ベートローガの親友的ポジションで転生したのは間違っているだろうか? 作:狭霧
「さあ、第1回ベルたん世話係争奪戦開始始めるでぇ!!」
高らかにロキが宣言を始める。
何故こうなったかと言うと昨日の夜に遡る。
「ベルの世話役は譲りません!!」
「アイズ、コイツの世話は俺がする。」
ベートとアイズは言い合いをしていた。
その声はだんだんと大きくなり、団員達全員に聞こえていた。
そこから派生してから何人かベルの世話係になりたいと言う人が増えこのような形で決着を付けることになってしまったのだ。
「私もアイズさん達に負けないようにしなくちゃ。」
レフィーヤはアイズに自分の力を見せつけたいが為の参加であった。
「さて、第一の協議やけどなぁ、まずはリヴェリアの用意したテストをとくんや。」
そして30分後
「合格者の発表や!!まずはアイズ、次にベートとレフィーヤ、ラウルの四人や!!」
「やったっす。」
「よかった。」
「次の協議に早くいけ。」
三者三様の反応を示すなかアイズはベルを見ていた。
「ベル、この中で誰がええ?」
ロキの言葉にベルは青ざめていく。
そう、ベルからすればここにいる全員先輩それに加えベートからは少々きついが励ましを貰った。
アイズからはちょっとした戦いの基礎を学んだ。
レフィーヤからは姉のように接して貰った。
ラウルは自分の事を心配して毎日声をかけてくれた。
そう、誰を選んでもベルにとっては地獄であった。
その中ベートは口を開く。
「俺は降りるわ、ベル選べねぇなら無理に選ぶな。」
全員ベートの言葉に固まる。
あのベートが噛みつかないそれどころか優しい言葉をかけている、ロキファミリア一同全員固まった.....
「ベ、ベ、ベ、ベートさんで」
その中でベルはしっかりと声に出してベートに伝えた。
「なら、行くぞ!」
ベートはそれだけ口にするとホームを出て行った。
ベルも後を追って出て行った。
「なら、フィン、ガレス、ベートが成長した」
ロキは涙を流していた。
「そうじゃのぉ、昔の彼奴からは考えられんわい。」
ベートの事を知る昔からのメンバーからすればとても喜ばしい事だった。
「ベートさんやっぱり優しいんすね。」
ベートの隣をラウルが歩く。
「ラ、ラウル?!テメェなんで居やがる?!」
「えっ?だってついてきちゃ駄目って言われてないですもん。」
ベートは呆れたように何も言わずに後ろにいるベルの頭を撫でながら三人でダンジョンへと向かった。
「ベルはベートさんの方が好きなのかな?」
アイズは頭に疑問符を浮かべながら首を傾げるしか無かった。
「ベルはベートさんを.....」