fate/calibur   作:魔神オルタちゃん

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今日ガチャで礼装桜ちゃんがきました
二枚目ですw


第4話

 

 

 

 

 

 

フランス生活一日目。

 

適当な筏を作って帆を張って強力な風の魔術で加速したらあらビックリ一時間以内でフランスに渡れました。いや元々近かったのもあるけどね。丸太をつなぎ合わせてボロ布の帆を張っただけの筏がジェットスキーみたいな感じでイギリス海峡を渡る図っていうのはシュール通り越して真顔になる。

人目につかなかったからよかったものの、もし見つかってたら軽いパニックになっていただろうね。

 

ある時、マーリンが言っていた。ブリテンは今や現代最後の神秘の地。神代の法則がわずかに残った唯一の場所であるのだと。

そこから来たブリテン人の魔術なのだ。既に法則が塗り替えられたフランスで今の私が扱う魔術は異様にしか見えないだろう。

なるほど、確かにマーリンの言っていたことは本当だったようだ。

肌が感じるのだ。『此処は違う』と。大気中のエーテル濃度がブリテン島と比べて希薄過ぎる。

正直満足のいく魔術行使はあまり出来ないだろう。人一人焼殺するには十分だが。

 

ここに来ての目的はここ最近の異変に関してだ。

情報収集をしようとして気づいたことがある。

それはあまりにも人が外に出ていないことである。

外にいる人がいても周りをキョロキョロしいて落ち着きがないのである。

 

ため息を吐きながら私は酒場で軽いつまみを食す。簡素な干し肉だが、ブリテンの食事と比べればはるかにマシと言えるのが何とも言えない。

 

 一人で寂しく食事をしていると、どこかからか興味深い話が聞こえてくる。

 本当に小さな声ではあった。だが確かに聞こえたのだ。

 

 ……『動く死体』、と。

 

フランス人A「――――また村一つが動く死体だらけになったらしい。肌が真っ青になっているのにまるで生きてるかのように動くんだとさ」

 

フランス人B「まだ風のうわさじゃないだろうな。この前も聞いたぞ、それ」

 

フランス人A「それが嘘じゃないんだよ。今回は目撃者付きだ。何でも『シト』って名乗る奴が片っ端から人に襲い掛かって動く死体にしたって」

 

フランス人B「それこそ嘘だろう。誰が信じるんだそんなこと」

 

フランス人A「情報屋だよ。信頼できるやつだ、間違いない」

 

フランス人B「…………世の中何が起こるかわかったもんじゃないな」

 

その会話の中のキーワードに脳内ウィキペ○ィアが反応する。

 シト、しと――――死徒。死徒か。確か後天的に吸血鬼になった奴の総称だったか。そして、動く死体というものは恐らく『食屍鬼・グール』だろう。情報が確かならばそいつらは今フランスで大暴れ中という事になる。

そいつが雑魚ならいいが、死徒二十七祖の場合は流石に俺も応戦せざるを得なくなる。(勝てないとはいってない)

 

肝心なことを忘れている気がする。

……ああ、死徒って倒す方法が限られてるんだった。『食屍鬼・グール』程度ならば物理手段でぶっ殺せるだろうが、アイツ等ってたしか宝具も無効化できるんだっけ。面倒くさいなぁ。神造兵装の一つでもあれば表面上は対等に戦えるんだろうけど……。

 

アルマ「はぁ……幸先悪いな」

 

あそこまで宣言した癖にこの様だ。

妹に合わせる顔が無いと言うのはこの事だろうか。

 

とりあえず俺は、休憩を兼ねて今日の夜は近くの安宿で過ごすことにした。

お金も節約しないとね。

あかいあくまが聞いたら褒めてくれるかな。

·····あかいあくまって誰だろ?

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

外から来る光がすっかり消えてしまった真夜中、俺は外を出歩いていた。

武器は光の屈折を使って見えなくしている《迸るは極光聖剣〈エクスキャリバー〉》ともう片方には丸見えの

《概念殺しの宝刀〈イマジンブレード〉》をもち歩いている。

 

「へへへ····良い女じゃないか~」

 

アルマ「貴様何者だ?」

 

「へへへ····何者だって?知ることは無いんだからなぁ‼」

 

アルマ「···········」

 

「殺したあとにたっぷり楽しんでから血をギュンギュン吸ってやるぜぇ‼」

 

アルマ「昼間に聞いた死徒と言うやつか······」

 

