フレームアームズ・ガール〜ステラの日常〜   作:最弱氏

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飛べないスティ子はスティ子でいいの?/お掃除するぞ!

Aパート「飛べないスティ子はスティ子でいいのか?」

 

ある深夜のマンション。あおはベットで寝ており、轟雷、ステラ、スティレット、バーゼラルドは充電くんの上でぐっすりと寝ていた。

すると、突然あおが目を覚ました。

 

「トイレ……」

 

あおは目をこすりながら、トイレ向かう途中、何か『ベキッ』と音がしたが、あおは気にしなかった。

そのまま、トイレに行き、ベットに帰り、眠るのであった。

 

 

轟雷が杓文字を持って、ほかほかの白いご飯を盛っていた。

 

「あお、白米の分量はこれくらいでいいでしょうか?」

 

「おお!良いんじゃない?」

 

あおは轟雷の顔についているご飯粒を取って上げる。

 

「そうですか!」

 

「あおーー!そろそろ、目玉焼き、焼けるわよ?」

 

台所でステラの声がした。

 

「うん、分かった。今、行く!」

 

あおはそういうと、台所へ向かった。

美味しい目玉焼きが出来上がり、お味噌汁、ご飯を持って部屋に向かい、食べた。

スティレットは肩のパーツを磨いており、バーゼはまだ寝ていた。ステラは充電くんに座り、換装のカタログを見ていた。

 

「ねえ、スティ子とバーゼって、このままうちに住むの?」

 

すると、スティレットはあおをジト目で見る。

 

「何その目?」

 

「スティ子?」

 

「そう、スティ子!スティ子って呼ぶことにしたんだ!んで、住む気?」

 

あおはスティレットもといスティ子にそういった。

 

「そうだけど?」

 

「スースー 」

 

「うーん、 この換装はどう使おうかしら?」

 

自由な三人はFAガール。

 

「そうかー、このマンションペット禁止だけど……ま、食費がかかる訳ないし、平気かな?」

 

「万が一追い出そうとしても無駄よ!」

 

スティレットはそういう。

 

「なんで?」

 

あおは首を傾げた。

 

「轟雷に負けた帰るなんて、私のプライドが許さない!」

 

「でも、データが取れれば、勝ち負け関係ないんでしょ?」

 

あおはそう指摘した。

 

「え?それはそうだけど……」

 

スティレットは一瞬、戸惑った。

すると、上から大量の白米が降って来た。

 

「何してんるのよ!」

 

スティレットは杓文字を持った轟雷に言った。

 

「すみません、あおに白米のお代わりをと思ったのですが?」

 

「ああ!そうなんだ、ありがとう!」

 

あおは轟雷にお礼を言った。

 

「あまりに美味しそうに食べるから、まだいけるかと」

 

轟雷はあおを見つめて言った。

 

「うん!まだ、行けるよ!ちなみにこのお米、おじいちゃんが送ってくるれるの」

 

すると、この換装カタログを見ていたらステラが話に入って来た。

 

「へぇー、それは助かるわね」

 

「………ステラって、ちょくちょく口調が変わってるけど、大丈夫?」

 

あおはステラの口調に関して、そう言った。

 

「大丈夫よ、これは私が好きで言っているようなものだから」

 

ステラはそう言った。

すると、スティレットがキレた。

 

「こんだけ米まみれの私を挟んで良くそんなだらだらどうでも良い話出来るわね!!!」

 

「あ〜ごめんごめん」

 

「すいません、スティレット姉様」

 

「今綺麗にしますね」

 

轟雷が白米を取ろうとスティレットの頭を触った瞬間、

 

「ガチーン!!」

 

何故か石のように固まってしまった。(顔を赤くして)

 

「あっ、こっちにも」

 

轟雷が反対の方についている白米を取ろうとした瞬間、

 

「ガチーン!!」

 

また固まってしまった。

 

「スティレット姉様?」

 

