私は何だ…ここはどこだ…私は誰だ?お前は誰だ?私にはなにも分からない。
いや、覚えてることがあった。昔、私のことを〇〇〇〇だと呼ぶ奴がいた
「うー寒い」
私は手を袖の中に入れて温めた
全然あったかくなんない
私は岩本かなえ、いたって普通の高校1年生。
「ほんと今日は寒いよね」
こう言ったのは私の友達、北里桜だ。
「そういえばかなえ、うちの学校にある7不思議って知ってる?」
少し奇妙な声で桜が聞いた
「7不思議?学校の階段の段数が違うとか?」
「かなえ、そういうの無いからね今時、あったとしてもおかしな学校」
桜がバカにしたように言う
私は真面目に言ったんだけどな
「気になるでしょ」
すごく話したそうな声で言われたが
「いや、全然」
なんのためらいもなく私は言い切った。
「そう、そんなに気になるの?しょうがないなぁ特別に教えてあげよう」
興味無いって言ったのに、人の話聞かないな桜は。
「私が知ってるの二つだけなんだけどね、一つ目は学園祭の時にだけ時計が狂う
二つ目は体育祭の時に時が止まるっていうやつ」
とミステリアスな声で言われたが私としてはなにも感じない
「そうなんだ」
私はそう言ってからある事を思い出した
「そういえば桜、今日日直じゃなかった?」
そう、確か今日は桜が日直だったはずなのだ
「………しまったー!!!」
「ごめんかなえ、先に行く」
と言って走って学校に向かっていった。
まったく、運動神経は良いのに記憶力は悪いのかな。
そう思ってから、私は「しまった」と思ったのだ
私は運動神経としては桜より低いが成績はかなり良い方だ
そのせいで何かと目立つ。
「あ、あのこれよかったらみてください」
と渡された手紙、桜がいるときはこういう事は無いのだが
1人でいるとこういう事が多い。
「あ、ありがとう…」
半端なくぎこちない事を感じながら一応お礼を言った。
恐らくこれは、ラブレターと呼ばれるものの類である
私は心の中で溜息をついた
こういう事からも目立ってしまうという特徴がある。
特に女子からは色々と言われそうで嫌だ
今現在はなにも無いがこのままいくといつかはいじめられそうだ
とりあえず私も走って学校に向かった。
「困ったものだなぁ」
私は小さく溜息をついた
「あら、岩本さんどうしたの?溜息なんかついて」
この人はうちの学校で一番綺麗な人で生徒会長、ファンクラブまであるらしい
「先輩、こんにちは…少し疲れちゃって」
私は少し先輩に甘えてるかもしれない
「確かに岩本さんは色々と大変そうだものね」
心配してくれたりしてくれる生徒会長と私はかなり仲が良い
「でも若干なれました」
そうなのだ、高校に入ってから3ヶ月、少しはこの状況に慣れてきた
「そう?あ、引き止めてしまってごめんなさい、じゃあ頑張ってね」
「はい、ありがとうございます」
私の気持ちは少し軽くなって軽い足取りで教室に向かった。