ベートローガの親友的ポジションで転生したのは間違っているだろうか?   作:狭霧

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6ロキファミリアと兎

~ロキファミリアside~

少年は目を覚ます。

「知らない、天井だなぁ。」

この少年は覚醒しきっていない意識のなか誰も居ないと思って発言していた。

「目が覚めたか?少年?」

少年はびくりと肩を動かして、声のした方をおそるおそる振り向く。

そこにはとある少女が笑いながら立っていた。

「自分、知らない天井とかおもろいこと言うな。」

その少女は少しイタズラな笑みを浮かべながら少年を凝視する。

「フィン-、この子起きたでー」

少女はフィン達に少年が起きた事を大声で伝える。

少年は訳が分からなかった。

少年はどうしてこんな場所に自分が居るのかさえ分からなかった。

すると、ドアを開けてフィンとリヴェリア、ガレスが入ってきた。

「やあ、目覚めたようだね。」

フィンは少年に優しく声をかける。

その声に安心したように少年はフィンへと自身の身に起きたことを聞いた。

「すみません、僕はどうしてここに?」

「何も覚えてないのかい?」

そう、少年はここにいることがどうしてか分からなかった。

「多分一時的な記憶喪失だろう、君はミノタウロスに追いかけられ死にかけていたところを私達が助けたのだ。」

少年はその話を聞くと思い出したのだろう、急に身を乗り出し地面に正座すると頭を下げていた。

「この度は僕のような者を助けていただいて、ありがとうございます。」

少年はだらだら汗を流しながら土下座をし礼を述べている。

「自分何で、お礼言うてんのに、土下座してんのや?」

「おじいちゃんが、こうしろって言っていたので」

「どんな、おじいちゃんやねん!!ってそんな事はええわ、自分名前は?」

少女の盛大なツッコミが終わると次の話題へと移る。

「えっと、ベル・クラネルっていいます。」

少年は苦笑いしながら少女達に名前を告げる。

「そか、ウチはロキファミリア主神のロキや、よろしく。」

「僕はフィン・ディムナ、ロキファミリアの団長をしているよ。」

「私はリヴェリア・リアス・アルーヴという、副団長だ。」

「ワシはガレス・ランドロックじゃよろしくのう。」

少年は顔を青くする。

まあ、当然の反応だろう自分が今目の前にしているのはこのオラリオの地で最大派閥のファミリアの幹部達を目にしているのだから。

「ベル、そんなに緊張せんでええで、ただ恩恵もないのにダンジョンにおったんを聞こうとおもとるだけやから。」

「えっ?ダンジョンにいた理由ですか?」

ベルはそんなことなの?という表情でロキの質問に答えた。

「えっと、冒険者にしてやるって大柄な冒険者さんに連れてかれました。」

ベルはえへへと笑らってわいるものの、きっと怖かったのだろう。

ロキはベルが膝に置いている、手が震えているのを見逃しはしなかった。

ロキはベルに近づくと頭をさっと抱きこみ

「怖かったな、もう大丈夫やで。」

ベルはそのロキの慈愛に満ちた行動と声に安心したのかロキの胸で泣いている。

ロキはそのベルをなだめながら、三人を見て目配せする。

「リヴェリア、ガレス彼にテストをするけど良いかい?」

「私は構わない。」

「ワシもじゃ。」

三人はベルの姿を見て決めていた、この子に覚悟があるのであれば自分たちで鍛えてやろうと。

ベルが泣き止むのを見ると、三人はロキの後ろにたった。

「ベルよ、お主に問うお主にとって力とはなんだ?」

「僕に取っての力?」

ベルはガレスの問いに少し考えると笑みを浮かべながら答える。

「僕にとっての力は誰かを守れるものです。」

ガレスは頷くと少し下がる。

「では、次は私だ、ベルお前にとって仲間とはなんだ?」

「僕にとって仲間は、お互いに頼れて守るべき存在です。」

リヴェリア、納得したように笑みを浮かべ下がる。

最後は自分だと言うようにフィンはベルの前に立ち問う。

「君は何を求めてここに来た?」

「僕は.....英雄になりたいんです。誰かを守れるぐらい強く.....もうあんな思いは嫌だから。」

ベルは哀しそうにしかし自分の目標をはっきりとフィンへと告げる。

フィンにはベルに何があったかは分からないしかし、ベルの覚悟はしっかりと伝わった。

フィンはベルに背を向けると

「ロキ後は任せたよ。」

そう言うとガレスとリヴェリアと共に出て行った。

「あの?今のは?」

ベルは不思議そうにロキへと聞く。

「ああ、ベルが合格って事や。ベルさえ良かったらウチのファミリアにはいらんか?」

ベルは嬉しそうにロキへ抱きつくと

「はい!!神様!!」

と嬉しそうに返事をしていた。

扉の前にいた三人は笑みを浮かべベルがこのファミリアは入ることを喜んでいた。

 

 

 

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