「さっきからなに?」

 

「わ……わかんないわよ……か……体が動かないの……」

 

「「「え?」」」

 

三人は唖然とした。

すると、

 

「それはトラウマだね」

 

先ほどまで、寝ていたバーゼラルドことバーゼが起きて、そういった。

 

「トラウマ?」

 

轟雷がバーゼに質問した。

 

「トラウマとは何ですか?」

 

「トラウマって言うのは、簡単に言うと心の傷だよ。スティレットは轟雷に負けたのがすっごく嫌だったんだよ。だから胸の中と頭の中がもやもや~ごちゃごちゃ~ってしちゃって痛んじゃったの」

 

「成る程」

 

「スティレット姉様、そんなに大きかったんですね(心の傷が)」

 

「バーゼ、あんた本当は頭いいでしょう?」

 

あおがバーゼの推理にそういった。

 

「え〜?」

 

バーゼは、自分には関係ない顔をした。

 

「わ・・・私が・・・この私が・・・トラウマ・・・トラウマ!?轟雷のせいでーーーー!!!!」

 

スティレットは叫んだ。

 

「いやいやいやありえない!そんな事絶対にありえない!」

 

すると、バーゼが轟雷を押してスティレットに近付けさせだ。

 

「ガチーン!!」

 

また固まってしまった。

 

「どうやら、本当のトラウマのようね、スティレット姉様」

 

「ガッチガチだね〜」

 

「違うってばーー!!」

 

スティレットはそういう。

 

「え〜?だってさ〜」

 

バーゼはさらに轟雷を近づけてくる。

 

「や、止めてよ……」

 

スティレットは止めさせようとする。

 

「じゃあ、トラウマって認める?」

 

「み…認めない!充電くん!」

 

するとスティレット用の充電くんが装甲パーツを持って来た。装甲パーツを装着して飛んで逃げようとしたその時、何故か飛ぶ事が出来ずに落ちてしまった。

 

「スティレット姉様!」

 

ステラは落ちるスティレットを助けるため、すぐさま装甲パーツ《ストライクフリーダムパック》を装着した。

《ストライクフリーダムパック》の機動兵装ウイングのブーストを上げて、落下するスティレットの手を掴み、テーブルに着地する。

 

「あ……ありがとうステラ。なんで……飛べないの……?」

 

スティレットは唖然とした。いつもはすぐに飛べるのに、何故か飛べなかった。

 

「それもトラウマのせい?」

 

「ま…まさか......まさか………」

 

「これは………」

 

あおは首を傾げた。

 

「深刻な問題です。私達には共通の汎用制御人格プログラムの他にそれぞれの個体に特化した戦闘用プログラムがインストールされています。スティレットの空中戦に特化したシステムがトラウマによって機能障害を起こしてるのかも………」

 

轟雷がそう説明してくれた。

 

「飛べない私なんて………ただの××よ」

 

「スティレットの~トラウマ克服~作戦開始~。いぇ~い!」

 

バーゼがあおの箸を使い、トントンと音を鳴らしてそういった。

 

「お行儀が悪いわよ、バーゼ」

 

ステラはバーゼに注意をした。

 

早速スティレットのトラウマ克服作戦を開始する。セッションベースを用意して轟雷とスティレットが乗る。

 

「どういうつもり?」

 

「まあまあ、あわてないあわてない」

 

「バーゼ?これで本当に克服が出来るの?」

 

ステラがバーゼに聞いた。

 

「う〜ん?わかんない!」

 

バーゼににっこり笑いながら言った。

 

「じゃあ、行くよー!」

 

「GOGOー!!」

 

「気をしっかり持ってください、スティレット姉様!」

 

あおが轟雷の乗っているセッションベースをスティレットのセッションベースに近づけさせる。

 

「お!結構、大丈夫じゃんスティ子!」

 

「もうちょっと、行ってみよー!」

 

そして、セッションベースをくっつけた。

 

