The.end?~果て男の復讐劇~   作:クリーパー

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どうも、あけましておめでとうございます。クリーパーです。
今年もゆったり更新してきます。

あ"~寒い…(本音)

それでは本編へ…クシュンッ…GO…



願い/重み

シャワーを済まし、部屋に戻る。

 

ライムは四六時中浴槽で水を浴びていて、こちらは眼中に無いようだった。

 

共用の大釜(洗濯用)にタオルと服を入れ、風呂場を出る。

 

ガチャ…

 

フリル「あっ…」

 

ランド「あ…」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

就寝時間になり部屋に戻る途中、風呂場の前でフリルと鉢合わせになった。

うわぁ気まずい。こういうの苦手だ。

 

先に口を開いたのはフリルだった。

 

フリル「…その…ごめん…なさい…頼ってばっかりで…」

 

その言葉はちくりと胸を刺したような気がした。

 

ランド「いや、大丈夫だ。大丈夫だ…けど…」

 

我慢ならない。言う他無いだろう。

 

ランド「でも、これだけは忘れないでくれ。」

 

少し低い位置にある顔を真っ直ぐ見つめる。

クエッションマークが浮かんでそうな顔は、まだ少し眠そうだ。

 

ランド「頼れる人が居る内に頼るだけ頼っていい。いや、頼ってくれ。…頼れる人が居なくなる前に。」

 

フリル「…!」

 

頼れる人を失う苦しみ、救えない辛さは、経験がなければ分からない。多分。

無論、そんな経験はしてほしくないが。

 

眠そうな目が驚いたように大きく開かれる。

無意識に手首を握ってしまっていたようだ。

 

フリル「――っ!?(全速力ダッシュ)」

 

ランド「あ…すま――」

 

言い終わらないうちに手首を振りほどいて走って行ってしまった。

 

ランド「ちょっと感情的になりすぎたな…反省反省。」

 

 

 

 

                      (遠くの方で)ガシャーン!

                       ゾビ「ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"!!!(痛み)」

 

 

ランド「(あ、ゾビさんはねられた)」

 

…ま、いっか。

 

ボブ「なにが反省だってー?」

 

ランド「うおう!?居たのか!?」

 

スカル「ちょっと前からな」

 

ランド「…見てたのか?」

 

ボブ「いや、全部始終だけだ。」

 

スカル「それは普通全部って言うだろ」

 

いつも通りスカルがツッコミを入れる。

三人揃った所で寝室まで歩き始めた。

 

ボブ「ところでさー、さっきのって…」

 

ランド「…?」

 

そう言ってボブは少し間を開けた。

三人が歩みを止め、一瞬辺りが静まる。

 

ボブ「…ナンパ?」

 

ランド「失礼な!」

 

…まあ…端から見たらそう見えるかもだけど!

 

ボブ「ホントにー?」

 

ランド「違う!」

 

ボブ「アヤシイなぁー?」

 

ランド「違うって!」

 

ボブ「お似合いだと思うよー?」

 

ランド「だから!」

 

スカル「やかましいッ!」

 

ボブ「ヌぼァっ!」

 

左端から右端に飛ぶパンチ。

 

ボブ「いくらなんでもガチ殴りはないっしょ…」

 

スカル「どうだ?もう一発いっとくか?」

 

ボブ「人の話を聞けぃ!」

 

ランド「そっくりそのまま返す」

 

スカル「ああもうまったく…早く寝るぞ」

 

無駄話をしながら寝室まで行った。

…あのとき感じた痛みは気のせいかな…

――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

部屋まで走った。

驚きとか色々含めて心臓がうるさい。

 

『――頼れる人が居なくなる前に。』

 

彼の言葉は異様な重みを帯びて胸にのしかかった。

 

…彼の過去に何があったかはわからない。でも…

 

…過去…過去…

 

 

私の過去って…何があったんだっけ…?

――――――――――――――――――――――――――――

ゾビ「いつつ…何かにはねられた…」

 

アレク「いつまでも座り込んでないで早く寝たら?」

 

ゾビ「うー…わーったよ…」

 

会議を終え、僕らは寝室に向かう。

 

スカルが近接戦に出るのには正直…少し驚いた。

 

アレク「ゾビ…」

 

ゾビ「んぁ?」

 

頭をさすりながらゾビが起き上がる。

 

アレク「…本番じゃヘマしないでね。」

 

ゾビ「ったりめーだよバカ野郎!」

 

ゾビが豪快に笑う。気持ちよいほどに笑い飛ばす。

…これがいつまでも続けばいいのに。

 




【おまけ】
~寺院基地 女子寝室~

苦しい。

辺りは全て闇に包まれ、どこに居るのか分からない。

感じるのは下腹部の重圧だけ。

声もでない。

息が苦しい。

誰か…助けて…
――――――――――――――――

フリル「ん~…ぅん~…」

ライム「スピー…」

キュビー「(ん…?あの子うなされてる…?)」

フリル「…苦し…っ…」

キュビー「(ありゃ、ライムが乗っかってるのか…スライムは食後重くなるし苦しいだろうな…)」

ライム「ンニャ…水酸化ナトリウム…ムニャムニャ…」

キュビー「(まあいいや、寝よ。)」
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