ベートローガの親友的ポジションで転生したのは間違っているだろうか? 作:狭霧
紫苑はクナイを人型の真上に投げると真上から雷を人型に落とす。
人型は特に動じた様子もなく胸の前で腕をクロスさせて大き振られる。
夥しい量の光が紫苑の目の前を覆う。
(目くらましか?)
紫苑はその考えを捨て特攻しようとすると、煙が現れ紫苑の視界を塞ぐ。
煙が晴れると紫苑の目の前には人型と認識していたモンスターが紫苑の視界にはっきりと写る。
そのモンスターは女性に近いモンスターだった。
そのモンスターの4つの腕か紫苑を襲う。
とっさに腕をクロスさせて防御の構えをとった紫苑は壁まで吹き飛ばれる。
その影響で着ていたフード付きのロングコートはぼろぼろになり、フードが外れる。
「あの野郎」
その戦闘を見ていたロキファミリアの幹部達、団長フィンの指示のもと撤退の準備をしていたのだ、その中狼人の少年だけはその戦闘を見て態度に出るほどきれていた。
「みんな聞いてくれ、僕らはここを離脱する、しかしあのモンスターを放置するわけにもいかないだからアイズ今戦っている彼と共にあのモンスターを討伐してくれるかい?」
フィンはアイズと団員に告げる。
アイズは無言で頷くと少年の場所まで駆けようとする。
それを静止する狼人の少年がいた。
「フィン、アイズじゃ彼奴と共闘は無理だ、俺が行く。」
少年はフィンへと告げる。
「ベート何を言っているんだ?君は彼を知っているのか?」
ベートにそう問いかけるフィン。
ベートは嫌そうにその問いに答える。
「あぁ、嫌って程知ってる。何せ餓鬼の頃からの付き合いだ。」
ベートは間を開けはっきりとフィンに告げる。
「アイズじゃ彼奴とはあわねぇ。だからこそ俺がやる。」
ベートは嫌そうにしながらも何故か嬉しそうにしていた。
「わかった、ならベート君に任せる。そのかわり無事に帰ってくるんだよ?」
フィンはそう告げると全員に指示を出した。
「ベートさん」
アイズは心配そうにベートの名を呼ぶ。
「安心しろ、大丈夫だ、倒してきてやる。」
自信満々にアイズに答えるベート。
アイズの安心した顔を見ると紫苑のもとへと駆けていく。
「いっつぅ、彼奴どんな力してるんだ?コートがぼろぼろになったじゃないか」
紫苑は愚痴を零す、紫苑のコートは特別製だそれなのに今の一撃でぼろぼろになるということはあのモンスターの攻撃は異常である、証明だった。
「一撃でも受けたら終わりってどんなクソゲだよ、ハァ」
ため息と共に立ち上がる。
モンスターは紫苑を視界にしっかりと捉えている。
紫苑の視界に一人の狼人が写る。
「ざまぁねぇな、紫苑まだ一人で潜ってんのか?」
ベートは紫苑にいきなり罵声を浴びせる。
「はぁ」
紫苑はまたため息をつく。
「ベート、君に構ってる暇はないんだけど?何?僕に喧嘩うってる?」
多少紫苑も苛つきを覚えたのか、喧嘩腰に返す。
「そんな口がきけんなら問題ねぇな。」
ベートは楽しそうにモンスターの方に向き直る。
「時間稼いでやる、あれの準備をしてろ紫苑」
ベートはそう言うとモンスターのもとに駆けて行った。
「あれねぇ、たくやるしかないようだね。」
紫苑は手を胸の前で向かい合わせる。
意識を集中し、槍を頭の中で創造させる。
手の間で雷が無数に駆ける。
「おい、紫苑どれくらいかかりそうだ?」
ベートは紫苑に問いかける。
「3分って所だな、これ持っていって」
と言って自分のクナイをベートに投げわたす。
「わかった、さっさと終わらせて帰んぞ。」
ここからモンスターとベートの戦闘が始まった。
ベートは紫苑に渡されたクナイを使い巧みにモンスターの攻撃をさばく。
モンスターの徐々に焦りからかはたまたこれ程にあしらわれているのに怒りを覚えたのか攻撃が単調になっていた。
「動きが単調なんだよ、雑魚が」
その発言の直後ベートはモンスターの頭の上にクナイを投擲する。
「ナイスタイミングだ、ベート」
モンスターは声のする、自分の頭上を見る。
そこには先ほどまで自分の視界にギリギリ入る位置で何かをしてた、紫苑の姿があった。
「終わりだよ、君の命はね。」
紫苑は手に持った雷槍を投擲しようとする。
「貫け、雷光槍」
その言葉を紡ぎ終わると同時に槍を投擲し終わる。
モンスターのいた場所には魔石を持つ紫苑とベートの姿だけがあった。
「相変わらず、無茶苦茶な魔法だな、紫苑」
ベートは呆れたように言い放つ。
「何処がだい?だだ槍を作るのには時間がかかるから、ベートがいなかったら今回は危なかったよ?」
紫苑は呆れるベートに何故という感じで答える。
「そんなことはどうでも良いんだよ、何でソロでこんな場所に潜ってやがる、テメェはこの1年何をしてやがった。」
苛つくベートの言葉に返す、言葉を紫苑は持ち合わせてなどはいなかった。
どうも、投稿者の狭霧です。
初めて後書きを書くのですがおかしな所などはなかったでしょうか?
おかしな所などあればご指摘下さい。
ここでは紫苑の魔法やスキルなどを一つずつ紹介しようと思います。
まずは、投げたクナイの場所に飛んだりしていた魔法ですね。
これは、ナルトのミナトの術が元です。
瞬迅読みはしゅんじんと呼んで下さい
魔法効果
標を付けた物の場所に飛ぶ。
人が着ている衣服などには数分間しか標をつけられない。
遠くの場所に飛ぶほどを魔力を消費する。
武器などには消えない標をつけられる。
という感じでやっています。
もしかしたら何か追加するかもしれないので、その時はまた紹介しようと思います。