「結構、行けましたね!」

 

ステラがそういうが、スティレットはまだ、躊躇しているようだ。

 

「これから、どうするの?」

 

「う〜ん?……わかんない!」

 

バーゼの作戦はどうやらここまでのようだ。

 

「分かんないって……う〜ん………あ!トラウマってショック療法で治るんじゃなかったっけ!」

 

「うん!何かガツンと衝撃的な事をしたら!」

 

「トラウマの克服になるってわけね」

 

三人はそう言った瞬間、セッションベースが光りだした。

 

「轟雷!」

 

「ス、スティレット!」

 

 

 

『フレームアームズ・ガール!セッション!』

 

 

 

「GO!」

 

「み、見てなさい!」

 

 

二体が消えて、装甲パーツが装着される。

 

 

「導きます、あなたを!」

 

「す、す………スパーキング!」

 

 

「セッションコール、しちゃったー!」

 

そして、ステージはあの時と同じで砂漠地帯。

 

「ここは……あ!」

 

スティレットは思い出した。このステージでゼロ距離発射された事を。するとスティレットが怖気付いた。

 

「どういうつもりなのかしら、轟雷?」

 

「さぁ?でも面白そう!にゃはははー!」

 

ステラとバーゼはそういった。

 

すると轟雷が、スティレットに向かって歩き始めた。スティレットはガクガク震えて膝を付いた。周りに緊張が走る。すると轟雷はスティレットの顔を上げさせた。

 

「スティレット………んっ」

 

そして、顔を近づけてスティレットにキスをした。

スティレットが赤くなった。あおも赤くなり、バーゼラルドが興味深々で見てる。ステラは轟雷に向けて殺意が湧いたのか、ゴゴゴッと後ろに何か出ていた。キスされてるスティレットは轟雷を離そうとしたが、轟雷は離れない。スティレットはどうする事もなく喘ぐばかりだった。

スティレットはそのまま、ショートしてしまい、轟雷はキスを止めた。

 

「あお。ショック療法とはこんな感じで良かったでしょうか?」

 

轟雷は平然のごとくそういった。

 

「あれ……?なんか私いらんアドバンスしちゃったかな?」

 

「にゃはははは!!」

 

「…………」ゴゴゴッ

 

キスされたスティレットはそのままダウンし、ライフがゼロになった。

 

『ウィナー、轟雷!』

 

バトルを終了し、気を失ってるスティレットを看病する。

 

「あーあ。スティレット回路吹っ飛んじゃったね」

 

バーゼはスティレットの様子を伺いながら言った。

 

「これ……拗らせちゃったらどうしよう……」

 

すると、スティレット用の充電くんがあおの服を引っ張った。

 

「ん?なに?」

 

充電くんは何か持っていた。それは破損しているスティレットの翼のパーツだった。

 

「これ、破損してるわね。だから、スティレット姉様は飛べなかったのね」

 

「え?」

 

「上から、何らかの力が加わったようです」

 

轟雷がそういうと、

 

「力……?あ!思い出した、それ私だ……」

 

昨日のあおがトイレに行く時に、踏んでしまったのが、スティレットの翼パーツのようだ。

 

「それじゃあ、修復しましょう」

 

轟雷がそういうと、早速修復作業にかかった。

 

今だ、横になっているスティレット。それに近づこうとする人影。

それはーーーステラだ。

 

「うふふふっ、スティレット姉様。今、目覚めさせてあげます」

 

ステラはスティレットの両頬を掴み、ゆっくりと唇を近づけた。

 

「よーし、スティ子の翼の修復完了!」

 

「これでもう安心して、飛べますね」

 

「ん、ステラ?何して……んの?」

 

バーゼがステラを呼んだ時、ステラはスティレットにキスする直前だった。

 

「えっ?ちょちょ、ちょっとなにやってんの!?ステラ!」

 

あおは叫んだが、もう遅かった。

 

