まあ待て、読めば分かる…たぶん。
ここで年齢についての説明。
少し前に、ランド達の年齢をここに書いたと思いますが、
人間よりもモンスターの年齢の数え方は遅い
という設定です。
つまり、ここに書いた(フリル含む)モンスターの年齢は人間換算です。
めんどくさくてゴメンね。
それでは本編にGO!
油断した。
確かにあの二人が教えてくれた道は正しかった。正しかったが…
「まてー!」
「早く捕まえろォ!!」
「さっさと観念しやがれェーっ!」
…見張り多すぎない?
気を抜いた自分も悪い。
無用心に通路に出た自分も悪い。
でもさすがにこれは酷い。一言ぐらい言ってくれても良かったのに。
見つかってしまった以上、今更そんなこと考えても無駄だ。
何か打つ手は無いか…
少しずつとは言え、追っては確実に距離を詰めてくる。
ランドが焦りを感じ始めたころ、垂直の曲がり角に差し掛かった。
ここで…なんとか…!
一気に速度を上げて追っ手を振り切ると、曲がり角の反対側にワイヤーフックを仕掛ける。
「しぶとい奴め!」
「捕まえて挽き肉にしてくれるわァーッ!」
ギリギリまで引き寄せて…
ビィンッ
「\(ºДº;)ノ====!?」
ドタドタドタグシャーッ
糸に足をとられた追っ手は重なりあって倒れた。
んで壁にぶつかって気絶した。
追っ手を振り切ったランドは更に奥を目指す。
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見張りA「本当です!エンダーマンが一人侵入したんですよォ!」
ボス?「あー、わかったわかった!わかったから静かにせい!…ちょこも…ちょこまかと逃げ回りおって…」
したっぱ達『(噛んだ…w)』
ボス?「よし!あの女をここに連れてこい。…誘い出して殺せ。」
したっぱ達『はっ!ボス!』
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そんな事は露知らず…
ランド「…ここがボス部屋か。」
遂にアジトの最奥部にたどり着いたようだ。
向こう側は広いホールになってるみたいだが…ダークオークのドアのせいでよくわからない…
…待ってても仕方無いか。
ドアを少し開いて中の様子を伺う。
暗くてよく見えないが、部屋の真ん中辺りに人影が一つ見える。
暗闇に目が慣れてくると、その人影が正体を現す…
ランド「フリル!?」
気付くや否や、部屋に飛び込んでフリルの縄を解こうとする。
ボス?「おーっと、動くんじゃねェぜ?」
急に辺りが明るくなる。
同時に部屋に大勢の山賊が待ち構えていた事を確認する。
…ざっと500人はいるだろう。
ボス?「小僧、お前の負けだ。」
勝ち誇ったかのように人間が呼び掛ける。
ランド「…こっちが言いたい所だ。」
ボス?「ふん、負け惜しみを言うても無駄だ。基地の中をちょこも…ちょこまか逃げ回りおって…もう許さんぞ!」
したっぱ「(また噛んだw)」
ボス?「かかれッお前らッ!ズタズタにしてやれェッ!」
したっぱ達『オオオオォォーッ!!』
中に敵がいることは正直お見通しだった。
ここであの二人から貰ったアレが役に立つ訳だな。
ランドは別れ際に二人から貰った『アレ』と火打ち石を取り出す。
『アレ』は鮮やかな赤と白に彩られ、ほのかに火薬の匂いがする。
ランドの体に基盤のような模様が走る。
フリルは今はもう守るべき仲間、種族なんて関係ない。
したっぱの声が一段と大きくなった直後、アジトを揺さぶる様な轟音が辺りに響いた。
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「いやー、驚いたな。」
そう呟くのはモンスター連合軍ネザー支部のウィザースケルトン、スカラである。
上からの指令でオーバーワールドの『寺院基地』とやらに配属されると伝えられ、慣れない地図を手にジャングル入り口で右往左往してる内に…
「スカラ、何か変な音が聞こえないか?」
真っ先に気がついたのはブレイズのチャージ。
確かに山の方から音がする。
かすかだが、叫び声に銃声が聞こえる。
が、それ以上に妙な気配を感じる。
スカラ「どうも、俺達は彼処に行くべきみたいだな。」
残りの全員も黙って頷いている。この気配に感付いたのは俺だけでは無いようだ。
俺達5人は気絶している見張りを起こさないよう、遂に最奥部と思える場所にたどり着いたが…
彼らはその光景に思わず息を呑んだ。