「へへへ‼シネェ‼」

 

アルマ「······ハァッ‼」

 

聖剣を上に構え左手を剣に添え聖剣を振り下ろした。まずは二連撃を繰り出し吸血鬼の両腕を切り落とした。

 

「ぎゃああああああああああああああああああ‼きぃぃぃぃぃぃぃいぃぃいさぁぁぁぁぁぁぁまああぁぁぁぁあぁああぁ‼よくも俺様の腕をおおおぉぉぉぉ‼このアマぁぁッぁぁぁ‼殺す‼絶対にぜぇぇぇぇぇぇたっいに殺すぅ‼」

 

アルマ「やかましいコウモリだ······死徒に堕ちたクズが何をほざくかぁ‼」

 

「うがぁあああああああああ!!!!」

 

アルマ「セイィ‼」

 

「効かねぇよぉ‼俺様は死なねぇんだからなぁ‼」

 

ズパッン‼と音が響いたあと死徒になったものの首が吹っ飛ぶその場で命を終えた。

 

アルマ「···················」

 

俺は思った。

死徒に関して、吸血鬼に関して、一番の強敵である真祖の存在。

更なる自分の強化をしないといけないと痛感──はしなかったけど、そう感じがした。

そこで気がつく。ここに吸血鬼、食屍鬼がいるとしたら·····。

 

弾ける様にしに俺は宿の中へと飛び込む。

予想的中。血を吸われて安宿の中は『食屍鬼・グール』だらけになっていた。

顔を少しだけ歪ませながら全員切り捨てる。まだ『食屍鬼・グール』程度ならば高い再生能力は持ち合わせていない。通常武器でも十分殺せる。

とはいえ、巻き込まれただけの被害者を切り捨てるのは中々堪える作業であった。

加害者になる前に昇天させたと思えば気は少しだけ楽になるものの、結局は言い訳。深いため息を吐きながら、私は安宿の外を窓から覗き見る。

 

「探せ! 女子供一人残らず見逃すな!」

 

「血を、血をぉぉぉおおおおおおおおお!!」

 

「キケケケケケケケキャキャキャ!!」

 

 百鬼夜行が広がっていた。

 死徒の群れが街の人々を探しては血を吸い、己の『子』を増やしていく。彼らにしてみれば普通の行いであるだろうが、人間からしてみれば捕食行為か何かだと思える。行われるのは一方的な蹂躙。人外級の身体能力の前では一般人などただの血液袋でしかないのだから。

 

アルマ「────────」

 

一般人は動揺をし叫びながら逃げ出すのだがしかし‼アルマは違った。逆にアルマは‼奴らに向かって剣を構え走っていった。

 

アルマ「ハァッ‼そのくび置いてけぇ‼」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

惨劇であった。床は血で赤く染まり木の赤い絨毯となっていたのだ。一般人がこれを見たら狂気に堕ちるかもしれない。そこ俺は思った。

 

アルマ「吸血鬼って·········

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

弱くね?」

 

この惨劇で能天気なアルマであった。

 

奥歯を食いしばりながら、二つの剣を鞘へと納める。

 

アルマ「……強くなりたい」

 

できれば、可能な限り望むものを守り通せる様な力が。

どんな暴力にも屈しない不屈の力が。

今まで求めてこなかった物が、今になって欲しくなる。己の不甲斐なさ、弱さ、慢心。全てをこの瞬間自覚したからか。

 

アルマ「――――行くか」

 

無言で街の外へと歩き出す。

騒ぎを起こした以上この街には居られない。下手すれば異端者として捕えられかねない。

なら立ち去るまで。まともに一睡もしていないが、人間頑張ればなんとかなるだろう。

 

強くなる。

 

そう言えば、武者修行でここに来たんだっけ、俺は。

 

アルマ「……なんだ、ちょうどいい相手、いるじゃん」

 

死徒。そうだ、良い練習相手だ。

まだまだ一杯いるなら、多少狩り尽くしても構わんだろう。

 

 

 

この瞬間、後に『吸血鬼殺し〈ヴァンパイア・キラー〉』と呼ばれる少女?が誕生する。

まるで取りつかれたように死徒を見つけては殺し、襲われている町を救っていく天の御使いと人々に称えられ、後に彼女は歴史に隠れた偉人として後世に語り継がれていくとかなんとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は男なんだが。

その言葉は永遠に理解されることは無かったのだ。




これ以上強くなってどうするんだアルマくん·····
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