すると、運悪くスティレットも目が覚めた。

 

「ん?私……。えっ?」

 

目覚めた瞬間、自分の妹にあたるステラが顔を近づけてきているのに、驚いた。

 

「スティレット姉様〜❤︎」

 

「えっ、なに?ちょ、ステ………んむっ!」

 

ステラはスティレットにキスをした。

 

「んーんー!」

 

スティレットは抵抗しているが、

 

「ちゅ……ちゅう……ちゅる……ちゅ」

 

ステラが強く唇を押し付けているため、離せない。

そして、だんだん力が抜けていき、パタリと腕が垂れた。

 

「ちゅ…ぷはっ」

 

可愛らしいリップ音を鳴らし、ステラはスティレットから唇を離した。

 

「きゅう〜〜〜〜」

 

スティレットは又しても、回路がショートした。

 

「ふふふっ、ごちそうさまでした。スティレット姉様❤︎」

 

ステラは気絶しているスティレットにウインクをするのであった。

 

それを見ていたあお、轟雷、バーゼはというと。

 

「あれは……やばいんじゃない?」

 

あおは轟雷を見つめ、そういった。

 

「多分……」

 

「にゃはははは!シスコンだね〜!」

 

 

 

「私……なにを?」

 

二度目の気を失いから、目を覚ましたスティレット。

 

「覚えてないの?」

 

「確か……バーゼが私のトラウマ克服作戦とか言って………轟雷とセッションベースに乗ってどんどん近づけて………あれ………それからどうしたんだっけ?」

 

どうやら、轟雷のキスとステラのキスは記憶にないようだ。

 

「スティレット、飛んでみてください」

 

「えっ?でも……」

 

「スティレットはもう大丈夫です!」

 

轟雷はスティレットにそういった。

 

「大丈夫……?」

 

「はい!」

 

「……やってみるけど、別にあんたの言葉、信じたわけじゃないからね!」

 

「はい!」

 

轟雷の言葉を受け、スティレットは飛んで見た。そして、うまく飛べることが出来た。

 

「飛べた!!良かった……良かったよ!」

 

部屋中を自由自在に飛び回るスティレット。

 

「良かったですね、スティレット姉様」

 

ステラも《パック》を装着し、スティレットと一緒に飛び回っていた。

 

「スティ子良かったね!」

 

「にゃははー!まあパーツ修理したから当たり前うう・・・」

 

バーゼがそういうとしたら、あおが手で口を押さえた。

 

「私はトラウマを乗り越えまた一つ強くなった!私偉い!私強い!」

 

スティレットは意気込みと轟雷を見つめた。

 

「轟雷!早速私とバトりなさい!」

 

スティレットはそういうと、轟雷に向かって飛翔したが、いきなり轟雷の唇を見つめた瞬間、急停止し、顔を真っ赤に染まり、煙が出ていた。

 

「なな何……?なんでこんな……?」

 

「スティレット姉様?」

 

スティレットの様子を伺いにステラが来た時、スティレットはステラの唇を見つめた瞬間、

 

「ガチーン!!」

 

固まってしまった。

 

「スティレット?」

 

轟雷が近づくと、

 

「ガチーン!!」

 

また固まってしまった。

 

「ほほ〜う?」

 

「いや〜これは〜……」

 

「「面白〜〜!」」

 

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Bパート「お掃除するぞ!」

 

とある昼下がり。

 

「たっだいまー!」

 

あおが帰って来た。

 

「はいこれお土産!」

 

すると、あおは丸いものを床に置いた。お掃除ロボのルンバくんだ。

 

「ヒャッホー!何これ?丸いね〜マカロン?」

 

バーゼがルンバくんを見てそういった。

 

「そうそう、それが噂のジャンボマカロンってねって違う!!お掃除ロボだからこれ!!」

 

あおはバーゼのボケに乗り、ノリツッコミをするのであった。

 

「お掃除ロボ?」

 

