今年もゆったり更新してきます。
あ"~寒い…(本音)
それでは本編へ…クシュンッ…GO…
シャワーを済まし、部屋に戻る。
ライムは四六時中浴槽で水を浴びていて、こちらは眼中に無いようだった。
共用の大釜(洗濯用)にタオルと服を入れ、風呂場を出る。
ガチャ…
フリル「あっ…」
ランド「あ…」
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就寝時間になり部屋に戻る途中、風呂場の前でフリルと鉢合わせになった。
うわぁ気まずい。こういうの苦手だ。
先に口を開いたのはフリルだった。
フリル「…その…ごめん…なさい…頼ってばっかりで…」
その言葉はちくりと胸を刺したような気がした。
ランド「いや、大丈夫だ。大丈夫だ…けど…」
我慢ならない。言う他無いだろう。
ランド「でも、これだけは忘れないでくれ。」
少し低い位置にある顔を真っ直ぐ見つめる。
クエッションマークが浮かんでそうな顔は、まだ少し眠そうだ。
ランド「頼れる人が居る内に頼るだけ頼っていい。いや、頼ってくれ。…頼れる人が居なくなる前に。」
フリル「…!」
頼れる人を失う苦しみ、救えない辛さは、経験がなければ分からない。多分。
無論、そんな経験はしてほしくないが。
眠そうな目が驚いたように大きく開かれる。
無意識に手首を握ってしまっていたようだ。
フリル「――っ!?(全速力ダッシュ)」
ランド「あ…すま――」
言い終わらないうちに手首を振りほどいて走って行ってしまった。
ランド「ちょっと感情的になりすぎたな…反省反省。」
(遠くの方で)ガシャーン!
ゾビ「ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!(痛み)」
ランド「(あ、ゾビさんはねられた)」
…ま、いっか。
ボブ「なにが反省だってー?」
ランド「うおう!?居たのか!?」
スカル「ちょっと前からな」
ランド「…見てたのか?」
ボブ「いや、全部始終だけだ。」
スカル「それは普通全部って言うだろ」
いつも通りスカルがツッコミを入れる。
三人揃った所で寝室まで歩き始めた。
ボブ「ところでさー、さっきのって…」
ランド「…?」
そう言ってボブは少し間を開けた。
三人が歩みを止め、一瞬辺りが静まる。
ボブ「…ナンパ?」
ランド「失礼な!」
…まあ…端から見たらそう見えるかもだけど!
ボブ「ホントにー?」
ランド「違う!」
ボブ「アヤシイなぁー?」
ランド「違うって!」
ボブ「お似合いだと思うよー?」
ランド「だから!」
スカル「やかましいッ!」
ボブ「ヌぼァっ!」
左端から右端に飛ぶパンチ。
ボブ「いくらなんでもガチ殴りはないっしょ…」
スカル「どうだ?もう一発いっとくか?」
ボブ「人の話を聞けぃ!」
ランド「そっくりそのまま返す」
スカル「ああもうまったく…早く寝るぞ」
無駄話をしながら寝室まで行った。
…あのとき感じた痛みは気のせいかな…
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部屋まで走った。
驚きとか色々含めて心臓がうるさい。
『――頼れる人が居なくなる前に。』
彼の言葉は異様な重みを帯びて胸にのしかかった。
…彼の過去に何があったかはわからない。でも…
…過去…過去…
私の過去って…何があったんだっけ…?
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ゾビ「いつつ…何かにはねられた…」
アレク「いつまでも座り込んでないで早く寝たら?」
ゾビ「うー…わーったよ…」
会議を終え、僕らは寝室に向かう。
スカルが近接戦に出るのには正直…少し驚いた。
アレク「ゾビ…」
ゾビ「んぁ?」
頭をさすりながらゾビが起き上がる。
アレク「…本番じゃヘマしないでね。」
ゾビ「ったりめーだよバカ野郎!」
ゾビが豪快に笑う。気持ちよいほどに笑い飛ばす。
…これがいつまでも続けばいいのに。
【おまけ】
~寺院基地 女子寝室~
苦しい。
辺りは全て闇に包まれ、どこに居るのか分からない。
感じるのは下腹部の重圧だけ。
声もでない。
息が苦しい。
誰か…助けて…
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フリル「ん~…ぅん~…」
ライム「スピー…」
キュビー「(ん…?あの子うなされてる…?)」
フリル「…苦し…っ…」
キュビー「(ありゃ、ライムが乗っかってるのか…スライムは食後重くなるし苦しいだろうな…)」
ライム「ンニャ…水酸化ナトリウム…ムニャムニャ…」
キュビー「(まあいいや、寝よ。)」