拳、機神の拳と読んで機神拳!」
「機神拳・・・ですが、接近を許さなければ!」
「師匠が言っていた。『機神拳の前に敵はない』と!」
雄輔はオルゴンを纏うように余剰エネルギーが溢れ出ていた。だが、機体負荷もあり、後一撃が限界だろう。
「セシリア、この試合での最後の一撃の勝負だ。行くぞ!」
「受けて立ちましてよ!」
「機神!雷撃拳!!」
「ティアーズ!!」
ビットの一撃を受けながらもセシリアへ蹴りを打ち込んだ雄輔ではあったが、お互いにまだ倒れてはいなかった。
「俺の負けだな・・・」
「何故ですの!?まだ!」
「エネルギー切れだよ。機神拳は強力な分、シールドエネルギーを消耗するんだ攻撃的に行くからな」
「え?」
相手の表示を見れば確かに雄輔のエネルギーが切れていた。こんな状態で試合をして勝利得ても納得がいかないだろう。
「わかりましたわ。では、またの機会に」
「ああ。審判!降参だ」
『青葉雄輔選手の降参宣言により、勝者!セシリア・オルコット!』
試合が終わり、去ってゆく雄輔の背中を見てセシリアは新たな目標を見つけていた。
「(あの時、政征さんに見せられた別世界のわたくしには足元にも届いていない、それでもきっと並んでみせますわ!そして、本当の勝利をアナタから勝ち取ります!雄輔さん!!)」
セシリアは決意を胸に自分のコクピットへと戻っていった。
◇
エネルギーを補給している雄輔のもとに政征はやってきていた。自分がサイトロンで感じた事を伝えるためだ。
「雄輔、次の相手だが嫌な感じがする」
「春始の事か?確かにな、まだサイトロンで感じていないが俺の勘でもアイツはヤバイと思っている」
「気をつけろ、俺や一夏が戦った時よりも強くなっている可能性がある」
「ああ」
親友の言葉を噛み締めながらエネルギーの供給を終え、第四試合である。雄輔と春始の試合が始まろうとしていた。
◇
アリーナからそれぞれの機体が出撃し、対峙する。春始の様子が違う事に雄輔は気づいた。体調が悪いのではなく、何かを得た時の喜びを得ているような様子だ。
「何か、あったようだな?」
「まぁ、ね。初めて
「何?」
食事という言葉に疑問を持つが、試合開始のブザーが鳴り春始は唯一の武装である雪片を手に突撃した。
「うおおおおらあああ!」
「!ぐおっ!?何だ?この、剣力は!?」
シールドクローで雪片を受け止めた瞬間の反動が大きい事に雄輔は驚きを隠せなかった。
「力を取り込んだんだ、お前が勝てる要素はないんだよ!」
「(食事とか言っていたな、何らかの方法で自分の力を増大させたのか?)」
間合いを開いても春始は対応し、雄輔に攻撃を仕掛け続ける。まるで野生動物並みの体力を得たように攻撃の手を緩めない。
「ハハハハハ!倒れろ!」
「ぐ、く!おかしい、短い期間・・・いや、時間でこんな簡単に力を得られるはずがない!」
剣を捌きながら雄輔は春始に対する疑問を晴らそうとする。それが足を引っ張り、雄輔は態勢を崩してしまった。
「しまった!」
「貰った!零落白夜ァ!!」
エネルギー状の刃が雄輔を襲い、その衝撃による粉塵がアリーナに広がった。
こちらは短くなるつもりです。
喰われたのは名も無いモブですのでご安心を。
篠ノ之箒(白の地球)の強化における能力覚醒(参考意見用)
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SEED因子
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イノベイター(純粋種)
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Xラウンダー
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念動力