轟雷はそういった。

 

「ほほ〜?」

 

バーゼは興味津々に見つめた。

 

「管理人さんが使わないからって、さっきくれたの。ほら、うち汚いじゃん?」

 

「普通に掃除をすればいいんじゃないかしら?」

 

ステラはそういった。

 

「いやいやいや。そんな事したらそいつの存在意義を奪う事になるでしょう。それはやっちゃ駄目な奴でしょう?誰だって誰かの為に生まれて来たんだよ。」

 

「誰かの為に………」

 

「そう!今この瞬間、このお掃除ロボは私の為にある!」

 

「成る程………」

 

あおはそう宣言すると、轟雷は納得してしまった。

 

「にゃははは〜!あおを何か良いこと言ってる風?」

 

「轟雷が完全に丸め込まれているわね?」

 

「どうやらそのようですね」

 

三人はあおと轟雷を見つめながらいった。

 

「ちなみに今轟雷が私に感じている気持ちが感心と尊敬っていう感情だよ」

 

「これが……感心と……尊敬」

 

「洗脳されてますわね?」

 

「轟雷の感情データで本当にあおに任せて大丈夫なの?」

 

「さぁ〜?」

 

轟雷の感情データが心配なFAガールの三人。

 

 

「ってことで修理お願いね?」

 

「はあっ?修理?」

 

「実は壊れてるんだよね?このお掃除ロボ」

 

あおがそういうとバーゼがルンバくんをコンコンと叩いて呼びかけて見た。

 

「お~い。お掃除ロボちゃ~ん。入ってますか~?本当だ〜。うんともすんともだよ〜!」

 

「「「 」」」

 

三人はバーゼの行動に冷や汗をかいた。

 

「私、今から武希子と遊びに行ってくるからさ!その間にちょちょいと宜しくね!」

 

「あお、これ随分古い型じゃないですか!私たちが生まれるうんと前やつですよ!」

 

ステラがそういった。

 

「お!今回、ステラの口調は敬語モードかー」

 

あおはそういった。ステラのコロコロ変わる口調にあおがモードをつけたのだ。

 

「このお掃除ロボは私に修理される為に生まれて来たのかもしれない」

 

「ちょいちょいちょい!何それ!?何変なスイッチ入っちゃってるの!?」

 

「あおに影響されちゃったんだね〜」

 

「全く、頭が痛くなります」

 

「分かりました、あお!私達で修理してみます!」

 

「とっくの昔に遊びに行っちゃたよ〜」

 

バーゼはすでに遊びに行ったあおのことをいった。

 

「あおって、私達をなんだと思っているのよ?」

 

「信頼……してくれてるのでは?」

 

「甘えてるんだ〜!」

 

「人間がフレームアームズ・ガールに甘えるって、アリな訳?」

 

「元々あおは、甘えんぼさんな所があったようですし・・・以前見せて貰ったアルバムでもご両親にべったりな写真が多かったですね」

 

ステラがそういうと、

 

「ああ、そういえばそうでしたね」

 

轟雷も何か思い出したかのようにいった。

 

「な〜んだ!だからあお夜中に時々枕にほっぺすりすりしてるんだ~。ぷぷぷ」

 

「え?なにそれ?」

 

スティレットがバーゼに聞いた。

 

「何かさ、にゃ~にゃ~言いながら枕にすりすりしてるの~。バーゼ見ちゃった〜」

 

「あ、それ私もみました。まるで誰かにじゃれ付くように」

 

ステラもそういった。

 

「枕に、甘えているということでしょうか?」

 

「あはははは!!!うける~!!!!」

 

スティレットは大笑いをした。

 

話を聞いたスティレットはルンバを叩きながら爆笑した。

 

「そうそう。あとね、ポエムも甘いんだよ〜」

 

「「ポエム?」」

 

「ポエム……」

 

