イギリスマグル界地下組織の総帥は魔法界も救うようです。   作:妃 翠

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設定と日常

クイント・クエレキュート

性別:女

年齢:11歳(1991年時点)

髪:サンディブロンドで毛先のみウェーブがかかったロングヘア

瞳:左が緑で右がオレンジ(もともとは両目ともオレンジだったが事故の後遺症でオッドアイに)

 

【概要】

本作主人公。

イギリスマグル界地下組織『クエレキュート』の総帥。

総帥であるにも関わらず、第一線で戦闘をこなすこともある。

3歳の時に事故で両親を亡くしており、天涯孤独。その際の後遺症でオッドアイになった。

普段は厳格に組織をまとめているが、女の子らしい一面もあり、趣味はバレッタ集め。普段はエナメル製の黒と白のアーガイル柄のバレッタを使用している。

 

【魔力に関して】

6歳ごろから魔法に目覚めた。

自分が他の人と違う力を持つのが不思議で亡くなった父と母について調べると、母親が魔法族のスクイブだと判明。よって血筋は半純血である。魔女狩りなどの歴史もふまえ、通常時は隠している。

よく命を危険に晒すためか、魔力が強い。

 

【能力】

11歳にして組織をまとめるカリスマ性を持つ。

総帥だけあって判断力や決断力、洞察力に優れる。

頭が良く、得意なのは兵学。策士である。

また、実際に敵対勢力と戦うなど戦闘力も高い。

ただし、まだ体が小さいので重火器の扱いは部下に任せることが多い。

 

【特殊能力】

クエレキュート家は代々幻術師であるため、クイントも幻術が使える。幻術を使う際は瞳孔が赤くなるがそれを見たことがある人間は少ない。(認識する前に幻術にかかるため。クイントが赤くなった瞳孔を見せる意志を持たない限り見ることはできない。)

 

【性格】

通常は優しく仲間思い。自分1人で組織が成り立つわけではないことをよく理解しているため部下相手であっても傲慢な態度をとることは殆どない。また、総帥らしく多少のことでは動じない胆力がある。

戦場に出ると冷徹で無慈悲な性格になる二面性を持つ。

 

【事故】

3歳の時に遊園地を訪れた際に爆発事故に巻き込まれ負傷。両親はクイントを庇って死亡。その際の後遺症で左目の色が緑色に変化した。

実は、クエレキュート総帥一家を狙った意図的な事故の可能がある。

 

 

 

 

 

 

ミュラ・レドモンド

クイントの世話役兼『クエレキュート』の最高幹部の一人。重火器の扱いが上手い。20代後半の女性で縦巻きロールの長い黒髪が特徴的(天然パーマ)。

 

実はレドモンド家は『クエレキュート』と敵対する組織に所属していた。

しかし、所属組織が『クエレキュート』との抗争で敗北し壊滅。ミュラの両親は命を落とし、12歳でミュラは天涯孤独となった。そのミュラを憐れに思った先代総帥(クイントの父)がクエレキュートに引き入れて大学を卒業するまで保護した。

 

ミュラはそのことに恩を感じており、『クエレキュート』に忠誠を誓い、クイントを世話し、若年故に未熟なクイントを補佐している。

クイントのことは年の離れた妹のように思っている。

『クエレキュート』に恨みや復讐心は持っていない。

 

 

 

 

 

クルフ

『クエレキュート』の最高幹部の一人。臨機応変な戦闘を得意とし、どんなものでも武器として使用する。40代の男性。 寡黙。

 

ジェイ(ジェイコブ)

『クエレキュート』の最高幹部の一人。狙撃手兼重火器兼爆弾担当。30代の男性。フランクな性格で率直な物言いをする。ツッコミのようなボケ担当。

 

ロッティ

『クエレキュート』の最高幹部の一人。30代女性。赤褐色の髪に赤メッシュ、ウルフカットが特徴の火炎使い。重火器では火炎放射器を担当。

ボケのようなツッコミ担当。

 

シャノン

『クエレキュート』の最高幹部の一人。19歳の電脳ガールで情報担当。フワフワとした茶髪と眠たげな目が特徴。大学生。

ハッキングは朝飯前。若干厨二病。戦闘時は重火器をコンピューターで遠隔操作する。

 

 

 

イギリス(マグル界)地下組織『クエレキュート』

【概要】

イギリスの裏社会を統治する組織だが、場合によっては海外に遠征することも。目的はイギリスの治安維持であり、無駄な殺しはしないのが信条。イギリス警察も容易には手が出せない組織。

 

【組織図】

総帥(クイント)

|

最高幹部(ミュラ、クルフ、ジェイ、ロッティ、シャノンの5人。)

|

幹部(情報をまとめたり、何かと工作したり……。)

|

『クエレキュート』所属家(戦闘員や情報収集員など。)

|

その他協力者(資金援助や情報提供など、世界中にいる。)

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「おはよう、ミュラ。」

「おはようございます、お嬢様。」

イギリス、コークワース州、クエレキュート家。

イギリス地下組織、『クエレキュート』の本部であり、総帥の自宅である。

 

現総帥、クイント・クエレキュートは朝の食堂に姿を現した。

「他の皆は?」

「もうじき朝の見回りから帰ったきます。シャノンはコンピューター室にいますけど。」

「わかったわ。」

クイントはそう言ってシャノンのいるコンピューター室に向かう。

 

「シャノン、入るわよ。」

カチャリとドアノブを回し、コンピューター室に入る。

シャノンは机にぷっ潰して眠っていた。

机の上を見れば大学のレポート。どうやら大学の課題途中に寝落ちしたらしい。

「シャノン、シャノンってば。」

クイントが揺り動かすと、眠たげに目を開いた。

「ファア……。ってお嬢様!」

欠伸をしたシャノンはクイントの姿を認識するやいなや飛び起きた。

いつもは眠たげな目も、パッチリと開いている。

「おはよう。寝落ちしたみたいね。」

クスクスっと笑ってクイントが言う。

「お、お嬢様……。申し訳ございません。」

シャノンは大急ぎで髪を撫でつける。

「別に謝らなくてもいいけど、もうすぐ朝食よ。」

着替えてきてね、と言ってクイントは部屋を出た。

 

食堂に着くと、シャノンを除く最高幹部が集まっていた。

「おはようございます、お嬢様。」

「おはよう。」

挨拶を交わして席に着く。

「本日も、異常はありませんでした。」

最高幹部を代表してクルフが朝の見回りの報告をする。

「そう、いいことね。ありがとう。」

クイントは言った。

「おはようございます……。」

シャノンが食堂にやってくる。

「また寝坊か、シャノン。」

ニヤニヤと笑ってジェイが声をかける。

「お嬢様に起こされたんでしょ?家中に響いてたわよ、あなたの声。」

ロッティも笑って言う。

シャノンはウゥと短く声を上げ、両手で顔を覆う。

「まぁまぁ、からかうのはよしなさい、二人とも。……シャノンは早く寝ることね?」

ミュラが言う。

 

朝食が机の上に並べられ、全員が席に着く。

「ふふ、今日もベーコンの焼き加減最高。」

クイントがベーコンを頬張って言う。

「それはよかった。」

ミュラが笑う。

クルフは黙ってコーヒーを飲み、ジェイはスクランブルエッグを食べ、ロッティはサラダに手を伸ばし、シャノンはトーストをかじる。

 

ごくごく平和な日の朝であった。




クイントのファミリーネームと組織名を明確に分けるため、ファミリーネームはそのままクエレキュートと表記し、組織名は『クエレキュート』と表記します。
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