そこに広がっていた光景は…
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ボス?「むぅ…ん…?」
ランド「起きたか。」
ボス?「あのとき何かが光って…体が吹っ飛んで…ここは天国…?」
ランド「頭は寝てるな。」
現状を説明すると…したっぱが飛びかかる直前に、あの二人から貰ったTNTを水に浸して起爆した。
強烈な音と衝撃でしたっぱと親玉が気絶している間に、近くに縄(フリルを縛った余りと思われる)があったからそのまま簀巻きにしておいた。
ランド「フリル、ケガしてないか?」
フリル「すー…すー…」
ランド「…してなさそうだな。」
無事にフリルを救出できて良かった。
基地に戻ったら本部に連絡しておこうか…
…もし、この山賊が『あの』人間からの回し者だったら怖いしな…
ともかく、基地に帰ろう。
フリルを背負うと、ランドは来た道を戻り始めた。
ボス?「オイ!待てよ!」
後ろで山賊が呼びかける。
ボス?「まだ終われねェ…」
「俺様の戦闘シーン無しで終わるなど許さァん!!オイ、この縄を解け!!そして俺様と勝負しやがれェ!!!」
ランド「あ、起きたの?」
ボス?「うるせぇ!!早く縄を解けってんだッ!!!」
ランド「仕方ないな…」
ボス?「ヘッ!さっさとしやがれ!!」
ランドは縄に手をかけ、力の限りに…
ギュウゥゥゥゥゥ
締 め 付 け た。
ボス?「あ"あ"あ"あ"あ"ッ!!何しやがるんだあ"!?」
ランド「危ない奴はこれに限るな。」
ボス?「オイ!!待て!!縄をほどけ!!!バカにしやがって、ぶち殺してや―…オイ!?どこへ行くんだ!オイ!!」
ランドはもう一度後ろに向き直ると、スタスタと部屋を出て行った。
ボス?「オイ!!!待て!!!待てよ!!!!待てったら!!!!待ちやがれェッ!!!!!」
取り残され、静かになる部屋。
ボス?「…もしかして…俺様の出番もう終わり?」
クリーパー「そうみたいっスね」
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?「隊長~、ただの気のせいじゃ無いですかー?」
スカラ「確かに聞こえたんだけどな…」
チャージ「俺も聞こえたぞ、キュビー。」
廃坑に入って20分になる。
もし脅威があるなら今のうちに取り除いておきたいが…
キュビー「そもそもこんな廃坑に誰も寄り付きませんよー?」
スカラ「まあ…今に来るだろ――」
言い終わらない内に俺たち以外の声が響く。
ランド「誰だ!?」
そこには変わった形の剣を構えたエンダーマンが立っていた。
…ん?
背負ってるあれって…
…人間!?
チャージ「誰だ貴様は」
キュビー「さては人間からのスパイ!?」
ゾビ(ゾンビピッグマン)「新手のゾンビか!?」
アレク(ミニガスト)「犬っしょ。」
スカラ「お、落ち着け!」
チャージ「落ち着いてるが?」
スカラ「お前はいいから!!!щ(°Д°)ш」
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ランド「ネザーから?」
スカラ「ああ。」
あれからしばらく話し合った。
彼らはネザーから来たらしい。
ランド「なんでわざわざこっちに?」
スカラ「上からの命令でな。基地潰されたからこっちの基地に転属になって…」
ランド「潰された…?」
スカラ「ああ、人間の奇襲を受けて壊滅した。運良く兵を集めてたから撃退は出来たものの…基地は廃墟同然だ。」
ランド「ついにネザーにも…」
スカラ「こっちの方が激しいんだろ?噂だが…エンダーマンが一人で研究所を襲撃したりとか…」
ランド「(ギクッ)」
アレク「どしたの?顔色悪いよ~」
いつの間にか隣に居たミニガストが尋ねる
ランド「あ?ああ…疲れたみたいだ。」
実際疲れた。
さっきからフリル背負いっぱなしだから腰がやられそうだ。
ランド「じゃあ、僕はこの辺で」
スカラ「おう、気を付けろよ。」
彼らに別れを告げ、基地に戻る。
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着いた…らしい。
見事に寺院に偽装してある。
キュビー「ふぃ~つかれた~」
ゾビ「もう剣も持ちたくねーや…」
スカラ「誰かいないか~?」
……………………
スカラ「誰もいないか__」
「誰だ!?」
俺たち以外の声が後ろで聞こえた。