バーゼがポエムといった瞬間、スティレットとステラは首を傾げ、轟雷は何か知ってそうな顔をした。

 

「あおってね。ポエムノート持ってるの。この間見たんだけど〜」

 

「勝手に見たの?」

 

スティレットが恐る恐るいうと、

 

「うん!」

 

バーゼはにっこりと頷いた。

 

「そんな、はっきりと……」

 

ステラはバーゼの頷きにツッコミを入れた。

 

「そのポエムノートって、表紙に青いリボンとレースが付いているノートですか?」

 

轟雷が心当たりあるようにバーゼにいった。

 

「そうそう!」

 

バーゼは頷くと、

 

「それ私も見てしまいました」

 

「「え!?」」

 

「感情を学ぶ為のデータとして収集出来る物は無いかと探していた時に………そこにちょっとしたポエムと……」

 

「「ポエムと!?」」

 

「オ、オリジナルのサインの練習のようなものが書かれていました……」

 

轟雷は恥ずかしいそうにいう。

 

「サ、サインの練習!?恥ずかしい!!」

 

「誰にも、見られたくないものですわ!」

 

スティレットとステラはいやいやと手を振りながら顔を手で隠した。

 

「やるよね〜。アイドルとかに憧れてだ時とか〜」

 

「「わ〜〜!!」」

 

2人が恥ずかしがっていると、バーゼが

 

「鳥風雲星……全部が私、私が全部……明日は南、明後日は北……ぴ〜ひゃらこんこん、どんしゃらららら……人生とは道だ……そうだ、旅行行こう……」

 

突然、何か言いだした。

 

「ぷふふ……。な、何よ…それ?」

 

バーゼが言いだした言葉に笑いを堪えるスティレット。

 

「あおのポエム。ナンバー85」

 

スティレット「あははははははは!!!!!!ちょ!あーははははは!!!!あおのポエム!!!ポエム!!!しかもナンバー85って……そんなに書いてるの!!!」

 

スティレットは大爆笑だった。

 

「あははははは!!!!傑作ですわ!!」

 

ステラも大爆笑だった。

 

「85所ではないです……」

 

轟雷はそういった。

 

「一冊目の半分くらいが85だったよ」

 

「あははははは!!!ポエム書き過ぎでしょう!!!」

 

スティレット、またも大爆笑。

 

「ぷ……」

 

すると、轟雷が吹き出し、

 

「ぷふ…」

 

バーゼも吹き出し、

 

「ぷふふ……」

 

ステラも吹き出し、しまいには………

 

 

「「「「あははははははははははは!!!」」」」

 

4人で笑うのであった。その後4人は落ち着いた。

 

「はぁ……。今のあたしたちの話、あおが聞いたら、大騒ぎね」

 

「バーゼたち、追い出されちゃうかもよ?」

 

「あおにとっては、秘密なんでしょうからね」

 

「たくさん笑わせて貰ったし、しょうがないから修理してあげるか」

 

スティレットがそういい、立った瞬間、ルンバくんは動き出した。

 

「動いたーー!!」

 

「故障ではなかったのですね」

 

すると、ルンバから声が聞こえてきた。

 

『鳥、風、雲、星。全部が私。私が全部……』

 

「今のは!?……まさか!?」

 

ステラは驚いた。

 

『ポエムノート……サイン!?アイドル〜。恥ずかしいーー!!!ですわ!!』

 

なんとさっきまでの会話を録音していたのだ。

 

「もしかして、さっきの私たちの会話を録音してた!?」

 

『うけるー!あおすりすり……にゃー!あお?恥ずかしいー!ぷぷぷ〜。』

 

「録音所か私たちの声を勝手に組み替えていますわ!」

 

『マジであお。超うけるー!人として恥ずかしいー!』

 

「何故、ギャル口調なんですの!?」

 

ステラはルンバがギャル口調に組み替えたのをツッコンだ。

 

「凄い!もの凄いスピード学習しています!」

 

