ベートローガの親友的ポジションで転生したのは間違っているだろうか?   作:狭霧

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13決闘準備

「オッタル、その決闘僕は受けないよ。」

紫苑はオッタルに向かってそう言う。

するとオッタルはこう言い放つ。

「言葉紫苑、二週間後だ、この闘技場にて待っているからな。」

オッタルはそのまま紫苑に不敵な笑みを浮かべ消えていった。

その時ロキが紫苑の顔を除くと紫苑の顔は笑っているがその笑みは引き攣っていた。

紫苑はそのまま急いで宿へと向かい、エルフの少女が声をかけようとしていたことなど知るよしもなかった。

その光景を見ていたロキはその少女の肩に手を置き。

「ドンマイ」

とその一言を呟いた。

(紫苑さんにお礼言いたかったな。)

そう少女は心の中で思っていた。

紫苑は宿に着くと部屋に籠もって居た。

「おい、紫苑お前決闘はどうするんだ?」

そうホルスが聞くと

「親父さん、二週間留守にする、ごめん」

そう言い紫苑の姿は消えた。

それから一週間の月日が経とうとしていた。

「ベル、さっさとダンジョンに行くぞ!」

ベートはベルの名を呼びダンジョンへの早足で向かっていた。

「はっはい、ベートさん待って下さいよ~。」

その姿はロキファミリアでは兄弟の様な光景として見られていた。

「ベート」

不意にロキがベートの事を呼び止めた。

「何のようだ?ロキ」

ベートはバツが悪そうにロキに向き直る。

「いや、やっぱ何でもない。」

(紫苑の事聞きたいけど、多分ベートは答えてくれヘンやろなぁ)

ロキは執務室へと戻っていった。

ベートはそのロキの背中を不思議そうに見ていた。

「ベートさんは紫苑さんと王者の決闘どう思ってるんですか?」

ベルはベートへと問いかける。

「紫苑は多分受けるさ、なんせ勝てばオラリオ1の名が手に入るんだからな。」

この後に「あの約束さえ覚えていればな」とベートは小声で呟いてた。

紫苑はとある場所へと来ていた、そこは山の中人里離れた場所で誰にも来なさそうな場所にだ。

その場所に何の変哲もない小屋が建っていた。

紫苑がその小屋のドアを開け中に入る。

「久しぶりだな、小僧。」

頬に十字の傷が目立つ老人が長い刀を置いた机の前に座り込んでいた。

「お久しぶりです、老師。」

紫苑はその場で一礼すると机を挟んだ老人の目の前に座った。

「お前がこんな場所に来るなんて珍しいこともあるものだな。お前さんがわしにこいつを炎刀カグヅチを返しに来たとき以来だな。」

と机の上の刀を指さして老人は目を瞑る。

「老師、実はそのカグヅチを返しに来て貰いました。」

紫苑は老師と呼ぶその人物に申し訳なさそうに目を伏せ話す。

「お前はあの時わしになんと言ったか覚えておるか?」

老人は目を瞑ったまま紫苑に問いかける。

紫苑は冷や汗を流しながら老人へと答える。

「覚えています。」

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