轟雷はルンバくんの学習能力に少し感心してしまった。

 

「感心してる場合じゃない!」

 

スティレットが感心している轟雷に怒鳴る。

 

「これ本当になんとかしないとバーゼたち追い出されちゃうかもだね〜」

 

「追い出しはしないと思いますが………充電くんの刑になるかと……」

 

轟雷がそういった。

 

「「充電くんの刑?」」

 

スティレットとバーゼは首を傾げた。

 

「その、なんといいますか……?強制的に充電コードを抜き挿しされるんです。何度も何度も……」

 

ステラは2人にそう説明した。轟雷とステラは思い出していた、あの地獄のようなことを。(地獄かはわからないが)

 

 

『んあ……んあ……ん……あぁ……ん……あぁ………あぁ………ん………ん………あぁ……あぁ………』

 

轟雷とステラはブルッと体を震わせた。

その話を聞いたスティレットは、

 

「何だろう何だろう……痛い訳じゃないけど、なんかゾゾッーとする……!」

 

腰さすりながらいった。

 

『マジであおのポエムゾゾーッとするー!』

 

スティレットがさっき言ったことをルンバくんは録音していた。

 

「取り敢えず、彼奴を捕まえるのよ!」

 

「了解!」

 

「はーい!」

 

「OK!」

 

スティレットがそう指示すると、三人は返事をし、ルンバ捕獲作戦へと実行した。

轟雷はダッシュで行き、スティレット、バーゼ、ステラは空から行くことなった。

 

ここで今回のステラの装甲パーツ紹介〜!!

今、ステラが装着している装甲パーツは黒色であり、背部ユニットにはビームソードと呼ばれる大型のソードが二本と2連装レールガンが装備しており、腰部には二丁のショーティーガンが装備していた。

この装甲パーツの名は『ストライクノワールパック』という。

 

轟雷はダッシュで捕まえようとしたが躱され、今度はスティレットとバーゼがルンバに捕まったが、スティレットが電源を切ろうとしたが、振り下ろされてしまった。バーゼが何とか捕まってるが、いつ振り下ろされるかわからない。

 

「だったら………これでどう!」

 

ステラがそういうと、手首の辺りからワイヤーアンカーが射出された。

射出された二本のワイヤーはルンバの穴の所に引っ掛けられた。

 

「よし!……ッ!?」

 

ステラがそう言った瞬間、急激に引っ張られて行った。が、背部ユニットのブースターの出力を上げ、どうにか踏み止まる。

 

「にゃっはははー!ロデオだーー!!」

 

バーゼはルンバをロデオのように乗っていた。

 

「バーゼ……。私がこんなにたいへんだっていうのに!?」

 

何とかルンバをワイヤーで止めているステラはロデオしているバーゼにそう言った。

 

「でかしたわ、ステラ!」

 

スティレットはそういうと、ルンバに近づき、もう一度電源を切ろうとしたが……

 

ブルンっと、ルンバがいきなり暴走してしまったのだ。

 

「なっ!?ちょ、ちょっと!」

 

ルンバが暴走してしまったため、ワイヤーに引っ張られてしまった。

 

「ぐぐぐぐっ!!」

 

なんとか止めようと背部ユニットのブースターを上げるが、止まる気配がなかった。

すると、急に曲がり、ワイヤーが外れてしまい、飛んでいたスティレットとぶつかった。

 

「「キャァァアァアア!!」」

 

ステラとスティレットはそのまま、床に落ちてしまう。

 

「にゃははは!んじゃあ〜このまま!!」

 

バーゼはそういうと、暴走したルンバを洗濯カゴにぶつけ、停止させた。

 

「イエーイ捕獲!」

 

バーゼはガッツポーズをした。

 

「中々やるじゃない、バーゼ」

 

「やりますわね」

 

ステラとスティレットはそういった。

 

丁度、そこにあおが帰ってきた。

 

「ただい……ってえ〜!何これ〜!!」

 

あおは散乱した洗濯を見て驚いた。

 

「一体何してたの!?掃除は!?ていうか、お掃除ロボは!?」

 

「あの、あお。お掃除ロボは………えっーと……」

 

轟雷はとても言いにくそうだった。

 

「故障じゃなかったんだけど、バーゼが壊しちゃった〜」

 

「え〜」

 

「だからバーゼが、轟雷とバトルするね!」

 

ポカンとした。バーゼが何をいっているのか、わからなかった4人。

 

「ああ!バイト代を稼ぐってことですね!」

 

「そのお金でお掃除ロボを」

 

「修理して貰うって訳ですね!」

 

「そう!」

 

バーゼが頷いた。

 

「仕方無いなぁ」

 

あおはそういうと、セッションベースを用意した。轟雷とバーゼが乗り、光り出した。

 

「轟雷」

 

「バーゼラルド」

 

 

 

『フレームアームズ・ガール、セッション!』

 

 

「GO!」

 

「にゃはは!」

 

轟雷とバーゼラルドは装甲パーツを装着する。

 

 

「わっくわく、ぱぱーん!」

 

「ハートの微熱、届けます!」

 

今回のステージは湖。

 

「バーゼの攻撃パターンはステラとの戦いでみました!」

 

轟雷はそういった。

 

「ふふふっ、それはどうかな?行くよ!!」

 

バーゼは出力最大にして高速で飛翔する。

 

「あれ?このパターンって………」

 

「そうね、バーゼは私と同じで空中戦を得意とするから轟雷にとっては厄介よ」

 

「一気に決めちゃうよ!!オールウェポンシステム、起動!フルバーストモード!」

 

バーゼはそういうと、肩に装着されていた二つの砲が動き、腰部に装着されているレール砲も動いた。

 

「バーゼったら一発で決める気じゃないですの!」

 

「にゃははは!」

 

バーゼは笑いながら、フルバーストを放った。

 

「きゃあ!」

 

「轟雷!」

 

轟雷はフルバーストを直撃したと思われたが、無傷だった。バーゼはもう一度、フルバーストを放つが轟雷には当たらなかった。

 

「あれ〜?なんかもくもくして当たらない〜〜!」

 

「チャフ!?」

 

轟雷はバーゼのフルバーストが当たらない理由をいった。

 

「そうか!さっきのお掃除ロボが吐き出した埃のせいで!空中に散布された埃がバーゼの攻撃制度を落としてる!」

 

「それって、轟雷も?」

 

「ううん、轟雷のは実弾ですので、大丈夫ですわ」

 

 

「よっしゃー!轟雷、一気に撃てー!」

 

「了解!」

 

 

轟雷がバーゼに向けて、滑空砲を撃った。

 

「ちょちょ!まっ!!にゃーーーー!!!!!」

 

バーゼは滑空砲をくらい、落下して行き、ライフがゼロになった。

 

 

『ウィナー、轟雷!』

 

 

「あ〜あ、負けちゃった〜。でも楽しかった!またやろうね、轟雷!」

 

「はい!」

 

「よ〜し!これでバイト代ゲット!お掃除ロボも修理できる!」

 

そして、管理人のところへルンバを持って行き、すぐに帰ってきた。

 

「たっだいまー!!」

 

「おかえりなさい、あお」

 

「あお?その手に持っているのは?」

 

「掃除機ね」

 

「なんでまた?」

 

4人のフレームアームズ・ガールはそれぞれいった。

 

「いやぁ〜、何か分かんないんだけど、下で管理人さんに会ってお掃除ロボ修理中だって話したらこれをそっと渡された」

 

あおはそういって、渡された掃除機を掲げた。

 

「なんか、武器っぽいね〜!」

 

「なんか上がるわね」

 

「ええ、そのようです」

 

「良かったですね、あお」

 

掃除機を貰って嬉しくなるあおであった。

 

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